嫌子出現による弱化では、いろんな副作用が生じる。どんな副作用が生じるかをしっかり把握しておくことだ。その典型は精神疾患のリスクを高め、望ましい行動を増やせないことである。そうした内容について、島宗リーダー本による第383回目の引用である。
【引用はじめ】
嫌子を使った弱化には副作用があります。嫌子を使った弱化の体験が続き、積み重なれば、抑うつ的になり、眠れなくなり、食欲も減退し、体調を崩し、精神疾患のリスクが高まります。
嫌子を使ったマネジメントにはこのように望ましくない副作用がありますが、問題はそれだけではありません。
何より、弱化は望ましい行動を増やしません。その定義どおり行動を減らす公式です。弱化を使って部下を伸ばしたり、チームをつよくすることはできないのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.196~p.197)
【引用おわり】
嫌子の多用は、決していい結果を生まない。一時的な効果があるので、嫌子をついつい使ってしまう傾向がある。十分留意する必要がある。
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