部下を叱っても、その後期待どおりの行動ができるとは限らない。それより、なぜうまくいかなかったかを部下にわかるように伝えることである。そして、適切な行動ができるよう練習することである。そうした内容について、島宗リーダー本による第385回目の引用である。
【引用はじめ】
部下がミス繰り返さないように強化の公式を使うには「前駆的フィードバック」を用います。前駆的フィードバックでは、部下がミスをしたことを伝え、本来すべきだった行動を伝えます。必要なら手本を示し、やってみさせ、できなければやり方を教えます。できたら強化します。
そして、同じ行動をする次の機会を設定します。たとえば、「明日の会議で報告するときには、今のようにやってみよう」などと促すのです。
最後に、次の機会にその望ましい行動ができているか確認して、できていたら強化します。
つまり、前駆的フィードバックでは、ミスや失敗を、学習する絶好のチャンスと捉え、その場で、そして次の機会に、部下の望ましい行動を強化できるように工夫するのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.197~p.198)
【引用おわり】
ミスや失敗などはないほうがいい。しかし、初めての取り組みなどには、ミスや失敗はつきものである。ミスや失敗があったら、その対策はいかにあるべきか適切な行動のあり方について学ぶことが大事だ。手本などを参考にすることである。
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