褒めたら相手の行動が必ず変わるだろうか。褒めたけれど、何の変化もないなんてこともある。それはなぜだろうか。そうした内容について、島宗リーダー本による第388回目の引用である。
【引用はじめ】
ポジィティブな行動マネジメントでは正の強化を重視し、推奨しますが、何でもかんでもとにかく褒めなさいということではありません。褒められることが強化として作用しないこともあります。
たとえば、「最近頑張ってるなぁ」とか「お前、仕事できるなぁ」といった、漠然とした褒め言葉や、「○○くん、信頼してるよ」とか「○○さん、お得意さんから評判いいよ」といったおだて言葉は、うまく使えば、部下との信頼関係を築くのには有効ですが、業績につながる特定の行動に対してかける言葉ではあ強化することにはなりません。褒める=正の強化ではないのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.199)
【引用おわり】
褒めるといってもお世辞だったり、漠然としたもの言いでは、効果的な強化とはなり得ない。褒めることは、適切な行動がなしえたときに、適切なタイミングで強化されてはじめて有効である。
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