褒めたことが業績とかけ離れていれば、単なるおだてられたことになる。これでは、強化されたことにもならない。褒めたことが業績と直結していれば、強化されたことになるのだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第390回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーが、成果のコミュニケーション公式(何を、どれだけ、どのように、いつまでに)を使って行動と成果の関係を明示した上で、行動指標の達成度を伝えれば、行動指標を中継的好子(虫眼鏡効果=測定と見える化を狙う)として活用できます。
言葉でいくら褒めても、それが仕事や業績とは無関係なら、おだてているのと同じです。部下もそれに気づきますし、強化にはなりません。
反対に、業績と直結する標的行動の実行や上達を褒めるのであれば、そうした褒め言葉は好子として機能します。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.200)
【引用おわり】
標的行動を達成するには、行動指標を中継的な好子にするのである。成果が行動と直結することで、その行動は強化されるのである。
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