DCOM (ディーコム)診断ツールによって、企業の課題は何かを明確にする。その中でも、D (Direction=方向性) の「統合指標」の概念は重要だ。経営における中心的な目標は何かが明確になっているかどうかを表しているからである。そうした内容について、島宗リーダー本による第372回目の引用である。
【引用はじめ】
ここに提示したDCOM(ディーコム)診断ツールは4つの評価点ですが、下位項目を合わせると全部で70以上になります。 その中でも、Dに含まれる「統合指標」という概念を取り上げると、高業績企業はそうでない企業に比べて、経営目標などの数は少ないのです。
数が少ないだけではもちろん不十分です。目標の質が肝心です。そして、目標の質は、それがどれだけ他の指標を内包していて、かつ、事業にとって中心的かどうかで判断されます。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.189~p.190)
【引用おわり】
経営目標があいまいなために、社員にそれが十分浸透してない。そのことは問題だ。社員にとって、企業の業績を上げるために、目標は何かが把握されていなければならないということである。
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