合併などによって、全社員の行動を改善するには、ポジィティブな行動マネジメントを導入するのがいい。それを導入するにあたっても、いくつかのポイントがある。そうした内容について、島宗リーダー本による第368回目の引用である。
【引用はじめ】
ポジティブな行動マネジメントの全社的で大規模な導入には様々な手法がありますが、うまくいった事例を分析すると、以下の共通点があげられそうです。
- ポジティブな行動マネジメントの方法について理解した数人を中心とした、核となるチームをつくる。
- 社内全体でそれぞれの部署のリーダーにポジティブな行動マネジメントの方法を教える。
- ただし、単なる研修ではなく、業務と直結したプロジェクトの一貫として位置づける。
- 社内全体の行動目標を調整し、フィードバックのための指標を作る。
- 同時に、そうした指標を使って部下をコーチングする技術的な練習を行う。
- 社内のリーダーが実際にそのように部下に接する行動を強化する仕組みを階層的に整える。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.187~p.188)
【引用おわり】
ポジィティブな行動マネジメントを導入する上で、重要な留意点がある。それは、「中核チームづくり」「業務直結の行動マネジメントの教授」「行動目標とその評価」「部下のコーチングの強化」などだ。これによって、上司の適確な行動コーチングが、部下の積極的な行動を促進するのである。
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