正の強化として機能する好子には、褒めることだけでなくいろんなものがある。その状況に応じて適切なものを使うことである。そうした内容について、島宗リーダー本による第389回目の引用である。
【引用はじめ】
正の強化にはいくつもの方法があります。褒めるのはそのうちの1つでしかありません。他に使える好子がないかどうかを探しましょう。
虫眼鏡効果(測定と見える化)を狙う中継的好子を使うことを、まずはお薦めします。部下への期待を行動化、焦点化し、成果のコミュニケーション公式(何を、どれだけ、どのように、いつまでに)にもとづいて明確に伝え、標的行動を記録し、見える化すれば、ほとんどの場合には正の強化として作用します。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.199)
【引用おわり】
標的行動の達成には、時間を要するものがある。「塵も積もれば山となる」といったようなものである。そうした場合は、その達成までを中継するような好子が必要である。標的行動を記録し、見える化するのである。それには、グラフ表記などが有効だ。
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