嫌子の出現は、その直前の行動を減らす。これが弱化の公式である。そうした内容について、島宗リーダー本による第380回目の引用である。
【引用はじめ】
部下があなたの目を見たときに叱ったら、減るのはあなたの目を見る行動です。ずっと下を向いて、目を合わせないようになるでしょう。
部下が何か説明しようとしたときに叱ったら、減るのはあなたに話しかける行動です。あなたに重要な報告をする行動も減ってしまうかもしれません。
たとえあなたの意図が、この部下が昨日しでかしたミスを叱ることにあっても、これが弱化の効果なのです。
なぜなら、強化がそうであるように、弱化の公式でも、嫌子の出現はその直前に実行されていた行動を減らすからです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.196)
【引用おわり】
叱られたりすれば、その直前の行動を減らしてしまう。部下が報告した行動を叱ったら、報告行動を減らすことになる。叱るというのは嫌子であり、その直前にした行動を減らすのである。これが、嫌子出現による弱化なのである。
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