2024年10月3日木曜日

島宗リーダー本370「業績を評価する診断ツール」

 今ある企業にとって、どんな問題があってどう改善すべきかを明らかにする診断ツールを利用するといい。それが、高業績を生み出している企業の特性から見出されたDCOM診断ツールと呼ばれるものである。そうした内容について、島宗リーダー本による第370回目の引用である。

【引用はじめ】

 非常に高い業績を持続して生み出している企業の特性を調査する研究から見出されたDCOM(ディーコム)診断ツールがあります。

 その診断ツールによれば、高業績を持続していく企業体になるためにはどこに改善の余地があるかを探し出せます。

 売上や利益などの各種経営指標、顧客満足度や従業員満足度、安全管理などの記録(事故件数など)と、企業のマネジメントを評価する数多くの項目をつきあわせると、高業績企業とその他の企業を分ける分水嶺のような項目が見つかります。それを類型化したのが4つの評価点です。

  1. Direction(方向性)=経営目標の徹底
  2. Competence(コンピテンス)=社員能力の向上
  3. Opportunity(機会)=適正な権限配分
  4. Motivation(動機づけ)=的確な評価

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.188)

【引用おわり】

 企業の業績を明らかにすることがDCOM診断ツールは、4つの大項目があり、それぞれの下位項目として十数の調査内容がある。それに回答していくことで、何が問題かを見える化することができる。

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