行動とはと問われて、どう答えるだろうか。行動分析で考える行動は、日常的なものとはかなり異なるのである。「具体性の原則」に則ったものが行動である。その原則は4つの条件がある。そのことに関する、石田本による第41回目の引用である。
【引用はじめ】
行動とは一体何なのか。その条件を明らかにしておこう。
- コミュニケーションをとる。
- モチベーションを上げる。
- 信頼関係を築く。
- 絆を深める。
こうしたことは日常的に使われる。これらははたして行動なのだろうか。部下がこれを聞いて、何をしたらいいのか分かるかどうかである。これらは行動分析で言うところの「行動」ではない。行動の定義としてMORSの法則がある。この法則は「具体性の原則」と呼ばれ、以下の四つの条件から成り立っている。
- Measured (計測できる)
- Observable (観察できる)
- Reliable (信頼できる)
- Specific (明確化されている)
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.84~p.85 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
行動は、4つの条件からなる「MORSの法則」に当てはまるものである。 4つの条件とは、「計測」「観測」「信頼」「明確」といったものに当てはまらなければならない。
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