部下は仕事に対して、自発的に取り組むようにすることが求められる。それには、仕事のやり方が分かって、それを継続するようにするのだ。そのことに関する、石田本による第45回目の引用である。
【引用はじめ】
たいていの部下は自発的に取り組もうとしない。取り組ませても継続しない。上司がいるときは取り組むが、一人になるとやらなくなってしまう。図は行動を継続させる方法を図式化したものである。矢印①は、行動を細かく分解することを示している。分解することで何をしたらいいかを見つけ、その中でも特に重要なものに焦点を当ててやらせる。次のステップが矢印②だ。いかにして行動を持続させるかを示す。
部下ができない理由は、二つである。一つは「仕事のやり方が分からない」。もう一つは「やり方は分かっているが継続できない」。行動分析の一番のキーは矢印②にある。それは、いかにして自発的に仕事をさせるかという問題である。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.89, p.91 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
仕事を自発的に取り組むようにするには、まず仕事のやり方が分からなければならない。それには、仕事のやり方が分かるように分解するのである。そして、その仕事を継続して取り組めるようにする。そうして、仕事の成果を得るようにするのだ。
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