望ましくない行動を減らすには、どうするか。行動マネジメントにおいては、三つの手順がある。罰(P+) 、ペナルティ(P-) 、行動の消去(E) の方法である。そのことに関する、石田本による第51回目の引用である。
【引用はじめ】
行動を減らす手順には二つのパターンがある。
罰(P+)とペナルティ(P-)だ。
罰によって行動が減る。あるいは何かを与えたら行動が減ることをいう。たとえば降格など、本人にとって罪になるものを与える。ペナルティはそれを奪うことで、たとえば昇進を取り消すといったケースが考えられる。いずれの場合にも行動は減る。
このほか「行動の消去(E)」という方法もある部下の行動を無視することによって行動をなくしてしまうやり方だ。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.95 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
組織などにおいて、望ましくない行動があった場合は、職位の降格(罰P+)が言いわされたり、昇進の停止(ペナルティP-) などの憂き目にあう。また、上司が部下に目をかけなくなる(行動の消去E)などである。 こういったことが、望ましくない行動の直後に行われると、確実に行動は減ることが行動科学では明らかになっている。
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