行動とはどのように定義されるか。四つの条件からなる行動の定義がある。それがMORSの法則である。「計測」「観察」「信頼」「明確化」の四つの条件からなるものだ。そのことに関する、石田本による第42回目の引用である。
【引用はじめ】
行動とは一体何なのか。その条件を明らかにするものとして、MORSの法則がある。この法則は「具体性の原則」と呼ばれ、以下の四つの条件から成り立っている。
- Measured (計測できる)
- Observable (観察できる)
- Reliable (信頼できる)
- Specific (明確化されている)
「計測できる」とは、文字どおり計測可能であることを意味する。数値化と言ってもいい。「観察できる」とは、特定の行動をしているかどうか誰が見ても分かるということだ。観ることができることで、行動と言える。「明確化されている」は、たとえば企画する、徹底するなどとすると明確でなく、誰が何をどうするかが大切である。「信頼できる」とは、三者三様の客観性がない三人が三人とも同じ行動として定義されることが大切なのだ。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.84~p.85 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
行動とは、計測ができ、観察ができ、信頼でき、明確化されるものである。このようにMORSの法則に即した行動により、望ましい行動も生み出すことが可能となる。
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