行動を増やすには、行動の直後の事象を「リインフォース(強化)」することである。望ましい行動を増やす場合と、望ましくない行動を減らしより良い行動を増やす場合がある。それが、「積極的なリインフォース(R+) 」「消極的なリインフォース(R-) 」と呼ばれるものである。そのことに関する、石田本による第50回目の引用である。
【引用はじめ】
行動を増やす手順を「リインフォース(強化)」と呼ぶ。行動がリインフォースされるには、二つのパターンがある。
「積極的なリインフォース(R+) 」と「消極的なリインフォース(R-) 」である。
積極的なリインフォース(R+)とは、何かを与えることで、ターゲットとなる行動を増やすことだ。たとえば賞賛や昇進、プレゼントなどを使う。
消極的なリインフォース(R-)は、何かを取り除いたり減らしたりすること、たとえば危険からの回避、上司に怒られないよう事務所に入室する行動を回避するということで行動を増やすことをいう。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.94~p.95 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
行動とその直後における環境の変化によって、行動が増えたり、減ったりする関係を随伴性という。行動マネジメントにおいては、この随伴性を明らかにして、行動の変化を記述するのである。
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