リインフォースはずっと変わらないなんてあり得ない。食事だって、お腹が空いていれば、すごく欲しがる。しかし、お腹がいっぱいだったら、欲しいとは思わない。そんな時は、食事はリインフォース(強化)因子とはならない。そのことに関する、石田本による第59回目の引用である。
【引用はじめ】
リインフォース(強化)因子は変化する。食事に誘われて嬉しい時もあれば、その誘いをわずらわしく感じるときもある。若いときに楽しかったダンスが、中年になって興味を感じられなくなることもある。プライベートな会話でリインフォースになる話題が、公の場では罰となるケースもある。食べ物やファッションの好みが日によって違うように、リインフォース(強化)因子も時と場所によって変わる。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.102, p.104 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
リインフォース(強化)因子は、状況によってその機能を果たす場合と、果たさない場合がある。あくまでも、リインフォース(強化)因子というのは、行動頻度を増やす場合のことをいう。
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