駐車違反したために、罰金が課せらた。ペナルティである。次からは駐車違反をしなくなる可能性は高くなる。レンタルビデオの返却期限を過ぎてしまった。延滞料金を払うことになった。次には返却期限を守るようになるだろう。そのことに関する、石田本による第74回目の引用である。
【引用はじめ】
ペナルティは、本人がある行動をすることによって、本人が価値あるものと思っているものを失うことだ。たとえば、車を駐車違反すると、罰金を科せられ、点数を引かれ、一ヶ月の免許停止になる。レンタルビデオの延滞金を課せられる。などが挙げられる。なお、ペナルティはその人の価値観にもよるため一概に同じものとは言いがたい。たとえば同じ罰金や延滞金も、月収が三百万円の人と、月収十万円も満たない学生とでは、その人に与える影響が異なる。
罰とペナルティは行動を増やすことはない。そして、単独で使うべきでない。罰やペナルティが長く続けば、作業効率に影響をできるだけでなく、従業員の満足感にも影響が表れる。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.109~p.110 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
望ましくない行動をしてしまって、ペナルティを課された。そうすると、次からは望ましい行動をするようになる。ペナルティによって、その行動は減るのである。
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