そのような行動をするのはなぜか。それを明らかにすべくABC分析を用いる。Aの先行条件、Bの行動、Cの結果の因果関係によって、行動の変容も明確になる。そのことに関する、石田本による第80回目の引用である。
【引用はじめ】
先行条件としては、たとえば目的やゴール、ルール、仕事の説明、ボリシー、締め切りなどが挙げられる。目的Aのために行動Bをしたとき、得られた結果Cが望ましいものであれば、人は行動を繰り返すものである。得られた結果Cが望ましくないものであれば、行動Bをしなくなる。人間はそういう生き物なのだ。人間に限らず、全ての動物がこのようにして行動を決めている。行動するのは望ましい結果を得ようとしているときなのである。(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.116 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
Aの先行条件は、Bの行動の直前の環境である。Cの結果はBの行動の直後の環境だ。こうした一連のプロセスを明らかにすることによって、より良い行動を生み出すことが可能となる。
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