行動を増やすやり方には二つの方法があり、行動を減らすやり方も二つの方法がある。行動を減らす「罰」や「ペナルティ」は、短時間で効果がある。そのため、多用しがちである。そのことに関する、石田本による第64回目の引用である。
【引用はじめ】
行動を増やすときには「R+ 」と「R- 」の二つがある。重要なことは、いかに「R+ 」によって行動の反応率をあげるかである。行動を減らすには「P+ 」「P- 」の二つがある。これらは全く同じ結果しか得られない。部下のことを全く無視して行動をなくす「E」には、「P 」よりも少し余分に時間がかかる。
日本の企業では、罰やペナルティが非常によく使われている。なぜかというと、短期間で行動を減らすことができるからだ。つまり、短い時間で効果があるように見える。日本企業が罰を多用する理由はここにある。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 p.105~p.106 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
できれば、行動を増やす「R+ 」を適切に用いることが最善なやり方である。これが多く用いられると、組織としていい雰囲気となる。
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