お腹がいっぱいになっていたら、何かを食べようとしなくなっている。美味しいものが目の前にあっても、手を出さない状態になっている。こういうことを「飽和化」と呼ぶ。そのことに関する、石田本による第60回目の引用である。
【引用はじめ】
リインフォース(強化)因子は、あまりに回数が多いと効果が薄くなる。これを専門用語で飽和と言う。要するに飽きてしまうのだ。「よくがんばったな」とワンパターンの褒め方をしていると、すぐに効果がなくなる。好物でも毎日食べていたら飽きるのと同じである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 p.104 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
同じリインフォース(強化)因子が続くと、その効力は低下する。状況が違うと、今までリインフォース(強化)因子だったものでも、その効果は低減するのである。行動頻度がさがってきたら、その直後のリインフォース(強化)因子の飽和化を考慮する必要がある。
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