「消極的なリインフォース」も状況に応じて、有効に働く。嫌な状況があったら、嫌でない状況にする。そのことに関する、石田本による第69回目の引用である。
【引用はじめ】
消極的なリインフォース(強化)は、否定的に捉えがちだ。しかし、実際には決して悪いものではない。「五時までに終わらなければ残業だ」と発破をかけることがあるが、これなどは消極的なリインフォースそのものである。「救い」「解放」「自由」というものはすべて消極的なリインフォースである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.107~p.108 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
残業にならないよう、仕事を能率的にやり遂げる。こうしたことも「消極的なリインフォース」の一つだ。嫌なことが起こらないように、がんばってやって、うまくいくようにする。消極的なリインフォースが働いていることになる。
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