ABCモデルを使うと、行動の成り立ちについての因果関係がわかる。先行条件⇒行動⇒結果を可視化することができるのである。そのことに関する、石田本による第77回目の引用である。
【引用はじめ】
ABC分析の分かりやすい例を取り上げる。
あなたはスナック菓子を勧められた。一つ手に取って食べる。とてもおいしかったので、もう一つもらって食べる。これが典型的なABCモデルだ。
「スナック菓子を勧められた」という先行条件が「一つ食べる」という行動を生み、「とてもおいしかった」という結果をもたらす。そしてこの結果が再び先行条件となって、「もう一つもらって食べる」という行動を生んでいるのだ。われわれはこういうことを日常的に繰り返している。
ABCモデルは因果関係と言い換えてもいい。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.114 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
A(先行条件)「スナック菓子を勧められる」⇒B(行動)「スナック菓子を一つ食べる」⇒C(結果)「おしかった」
ABCモデルで上記の例を図示したものである。「スナック菓子を食べる」ことが強化され、またもらって食べることが繰り返される可能性が高いのである。
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