2025年9月30日火曜日

【利用者向け1401】交通事故死ゼロを目指す日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月30日 火曜日(かようび)。

 9月30日は 「交通(こうつう)事故死(じこし)ゼロを目指(めざ)す日」です。

 みんなが 交通(こうつう)ルールをまもって 交通事故(こうつうじこ)に

 注意(ちゅうい)しようということで 始(はじ)まった日です。

 毎年(まいとし) 多(おお)くの人(ひと)が 交通事故(こうつうじこ)で

 死傷(ししょう)しています。

 交通安全(こうつうあんぜん)に対(たい)する意識(いしき)を高(たか)めて

 そうした事故死(じこし)を 防(ふせ)ごうとする 国民運動(こくみんうんどう)

 です。

 送迎(そうげい)の 車(くるま)などの 乗(の)り降(お)りにも 十分(じゅうぶん)

 注意(ちゅうい)しましょう。


  

組織が変わる(113) 「リインフォース(強化)しないと行動は減る」

 行動した直後の結果によって、次の行動が変わる。これが行動分析学の原理である。ある行動したら、その結果リインフォース(強化)されなければ、その行動は減っていく。そのことに関する、石田本による第113回目の引用である。

【引用はじめ】

 全ての結果は行動の後に生じる。この原則を延長していくと、上司がリインフォース(強化)しなくても部下が何らかの影響を受けるケースも起こりうる。

 通常、リインフォース(強化)されない行動は次第に減っていく。大変な苦労の末に問題を解決したとき、上司がねぎらう気遣いさえも示さなかったら、その社員は努力を怠るようになる。 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.133~p.134    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 上司が部下ががんばっていい結果を出しているのに、何の関心も払わずにいたらどうなるだろう。おそらく、部下のがんばりもだんだん減っていくことだろう。部下のパフォーマンスに対して、しっかり把握するのも上司にとっての役割の一つである。

2025年9月29日月曜日

【利用者向け1400】招き猫の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月29日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「招(まね)き猫(ねこ)の日」です。

 9月29日の 「くる(9)ふ(2)く(9) 」(来る福)と読(よ)む ごろ合(あ)わせから

 「招(まね)き猫(ねこ)の日」としています。

 招(まね)き猫(ねこ)は 多(おお)くの人(ひと)に 福(ふく)を招(まね)いてもらう

 ものです。

 前足(まえあし)で 人(ひと)を招(まね)く形(かたち)をした 猫(ねこ)の

 置物(おきもの)です。 



組織が変わる(112) 「部下から負けたくない」

 何でも、勝ち負けで決めようとする人がいる。仕事で負けてしまうのが悔しいと、部下に対して辛らつな言葉を発したりする。部下の仕事ぶりを認めないのである。そのことに関する、石田本による第112回目の引用である。

【引用はじめ】

 一緒に働く人を打ちのめすことでリインフォース(強化)されている人がいる。家庭でも、子どもとゲームをしていて頭に血がのぼる父親がいる。相手が子供だろうと部下だろうと絶対に負けたくないのだ。このタイプが昇進すると、部下にケチをつけてばかりの上司になりやすい。

 ABCモデルにあてはめると次のようになる。

  •  A(先行条件) 「部下に負けてはいけない」
  •  B(行動) 「仕事で張り合う」
  •  C(結果1) 「やはり勝った。私は優秀だ」
  •  C(結果2) 「負けてしまった。私のほうが優秀だということを思い知らせてやる」

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.133    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 上司の役割に徹することができないと、部下の足を引っ張ることになる。 部下の優れたことに対する嫉妬だ。部下の頑張りを認めることによって、組織としてのパフォーマンスが向上する。そうなれば、上司も貢献していると認められる。上司と部下のより良い関係が、組織のパフォーマンス向上に寄与するのである。

2025年9月28日日曜日

【利用者向け1399】第19回やまがた馬まつり

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月28日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「第(だい)19回(かい)やまがた馬(うま)まつり」です。

 9時半(はん)から3時(じ)まで 蔵王(ざおう)みはらしの丘(おか)ミュージアムパークで

 行(おこな)われます。

 いい天気(てんき)になりました。

 のぞみの家(いえ)の お店(みせ)も出(で)ます。

 馬(うま)にも 乗(の)れます。

 たくさん お店(みせ)も出(で)てます。

 出(で)かけてみてください。

 

組織が変わる(111) 「管理職になっても部下とはりあう」

 部下の手柄がとても気にくわない。特に、仕事ができる上司に限ってそういう人がいる。自分より部下の仕事がいいとなると気に入らないのである。そのことに関する、石田本による第111回目の引用である。

【引用はじめ】

 女性プログラマーが抜擢されて管理職となった。プログラマー時代、彼女にとって最も積極的なリインフォース(強化)は同僚との競争に打ち勝つことだった。常に競争意識を持つことで仕事の能率を上げ、速さと質の高さによって自分の優秀性を誇示していたのである。これは決しておかしいことではない。

 ところが彼女の場合、管理職となってからも仕事が速くてうまいことを部下たちに示したがった。信じられないかもしれないが、部下たちが成功することは彼女にとって罰だったのである。何かについて部下と張り合い、仕事ができる部下に対しては辛らつな批評を加えた。現役時代の自慢話を繰り返し、部下をこき下ろし、彼らの功績は一切認めようとしなかった。

 一緒に働く人を打ちのめすことでリインフォース(強化)されている人は意外に多い。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.132~p.133    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 仕事は、個人プレイでない。チームによってやるものである。チームの関係性が良ければ、より良い結果が倍化されるのだが、それを理解できない上司がいたら悲劇である。いくら個人的に仕事ができる人であっても、上司にするべきでない。上司としては不敵な人事だ。

2025年9月27日土曜日

【利用者向け1398】大谷翔平選手はすごい

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月27日 土曜日(どようび)。

  ドジャースの 大谷翔平選手(おおたにしょうへいせんしゅ)は 現在(げんざい)54本(ほん)

 のホームランを打(う)っています。

 盗塁(とうるい)は 20個(こ)を記録(きろく)しました。

 ピッチャーとしても 活躍(かつやく)しています。

 すごいとしか 言(い)いようのない活躍(かつやく)ぶりです。

組織が変わる(110) 「経営陣と食事するのは嫌」

 誰でもがリインフォース(強化)だというのはない。人それぞれだ。そのことを十分踏まえた対応が重要だ。皆勤賞パーティに招待されることが嫌だという人もいるのである。そのことに関する、石田本による第110回目の引用である。

【引用はじめ】

 昔から「十人十色」と言われるように、ある人が好む結果を、別の人は嫌いだと感じるケースも珍しくない。たとえば、皆勤賞を設定したら社員がさぼるようになったという笑えない事例が報告されている。表彰制度の一環として皆勤賞を新設したのだが、そのほうびというのが皆勤パーティへの招待だった。社長をはじめ重役が勢ぞろいし、食事をしながら皆勤を称える。社員たちはひそかに話し合った。

 「つまり一日だけ休めば、重役たちの前に座らなくて済むわけだ」彼らにとって、経営陣と同席することは罰みたいなものだったのである。リインフォース(強化)と罰が人によっていかに違うかを示す例である。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.132    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 何がその人にとってリインフォース(強化)かは、実際試してみなければわからない。思い込みで大丈夫だろうと思っても、意外にそれはリインフォース(強化)でないこともある。うまくいかなければ、別なリインフォース(強化)で試すことである。 

2025年9月26日金曜日

【利用者向け1397】秋の彼岸明け

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月26日 金曜日(きんようび)。

  今日(きょう)は 「秋(あき)の彼岸明(ひがんあ)け」です。

 9月20日が 「彼岸(ひがん)の入(い)り」。

 9月23日が 「中日(ちゅうにち)」。

 今日(きょう) 9月26日は 「彼岸(ひがん)の明(あ)け」です。

 彼岸(ひがん)は 仏教行事(ぶっきょうぎょうじ)によるもので 祖先(そせん)を

 うやまう 日本独特(にほんどくとく)のものです。

 みなさんは お墓参(はかまい)りしましたか。

 「おはぎ」を 食(た)べましたか。



 

組織が変わる(109) 「十人十色」

 人によって好き嫌いは様々。どんなリインフォース(強化)因子を好むかは、人によって異なる。それは当然である。リインフォース(強化)しだいで、行動の結果は変わるということである。そのことに関する、石田本による第109回目の引用である。

【引用はじめ】

 昔から「十人十色」と言われるように、結果が行動に与える影響も人によってさまざまだ。何がリインフォース(強化)因子となるか分からない。そこには好き嫌いの感情が大きく作用している。ある人が好む結果を、別の人は嫌いだと感じるケースも珍しくない。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.131~p.132    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 行動を変えるためには、その人に合ったリインフォース(強化)が必要である。行動の直後に随伴するリインフォース(強化)は共通のものもあるが、個々に異なる場合もある。その人の行動が変わるリインフォース(強化)を用いることである。

2025年9月25日木曜日

【利用者向け1396】面白山高原コスモスベルク

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月25日 木曜日(もくようび)。

 面白山高原(おもしろやまこうげん)コスモスベルクでは コスモスが見(み)ごろを 

 むかえています。

 80万本(まんぼん)のコスモスが 咲(さ)き始(はじ)めています。

 標高(ひょうこう)500メートルの 山(やま)あいに コスモス畑(ばたけ)が

 広(ひろ)がっています。

 暑(あつ)い日(ひ)が 続(つづ)いたので いつもより10日ぐらい早(はや)い

 見(み)ごろになっています。

 土日(どにち) 出(で)かけみるのもいいですね。

  

組織が変わる(108) 「やる気がないと決めつけてしまう」

 「やる気がない」「態度が良くない」と部下を決めつけてないか。部下に対する状況をしっかり把握しないで個人攻撃をしている場合がある。それでは、部下の成長は望めない。部下はどう変わればいいかも分からない。そのことに関する、石田本による第108回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下が望ましくない行動をとったり、パフォーマンスが低かったりすると、われわれはえてして「やる気がない」「能力がない」と決めつけてしまいがちだ。しかし、もともと人並み以上に優秀で、決して怠惰な性格でない社員に対して一面的な見方をしている可能性がある。あるいは「態度が良くない」「なまけている」と決めつけるのも同様だ。行動の結果とリインフォース(強化)の関係を知らないために起こしがちな誤解なのである。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.131    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 「能力がない」「意欲がない」とついつい言ってしまう。これでは、なんの解決にもならない。部下が望ましい行動ができるようにするための方策が必要である。部下の行動が望ましくなかったら、望ましい行動とはなにかを、部下が分かるように指導するのである。そして、適切にできたら、リインフォース(強化)するといった行動随伴性が必要である。 

2025年9月24日水曜日

【利用者向け1395】芋煮会天気情報

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月24日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「芋煮会(いもにかい)天気情報(てんきじょうほう)」だと 最適(さいてき)と

 なります。

 山形新聞(やまがたしんぶん)に のっています。

 真(ま)っ青(さお)な 秋晴(あきばれ)れになりました。

 昨日(きのう)は 「秋分(しゅうぶん)の日」だったので 馬見ヶ崎河原(まみがさきがわら)は

 芋煮会(いもにかい)で とてもにぎわったはずです。

 気温(きおん)も 20度(ど)前後(ぜんご)です。

 今日(きょう)も 芋煮会(いみにかい)やるところもあるかな。 

組織が変わる(107) 「本気で働かなくなった」

 上司の部下に対する無関心は、部下の成長に寄与しない。部下の頑張りを適切に評価もしないのでは、部下もそれ以上に頑張って成果につなげようなどと思わなくなる。そのことに関する、石田本による第107回目の引用である。

【引用はじめ】

 平均以上の働きに対して上司がポジティブなリインフォース(強化)を何ひとつしていなかった。つまり、必死に働いても同僚と同じ評価しかもらえなった。これに気づいた彼女は仕事の手を抜くことに決め、資格取得の勉強など別のところにエネルギーを向け始めたのだ。もちろん手を抜いても評価は下がらなかった。そして皮肉なことに、手を抜くようになってから同僚との関係がうまくいき始めたのである。彼女はこの会社にいる限り、二度と本気で働かないだろう。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.130~p.131    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 仕事のできる社員でも、きちんと評価されなければ、仕事に実を淹れなくなる。怒られない程度にやって、苦労することもなければ楽できる。能力がある人でも、みんなに合わせて仲良くやっていればいいと思うのである。他と無理に突出してねたまれるよりずっといい。ごくごく普通程度の仕事ぶりになってしまう。もったいないのだが。

2025年9月23日火曜日

【利用者向け1394】秋分の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月23日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「秋分(しゅうぶん)の日」です。

 「国民(こくみん)の祝日(しゅくじつ)」 です。

 「秋(あき)の彼岸(ひがん)」の中日(ちゅうにち)で お墓参(はかまい)りに

 出(で)かけます。

 祖先(そせん)をうやまい なくなった人々(ひとびと)をしのぶ日です。



組織が変わる(106) 「優秀な社員が落ちぶれる」

 仕事ができすぎた人に対して、やっかみから仕事ができないようにするのは容易である。みんなで村八分にしてしまうのである。できない連中と同レベルまで引きずり落すのである。そのことに関する、石田本による第106回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動によって結果がもたらされることを理解すれば、動機づけ条件がよりはっきりしてくるだろう。

 ある会社に優秀な女性社員がいた。同僚たちの中でも圧倒的な実力を持ち、常に高いパフォーマンスを発揮して、驚くべき成果を次々とものにした。ところが、彼女の仕事ぶりは次第に色あせていき、同僚と同水準のパフォーマンスがやっとという状態にまで落ちぶれしまった。一体何があったのだろうか。

 最も大きかったのは周囲のやっかみである。能力の差にプライドを傷つけられた同僚たちは、彼女を村八分にした。彼女のパフォーマンスが落ちると、手のひらを返すようにグループに受け入れた。休憩に誘うようになり、一緒にお昼を食べ、仕事帰りの飲み会にも誘った。

 これを彼女の立場で捉えると、ハイパフォーマンに対しては罰が与えられ、ローパフォーマンスに対してはポジティブなリインフォース(強化)が与えられたことになる。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.130    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 仕事をうまくできていたのに、同僚からは評価されない。職場では浮いた存在になってしまう。これではやってられない。それで、同僚と同じレベルに落とすと、同僚も満足する。優秀な社員も、ごく普通の社員になってしまうのである。 

2025年9月22日月曜日

【利用者向け1393】大谷翔平選手の活躍

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月22日 月曜日(げつようび)。

 ドジャースの 大谷翔平選手(おおたにしょうへいせんしゅ)が 第(だい)

 53号(ごう)のホームランをはなちました。

 ホームラン競争(きょうそう)で トップに並(なら)びました。

 今年(ことし)も ホームラン王(おう) 間近(まぢか)に 迫(せま)っています。

 すごい活躍(かつやく)です。

 

組織が変わる(105) 「上司と部下の相互関係」

 部下の成果ばかりに着目して、上司は部下の失敗を叱責ばかりする。部下はそれにより自信を失うばかりである。これでは、互いの関係が良くなりようがない。そのことに関する、石田本による第105回目の引用である。

【引用はじめ】

 成果にしか焦点を当てないマネジメントは、行動と結果の関係を完全に見落としている。

 そもそも上司の行動からして、部下の行動の結果と密接に結びついているのだ。権限を持つ人の行動は、部下たちの行動の先行条件や結果として機能する。同様に、部下の行動も上司の行動の先行条件や結果として機能する。この関係性に気づいた上司は驚くに違いない。自分の行動が部下の行動によって左右されているのだから。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.129~p.130    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 上司の部下に対する働きかけは、部下の行動に大きく影響する。さらに、部下の行動も上司の行動に影響するのである。互いに関係していることに留意する必要がある。 

2025年9月21日日曜日

【利用者向け1392】秋の全国交通安全運動

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月21日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)から 「秋(あき)の全国(ぜんこく)交通安全(こうつうあんぜん)

 運動(うんどう)」が 始(はじ)まります。

 運動期間(うんどうきかん)は 9月21日から30日までです。

 交通(こうつう)ルールを守(まも)り 正(ただ)しい交通(こうつう)マナーを

 習慣(しゅうかん)づけることです。

 交通事故(こうつうじこ)防止(ぼうし)に 努(つと)めることを 目的(もくてき)に

 しています。 



組織が変わる(104) 「罰を使うことの問題」

 上司は部下に対して、期待どおりの働きができないことに不満をぶつける。「何でこんなこともできないのか」と言ったりする。部下は傷つく。仕事にも自信をなくす。消極的になる。いい結果を生まない。そのことに関する、石田本による第104回目の引用である。

【引用はじめ】

 人がある行動をするのは、結果がそれをサポートしているからだ。

 多くの管理職が部下のやる気を引き出そうとして罰を使う。ところが、罰は行動を増やすものとはなり得ない。だから必然的に部下は望ましくない行動をする。自分から進んで働こうとしなくなる。数字を操作する。上司の前でだけ働くふりをする。これを見た管理職はショックを受け、その部下を人前で叱責し、さらに罰を与える。悪循環であることに気づいていないのだ。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.129    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 上司は部下がいい結果を出すようにと、叱る。そうすれば、部下が間違いを起こさないだろうとの思いからである。しかし、部下には失敗を倍加する経験となる。自らうまくいかなかったという思いと、上司からの叱責が重なる。次への取り組みが自信をなくし、消極的なものになってしまう。決していい結果を生まない。 

2025年9月20日土曜日

【利用者向け1391】彼岸の入り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月20日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 秋(あき)の「彼岸(ひがん)の入(い)り」の日です。

 彼岸(ひがん)の中日(ちゅうにち)は 9月23日。

 秋分(しゅうぶん)の日です。

 彼岸(ひがん)の明(あ)けは 9月26日です。

 お墓参(はかまい)りに 行(い)きます。

 お供(そな)え物(もの)は 「おはぎ」です。


 

  

組織が変わる(103) 「パフォーマンスを上げるには」

 適切な行動を増やすには、適時適切なリインフォース(強化)を随伴するのがいい。逆に、不適切な行動を減らすには、適時適切な「罰」や「ペナルティ」随伴することである。そのことに関する、石田本による第103回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動を増やすか、行動を減らすか、どちらにするか。行動を増やすためには、「リインフォース(強化)」する、行動を減らすなら「罰」や「ペナルティ」を使うが、あまり多用すると部下が意欲を失うので良くない。

 「行動の反応率」を上げ、組織として最大のパフォーマンス効果を発揮するためには、いかにして「積極的なリインフォース(強化)」をするかが重要である。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.128~p.129    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 組織のパフォーマンスを上げるためには、部下の適切な行動を増やす必要がある。それぞれの役割に即した適切な行動に対して、リインフォース(強化)が随伴するようにすることが大事である。


2025年9月19日金曜日

【利用者向け1390】苗字の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月19日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 「苗字(みょうじ)の日」です。

 1870年(明治めいじ3年)9月19日 「平民(へいみん)苗字(みょうじ)

 許可令(きょうれい)」によって 平民(へいみん)も 苗字(みょうじ)を名乗(なの)ることが

 許(ゆる)されました。

 それまでは 苗字(みょうじ)を名乗(なの)ることができたのは 貴族(きぞく)と武士(ぶし)だけ

 でした。

  人数(にんずう)が多(おお)い苗字(みょうじ)は 順番(じゅんばん)にすると 次(つぎ)のように

 なります。

 1番(ばん) 佐藤(さとう)  2番(ばん) 鈴木(すずき)  3番(ばん) 高橋(たかはし)



組織が変わる(102) 「行動の結果が次の行動を決める」

 行動の直後の結果が次の行動を決めるというのが、行動の原理だ。次の行動を繰り返すのか、繰り返さないのか、行動そのものが消去されるのかという変化である。そのことに関する、石田本による第102回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動の結果が次の行動を決める。人は、ある行動をした後の結果次第で、その行動を繰り返すかどうか無意識のうちに決めている。したがって、いかにその「結果」を作ってやるかが大切なのだ。

 大きなゴールへ至る途中にこうしたサブゴールがいくつもあると、達成感を経験してその行動を繰り返すようになる。

 それだけでは達成感を与えるのが難しいと思われたら、サブゴールを越えるたびに何かちょっとしたもの、たとえばポイントなどを与える。ほうびとして本人が喜ぶものをプレゼントすればいい。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.128    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 行動を変えようとするならば、結果がどうなるかによるのだ。サブゴールを設定して、それがうまくいったら達成感が得られることになる。さらに次のよりレベルアップしたサブゴールに挑戦し、うまくいったらさらにレベルアップしたサブゴールに挑む。そうしたことの繰り返しで最終ゴールに到達できるようにする。結果が全てというのが行動の原理である。 

2025年9月18日木曜日

【利用者向け1389】世界で初めて組織的に視覚障害者教育が始まった日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月18日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「世界(せかい)で 初(はじ)めて 組織的(そしきてき)に

 視覚障害者教育(しかくしょうがいしゃきょういく)が 始(はじ)まった日」です。

 江戸時代(えどじだい)の 全盲(ぜんもう)の 鍼灸師(しんきゅうし)

 杉山和一(すぎやまわいち 1610~1694年)は 無痛(むつう)で 正確(せいかく)に

 鍼(はり)を 刺(さ)すことが できる 治療法(ちりょうほう)を 考案(こうあん)しました。

 視覚障害者(しかくしょうがいしゃ)に 技術(ぎじゅつ)を 伝(つた)えるため

 私塾(しじゅく)を 開(ひら)きました。

 その私塾(しじゅく)は 1682年(天和てんわ2年)9月18日に

 幕府公認(ばくふこうにん)になりました。

 ここから 組織的(そしきてき)な 視覚障害教育(しかくしょうがいきょういく)が

 始(はじ)まりました。

 明治時代(めいじじだい)の 盲学校(もうがっこう)設立後(せつりつご)の

 職業教育(しょくぎょうきょういく)に つながったのです。



組織が変わる(101) 「達成感を得られるサブゴール」

 部下に自信をつけて、仕事に果敢に取り組むことができるようにすることが重要である。そのためには、仕事に対する達成感や喜びが感じられるようにすることだ。最終的なゴールには簡単に到達できないとしたら、達成しやすいサブゴールをいくつも設定するのである。そのサブゴールを一つずつ達成して、最終ゴールに到達するようにするのである。そのことに関する、石田本による第101回目の引用である。

【引用はじめ】

 小さいサブゴールを越えると達成感が生まれる。達成感は、ABC分析の中の「C=結果」に相当する部分である。これを得ると、同じ喜びを味わおうとして次のサブゴールにも果敢に挑戦する。つまり行動を繰り返すようになるわけだ。

 上司の目的はあくまで達成感を味わわせることにあるので、ハードルを低めに設定することが肝心だ。「少し頑張ったら達成できた」という自信を植え付けるためのサブゴールだからである。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.127~p.128    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 部下が今できる仕事はどんなことか。レベルにあった仕事をクリアさせていく。それを少しずつ繰り返し、最終的にやるべき仕事ができるようにするのだ。部下をうまく導くのがリーダーの役割である。 

2025年9月17日水曜日

【利用者向け1388】モノレール開業記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月17日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「モノレール開業(かいぎょう)記念日(きねんび)」 です。

 1964年(昭和しょうわ39年)9月17日 浜松町(はままつちょう)~羽田(はねだ)

 空港間(くうこうかん)の 「東京(とうきょう)モノレール」が 開業(かいぎょう)しました。

 東京(とうきょう)オリンピック開催(かいさい)に あわせて 建設(けんせつ)されました。



組織が変わる(100) 「小さなサブゴールを設定」

 難しい仕事に初めから挑ませても、失敗するばかりだ。そうなると、自信を失って「学習性の絶望感」を味わわせることになる。こうなると、取り組みもおどおどした感じで、消極的になってしまう。うまくいくものも、うまくいかなくなる。そうならないようにするにはどうするか。そのことに関する、石田本による第100回目の引用である。

【引用はじめ】

 絶望感を学習されることなく社員を育成するにはどうしたらいいのだろうか。小さなサブゴールを作ってやればいい。

 どこの会社も何らかのゴールをセッティングしている。最終的なゴールの前に細かいサブゴールをいくつも用意することだ。無理なサブゴールでは意味がない。ちょっと頑張れば乗り越えられる程度のものを設定する。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.127~p.128    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 難しい仕事に闇雲に取り組ませてうまくいかない。そうならないような手立てが必要だ。まずは、できそうなところから取り組ませるのである。難しい仕事の最終ゴール を目指すのでなく、そこまで到達するためのサブゴールをいくつも設定するのだ。いくつかのサブゴールをクリアして、最終ゴールに到達するまでの計画を立てるのである。サブゴールを一つずつ達成するしてその喜びを得て、最終ゴールの難しい仕事ができるようにするのである。

2025年9月16日火曜日

【利用者向け1387】マッチの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月16日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「マッチの日」です。

 今(いま)では ほとんど マッチで火(ひ)をつけることもなくなっています。

 マッチを 見(み)かけるのも すくなくなっています。

 芋煮会(いもにかい)で 薪(まき)に火(ひ)をつける時(とき)だって チャッカマンを

 使(つか)います。

 昔(むかし)は マッチは 配給制(はいきゅうせい)でした。

 それだけ マッチは 貴重(きちょう)なものだったのです。

 1948年(昭和しょうわ23年)9月16日に マッチの自由販売(じゆうはんばい)が

 認(みと)められたのです。


  

組織が変わる(99) 「負けぐせがつくと致命的」

 新人に対して、最初から難しい課題を与えて、失敗ばかりさせることは自信喪失に陥れるだけである。これでは簡単に辞めてしまったり、指示待ちの姿勢を続けがちになったりする。そのことに関する、石田本による第99回目の引用である。

【引用はじめ】

 新人は最初に苦労させたほうがいいなどと言う管理職がいる。谷底に突き落とし、自力で這い上がってくる人はあとあと伸びると言いたいのだろう。これは全く逆だ。成長するどころではない。一度谷底に落とすと負けぐせがついてしまうのである。

 新人の場合は経験が浅いから、負けぐせがつくと致命的だ。最初に失敗を体験させると、いつまでも引きずることになりかねない。誤ったマネジメントは有能な芽を摘んでしまうのである。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.127    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 新人をうまく育てるには、成功体験が必要だ。初めから失敗が続くようでは、自信を持てず「負けぐせ」がつく。ちょっとでいいから、うまくいったという「成功」に導くことである。そうしたことで、「勝ちぐせ」といった自信につなげることになるのだ。

2025年9月15日月曜日

【利用者向け1386】敬老の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月15日 月曜日(げつようび)。

 三連休(さんれんきゅう)の 最終日(さいしゅうび)です。

 暑(あつ)さも落(お)ち着(つ)いてきて 過(す)ごしやすくなっています。

 今日(きょう)は 「敬老(けいろう)の日」です。

 これは 兵庫県(ひょうごけん)の小(ちい)さな村(むら)の 村長(そんちょう)さんが

 「としよりの日」というのを提唱(ていしょう)したのが 始(はじ)まりです。

 1947年(昭和しょうわ22年)9月15日に 「老人(ろうじん)を大切(たいつせ)にして

 村作(むらづく)りをしよう」と 「としよりの日」を 定(さだ)めました。

 それが 全国(ぜんこく)に広(ひろ)まり 「敬老(けいろう)の日」として 国民(こくみん)の

 祝日(しゅくじつ)になりました。

 


 

組織が変わる(98) 「負けぐせ」

 フットボールの試合などにおいて、大負けしたチームは次の試合に負けたり、ぎりぎりで勝つことができるといったデータがある。大負けというのは、次に大きく影響するみたいだ。そのことに関する、石田本による第98回目の引用である。

【引用はじめ】

 アメリカのナショナル・フットボール・リーグで、全チームの記録を三年間にわたって分析した。すると面白い現象が見つかった。

 ある試合で大負けしたチームは、次の試合で勝つ確率が高いだろうか。それとも負ける確率が高いだろうか。結論から言うと、負ける確率がきわめて高った。一度大負けしたら続けて負けてしまう傾向が強い。俗に言う「負けぐせ」である。負けなくても、予想より結果が悪かったケースが非常に多い。この傾向は、強敵と対する場合に顕著に表れる。まさしく「学習された絶望感」によるものだ。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.126~p.127    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 フットボールなどの試合で大負けすると、自信を失ってしまう。だから、次の試合にも影響する。また、失敗が続くかもしれないと、思い切った試合運びができない。そうした悪循環を繰り返す。そのため、負けぐせとなって表れる。これこそ、「学習された絶望感」といっていい。 

2025年9月14日日曜日

【利用者向け1385】芋煮会日和です

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月14日 日曜日(にちようび)。

 1989年から始(はじ)まった 「日本一(にほんいち)の芋煮会(いもにかい)」は

 今年(ことし)で 37回目(かいめ)です。

 大鍋(おおなべ)も 三代目(さんだいめ)・鍋太郎(なべたろう)に

 引(ひ)き継(つ)がれてきました。

 ちょっと 天気(てんき)が 心配(しんぱい)されました。

 くもりで いい芋煮会(いもにかい)日和(びより)に なりました。

 3万食(まんしょく)もの芋煮(いもに)を パワーシャベルで 作(つく)るのは

 大迫力(だいはくりょく)です。

 馬見ヶ崎河原(まみがさきかわら)が 芋煮(いもに)の湯気(ゆげ)でおおわれ 人(ひと)も

 ぎっしり つめかけています。

 おいしい芋煮(いもに)を ふーふー言(い)いながら 食(た)べます。

  

 

 

 

  

組織が変わる(97) 「学習された無気力感」

 心理学者セリグマンの実験は、いかに罰やペナルティの多用が問題となることの証明である。「学習された無気力感」に陥ってしまう。その回復は容易でない。そのことに関する、石田本による第97回目の引用である。

【引用はじめ】

 アメリカの心理学者マーティン・セリグマン(Martin E.P. Seligman)が行った有名な実験がある。かれは犬を鎖でつないでおき、逃げようとするたびに電気ショックを与えた。これを繰り返していると、犬は鎖を外してもその場から逃げなくなったという。

 人間の場合、罰やペナルティが電気ショックの代わりとなる。「お前は駄目だ」「やる気がない」「能力がない」といった言葉の罰だけでも、認知的にショックを受けてしまう。罰やペナルティを日常的に使い続けると、やがて部下は無気力になり、仕事に対する意欲が湧かない状態になるのだ。

 行動分析では、これを「学習された絶望感」または「学習された無気力感」の理論と呼んでいる。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.125~p.126    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 指示待ちで、自発性に乏しいとなれば、その環境がどうなっているか明らかにすることである。罰やペナルティが多くなっていないか。褒めることがほとんどないか、適切な行動であってもほとんど関心が払われてない可能性がある。非常に消極的な行動で終始しているとなれば、積極的な行動を生み出す環境が少なすぎるのである。

 

2025年9月13日土曜日

【利用者向け1384】鍋太郎を洗う

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月13日 土曜日(どようび)。

 14日は 「第(だい)37回(かい)日本一(にほんいち)の芋煮会(いもにかい)フェスティバル」

 です。

 その準備(じゅんび)に 鍋太郎(なべたろう)という大鍋(おおなべ)を きれいに洗(あら)う

 作業(さぎょう)が 行(おこな)われました。

 デッキブラシを 使(つか)って 洗浄液(せんじょうえき)ですみずみまで ていねいに

 洗(あら)い流(なが)しました。

 そこに サトイモ 牛肉(ぎゅうにく) こんにゃく ねぎを 入(い)れて おいしい

 芋煮(いもに)ができあがります。

 たくさんの 人(ひと)で にぎわうでしょう。

 天気(てんき)が 気(き)になります。

 いい天気(てんき)になることを 祈(いの)っています。 


 

  

組織が変わる(96) 「4:1の原則」

 心理学者セリグマンは「学習性無力感」を発見した。年中叱られた環境にあると、無気力状態に陥る。逆に、その環境が叱られなくなったとしても、無気力状態は続くことになる。そのことに関する、石田本による第96回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動分析に「4:1の原則」 (4 to 1 rule)がある。4つ褒めたら1つくらい罰を与える、あるいは叱る。この程度なら悪い副作用は出ないということだ。しかし、それでも罰やペナルティは極力使わないほうがいい。

 アメリカの心理学者マーティン・セリグマン(Martin E.P. Seligman)が行った有名な実験がある。かれは犬を鎖でつないでおき、逃げようとするたびに電気ショックを与えた。これを繰り返していると、犬は鎖を外してもその場から逃げなくなったという。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.125~p.126    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 意欲ある行動を身につけるためには、褒めることを優先すべきである。うまくいかなかったら、たまに、叱ることがあったとしても、それは極力避けるようにした方がいい。褒めることと、叱ることの比率は4対1ぐらいが妥当である。

2025年9月12日金曜日

【利用者向け1382】クマを目撃

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月12日 金曜日(きんようび)。

  クマが いろんなところで 目撃(もくげき)されています。

 新庄市内(しんじょういない)や 米沢市内(よねざわしない)に出(で)たということです。

 山形市内(やまがたしない)にも 出(で)てきても 不思議(ふしぎ)ではありません。

 あちこちで クマにおそわれたという話(はなし)もあります。

 クマも 山(やま)の中(なか)だけでは エサがないため 街中(まちなか)にまで

 出(で)てくるようになっています。

組織が変わる(95) 「罰やペナルティ」

 部下の行動に対し、上司は不満のため怒ったりすることが多い。これでは、部下は上司をあまり快く思わない。仕事に対しても、あまり好きになれない。さらに、職場そのものもだんだんと嫌になってくる。あげくは辞めたりなりかねない。そのことに関する、石田本による第95回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動を増やすものがリインフォースであり、減らすものが罰とペナルティである。日本企業のように罰やペナルティを多用していると、自発的な意欲が減退していく、なぜなら、社員が「絶望感」を学習するからだ。

 たとえば、いつも怒っている上司がいるとしよう。彼は部下の行動を怒っているだけで、部下の人間性を否定しているわけではないのだが、叱られてばかりいる部下はやがて上司を嫌いになっていく。そして次に職場が嫌いになる。これを「一般化の原理」(generalization)と呼ぶ。このような連鎖を生まないためにも、罰やペナルティといった手段は組織の中ではなるべく使うべきではない。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.125    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 仕事がうまくいったら褒めたりあまりしない。上司は部下が仕事できるのは当たり前と思っているからだ。でも、部下は時おり褒められれば、うれしい。失敗すると怒られるばかりではやる気が失せる。上司は怒ることが多くなっている。部下の仕事を高める上では、褒めるといったリインフォース(強化)を多く用いたほうが有効だ。

2025年9月11日木曜日

【利用者向け1381】日本一の芋煮会フェスティバル

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月11日 木曜日(もくようび)。

  9月14日 日曜日(にちようび)には 「日本一(にほんいち)の芋煮会(いみーもにかい)

 フェスティバル」が 開催(かいさい)されます。

 10日には でっかい鍋(なべ)が 馬見ヶ崎(まみがさき)河川敷(かせんじき)に 設置(せっち)

 されました。

 準備(じゅんび)が 整(ととの)いつつあります。

 14日は まずまずの天気(てんき)に なりそうです。

 たくさんの人(ひと)が でそうです。

組織が変わる(94) 「行動の結果を注視する」

 ダイエットには、何をすればよいか。ダイエット中だって、ケーキも食べたい。運動するにしても、かったるい。どうすればいいのだろう。運動を続けてやれるようにすればいいはず。どのように運動した後のリインフォース(強化)因子を活用すればいいのだろう。そのことに関する、石田本による第94回目の引用である。

【引用はじめ】

 ダイエットするなら、毎日の運動量を増やせばいい。何らかの「リインフォース(強化)」によって運動を継続するのである。
 A (先行条件) 「会社から帰ったばかり。かなり疲れている
 B(行動) 「二時間の有酸素運動をする」
 C(結果1) 「さらに疲れる」
 C(結果2) 「体重が減っていく」
 結果1の「疲れる」は罰として作用する。結果2の「体重が減る」はポジティブなリインフォース(強化)となる。行動を支援するリインフォース(強化)因子を用意するのだ。たとえば、体重の変化をグラフに表す。0.5キロ減るごとにケーキが食べられる。1キロ減るごとにお祝いをする。こうしたリインフォース因子を作ることで、行動はより継続しやすくなる。
 意志などの目標(先行条件)ばかり注視していると失敗しやすい。結果に目を向けたとき、セルフマネジメントの成功率は急激に上昇する。
 全ての行動には結果がある。そして結果は未来の行動に大きく影響する。結果を正しく理解すれば、人間の行動について今以上に分かるようになるだろう。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.124~p.125    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 運動したら、リインフォース(強化)が直ちに行われれば、ダイエットもうまくいくはず。運動を続けてやれるようにするのである。運動したという行動の結果、リインフォース(強化)因子が出現するようにするのである。好きなケーキを一切れ程度なら効果があるに違いない。こうした運動という行動の結果に対して、適切なリインフォース(強化)があれば、運動も続くのである。

2025年9月10日水曜日

【利用者向け1380】二百二十日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月10日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「二百二十日(にひゃくはつか)」です。

 9月1日の 「二百十日(にひゃくとおか)」とともに 台風(たいふう)がやってくる

 時期(じき)です。

 つい最近(さいきん) 突風(とっぷう)で 大(おお)きな被害(ひがい)がでた

 地域(ちいき)があります。

 線状降水帯(せんじょうこうすいたい)に みまわれて 集中豪雨(しゅうちゅうごうう)

 により 被害(ひがい)に遭(あ)った地域(ちいき)もあります。

 天気予報(てんきよほう)に注意(ちゅうい)しておく 必要(ひつよう)があります。



  

組織が変わる(93) 「ダイエットを成功させるには」

 ダイエットしたい。しかし、体重を減らすのは、難しい。そのために、運動することにした。しかし、それだけでは運動を継続できない。運動を継続するにはどうすればいいか。運動の直後にリインフォース(強化)を随伴するようにするのだ。そのことに関する、石田本による第93回目の引用である。

【引用はじめ】

 ケーキがどうしてもやめられないのなら、毎日の運動量を増やせばいい。ここで行動分析を使えば、意外と体重を減らすことができるはずだ。すなわち何らかの「リインフォース(強化)」によって運動を継続するのである。
 A (先行条件) 「会社から帰ったばかり。かなり疲れている
 B(行動) 「二時間の有酸素運動をする」
 C(結果1) 「さらに疲れる」
 C(結果2) 「体重が減っていく」
 結果1の「疲れる」は罰として作用する。結果2の「体重が減る」はポジティブなリインフォース(強化)となる。これだけでは両者が拮抗していて、行動が継続できないかもしれない。そこで行動を支援するリインフォース(強化)因子を用意するのだ。たとえば、体重の変化をグラフに表す。0.5キロ減るごとにケーキが食べられる。1キロ減るごとにお祝いをする。こうしたリインフォース因子を作ることで、行動はより継続しやすくなる。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.124    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ダイエットする。でも、ケーキが好きでケーキを我慢できない。そんな状況ではダイエットなどできない。運動することにした。運動は続けないとダイエットなどできない。運動が続く環境調整が大事だ。それが運動直後のリインフォース(強化)だ。運動をやり続けて、体重が少しずつ減っていくことを確認するのである。 

2025年9月9日火曜日

【利用者向け1380】重陽の節句・菊の節句・栗の節句

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月9日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「重陽(ちょうよう)の節句(せっく)」「菊(きく)の節句(せっく)」「栗(くり)の

 節句(せっく)」と 呼(よ)ばれる日です。

 9が重(かさ)なる日で 大変(たいへん)めでたい日です。

 邪気(じゃき)をはらい 長寿(ちょうじゅ)を願(ねが)って 菊(きく)の花(はな)を飾(かざ)る

 習慣(しゅうかん)があります。

 栗(くり)ご飯(はん)を 食(た)べる習慣(しゅうかん)から 「栗(くり)の節句(せっく)」とも

 言(い)われます。


  

組織が変わる(92) 「ケーキ食べてもすぐ太るわけじゃない」

 ケーキを1個や2個ぐらい食べたってすぐ太らない。それよりケーキを食べるとその瞬間甘くておいしいことを味わえる。この時間差が行動の差としてあらわれる。そのことに関する、石田本による第92回目の引用である。

【引用はじめ】

 ダイエットの失敗例をABCモデルで解釈してみよう。
 A (先行条件) 「甘いものを食べてはいけない
 B(行動) 「ついケーキを食べる」
 C(結果1) 「おいしい」
 C(結果2) 「また太ってしまう」
 C(結果3) 「自分はだめだ」 

 大好きなケーキを食べた瞬間、生クリームの濃厚な香りと甘さと上品な甘さが口の中いっぱいに広がる。あの甘さをまた味わいたいという行動反応となりケーキを買わせるのだ。

 しかし同時に、「なあに、すぐ太るわけじゃない」。自分に言い訳をしながら。翌日もまたケーキを食べる。そして一週間、十日と過ぎていくうちに体重は確実に増えていく。

 この「すぐ太るわけじゃない」が重要ポイントである。甘みというリインフォース(強化)は食べた瞬間に得られるが、体重増加という罰は受けるまでに時間がかかる。この時間差こそが成否を左右するもう一つの大きな要素なのだ。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.122~p.123    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ケーキを少しぐらい食べたって太るわけじゃない。でも、それがいつの間にか積み重なれば、別だ。ダイエットするには、時間がかかる。その時間を抗するには、行動を変えなければならない。 

2025年9月8日月曜日

【利用者向け1379】石破首相がやめる

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月8日 月曜日(げつようび)。

 石破茂首相(いしばしげるしゅしょう)が 首相(しゅしょう)をやめることを

 発表(はっぴょう)しました。

 去年(きょねん)の 衆議院選挙(しゅうぎいんせんきょ) 7月の

 参議院選挙(さんぎいんせんきょ)に 自民党(じみんとう)は 負(ま)けました。

 その責任(せきにん)をとって やめることになりました。

 選挙(せんきょ)で負(ま)けたのに 責任(せきにん)もとらない 石破首相(いしばしゅしょう)に

 対(たい)する 批判(ひはん)が 高(たか)まっていました。

 石破首相(いしばしゅしょう)も 責任(せきにん)をとることにしたのです。

 

  

組織が変わる(91) 「ダイエットがうまくいかない」

 ダイエットしなくちゃと思いながら、ケーキなどにはつい手が出てしまう。1個ぐらいでは大したことない。でも、そう言いながらその積み重ねによって、ダイエットできないままになっている。罪悪感あるんだけれど、ケーキの甘さには負けてしまうのだ。そのことに関する、石田本による第91回目の引用である。

【引用はじめ】

 ダイエットの失敗例をABCモデルで解釈してみよう。
 A (先行条件) 「甘いものを食べてはいけない
 B(行動) 「ついケーキを食べる」
 C(結果1) 「おいしい」
 C(結果2) 「また太ってしまう」
 C(結果3) 「自分はだめだ」 

 大好きなケーキを食べた瞬間、生クリームの濃厚な香りと甘さと上品な甘さが口の中いっぱいに広がる。これはきわめて典型的な「リインフォース(強化)」である。いけないと分かっていても、おいしいからという本人にとってポジティブな結果である。あの甘さをまた味わいたいという行動反応となりケーキを買わせるのだ。

 しかし同時に、自責の念にも駆られているだろう。ケーキを口に運びながら「これでまた太ってしまう」「自分は意志が弱い」「だめな人間だ」と考え、自分に失望してしまうかもしれない。このときのいやな気分は「罰」として作用するわけだが、甘さによる「リインフォース(強化)」のほうがはるかに強いため、どうしても負けてしまう。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.122~p.123    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ダイエット中だから、甘いもの食べるのは控えようと思っていても、ケーキには手が出てしまう。とてもおいしい。でも、これじゃ太ると思うし、ダメだなと思うんだが、あの甘さには負けてしまうのだ。なかなか思い通りにいかないことに、焦燥感を漂わせるのも一時的だ。おいしいケーキを食べて、ダイエットは二の次だ。

2025年9月7日日曜日

【利用者向け1377】白露

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月7日 日曜日(にちようび)。

  今日(きょう)は 季節(きせつ)をあらわす言葉(ことば)で 「白露(はくろ)」です。

 いよいよ秋(あき)の気配(けはい)が 迫(せま)ってます。

 大気(たいき)も 冷(ひ)えてきます。

 夜(よる)には気温(きおん)も 下(さ)がります。

 水蒸気(すいじょうき)が 草花(くさばな)に 朝露(あさつゆ)となってつくようになります。

 白(しろ)く見(み)える露(つゆ)ができはじめるころという意味(いみ)で 「白露(はくろ)」

 とされます。

 朝晩(あさばん)は 半(はん)そで 短(たん)パンでは 寒(さむ)い感(かん)じになっています。



組織が変わる(90) 「ダイエットのABC分析」

 ダイエットが失敗するのはなぜか。意志が弱いからか。ABCモデルで分析してみると、単純にそうした見方が正しいとは言えない。そのことに関する、石田本による第90回目の引用である。

【引用はじめ】

 ダイエットや禁煙、英語の学習などが続かないとき、人はしばしば「意志が弱い」の一言で片付けようとする。しかし、行動分析ではもっと別の見方をする。ダイエットが続かないのは「結果」の部分を自分に与えていないからなのだ。
 ダイエットの失敗例をABCモデルで解釈してみよう。
 A (先行条件) 「甘いものを食べてはいけない
 B(行動) 「ついケーキを食べる」
 C(結果1) 「おいしい」
 C(結果2) 「また太ってしまう」
 C(結果3) 「自分はだめだ」 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.122    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ダイエットしてなんとか痩せようという思いが強い。しかし、目の前にケーキなど出されると、ついつい手を出してしまう。その結果、甘くておいしいケーキを味わえる。このぐらい食べたからといって、すぐ太るはずないと言い訳するのである。しかし、その言い訳が度重なるとダイエットにはほど遠い結果が予想される。 

2025年9月6日土曜日

【利用者向け1376】カラスの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月6日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「カラスの日」です。

 英語(えいご)で カラスは「クロー=CROW」と読(よ)みます。

 9月6日の日付(ひづけ)と クローのごろ合(あ)わせから 決(き)められました。

 カラス好(ず)きの 人(ひと)たちが 集(あつ)まって カラス雑誌(ざっし)

 『CROW'S (くろーず)』を 発行(はっこう)しています。

 カラスは 嫌(きら)われがちでも つぶらの瞳(ひとみ)で 愛(あい)らしいことに

 気(き)づいてもらいたいというのです。

 変(か)わった 趣味(しゅみ)の 人(ひと)たちが いますね。


 

組織が変わる(89) 「できない社員をできる社員へ」

 できない社員をできる社員にできないものか。それには、行動の直後の結果にリインフォース(強化)を適切に随伴することである。これはリーダーの責任だ。仕事をうまくこなす支援が必要だ。それがリインフォース(強化)をどう随伴するかにかかっている。そのことに関する、石田本による第89回目の引用である。

【引用はじめ】

 リーダーは、部下が進んで「行動」を繰り返すように「結果」を「リインフォース(強化)」しなければならない。自発的な意欲を引き出すためのリインフォース因子をいかに用意するかということだ。
 誰かが「結果」を出したとき、上司が何を与えるかによって職場の行動自発率が変わってくる。ローパフォーマー(低達成社員)をアベレージ(平均)社員に、アベレージ社員をトップ(高達成)社員に近づけようと思うなら、この点をよくよく理解しなければならない。 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.121    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】 

 できない社員を並の社員に変える。並の社員をできる社員に変える。リーダーに課される役割である。それには、社員の行動に着目して、その直後にどのような結果がなされているか明らかにするのだ。結果に適切なリインフォース(強化)をなされるようにするのである。

2025年9月5日金曜日

【利用者向け1375】国民栄誉賞の日

  今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月5日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 「国民栄誉賞(こくもんえいよしょう)の日」です。

 1977年(昭和しょうわ52年)9月5日 王貞治(おうさだはる)選手(せんしゅ)に

 日本初(にほんはつ)の 国民栄誉賞(こくもんえいよしょう)が 授与(じゅよ)された日

 です。

 王貞治選手(おうさだはるせんしゅ)は 通算(つうさん)ホームラン数(すう)が

 756本(ほん)で 世界最高記録(せかいさいこうきろく)を 作(つく)りました。

 現在(げんざい) 27人(にん)と 1団体(いちだんたい)に 対(たい)して

 授与(じゅよ)されています。

 2023年には 車(くめま)いすテニス選手(せんしゅ)の 国枝慎吾(くにえだしんご)

 選手(せんしゅ)にも 授与(じゅよ)されています。



 

組織が変わる(88) 「いかにリインフォースするか」

 先行条件となるチェックリストやマニュアルなど提示しても、十分活用されることがないことが多々ある。なぜか。チェックリストなどを活用したことによるリインフォース(強化)が不十分なためだ。チェックリストの活用という行動に対する褒め言葉などの結果が、十分なされないからである。そのことに関する、石田本による第88回目の引用である。

【引用はじめ】

 プロセスマネジメント、チェックリスト、マニュアルなど全てに言えることだが、行動を細かく分解して部下に与えても、部下はほとんど読もうとしない。なぜか。それは「積極的なリインフォース(強化)」を受けていないからだ。チェックシートやマニュアルを読ませたければ、読んだという結果をポジティブに「リインフォース」してやる必要がある。たとえば、一回読むごとにポイントを与え、それをグラフにする。あるいは、バッジやシールを与えて数を競わせる。これこそがリーダーの重要な仕事なのである。 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.121    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 仕事を進める上で助けになるチェックリストが、職場内であまり活用されない。リーダーなどによる部下がうまく活用していることを明らかにするなどのリインフォース(強化)があるといい。それによって、チェックリストが役立つことが分かり、部下たちも積極的にチェックリストなどを活用するようになる。先行条件だけでは、うまく活用を進めることができないことが分かるだろう。

2025年9月4日木曜日

【利用者向け1374】くじらの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月4日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「くじらの日」です。

 9月4日が 「く(9)じ(4)ら」と 読(よ)む ごろ合(あ)わせから

 決(き)められました。

 日本(にほん)などでは 昔(むかし)から くじらをとって 肉(にく)や皮(かわ)を

 食(た)べています。

 骨(ほね)は 狩猟具(しゅりょうぐ) ひげは 工芸品(こうげいひん)として 利用(りよう)

 されていました。


 

 

  

組織が変わる(87) 「結果が行動のほとんどを決める」

 行動を左右するのは、先行条件より結果である。結果によって、次の行動を決める。そのことに関する、石田本による第87回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下が自発的に繰り返し行動することにより大きく影響するものは行動したあとの「結果」である。「結果」次第でその行動を繰り返すかどうかが決まってくる。行動の80%は結果によって動機づけられている。先行条件が動機づけるのは全体のわずか20%に過ぎないのだ。 

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.121    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 行動の直後の結果が動機づけに大きく影響する。行動は結果次第である。先行条件より、結果を重視することである。

2025年9月3日水曜日

【利用者向け1373】ドラえもんの誕生日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月3日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「ドラえもんの誕生日(たんじょうび)」です。

 「ドラえもん」は 2112年9月3日生(う)まれです。

 22世紀(せいき)から タイムマシンでやってきました。

 ドラえもんの 好(す)きなものは 「どら焼(や)き」です。

 嫌(きら)いなものは ネズミです。

組織が変わる(86) 「人は望ましい結果を得ようとする」

 行動した直後に、望ましい結果が得られると、そうした行動を繰り返すようになる。セールスマンは、成績が評価されると、ますますセールス活動に取り組むようになる。そのことに関する、石田本による第86回目の引用である。

【引用はじめ】

 望ましい結果が得られることを学習したとき、人は同じ行動を繰り返そうとするのだ。反対に、望ましい結果が得られないことを学習すると、同じ行動は積極的に繰り返さなくなる。
 どれほど優秀なセールスマンも、成績を評価されなかったら行動の反応が下がる。これは必ずしも金銭でなくていい。上司がたった一言でも「すごいぞ」と褒めれば、本人はまた褒めてもらおうとしてさらに行動する。数値目標を掲げるだけでは、通常、人はなかなか行動しないものである。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.120    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 上司の褒め言葉は、部下にとって大きな励みになる。褒められた行動を再び繰り返すようになる。行動の直後の結果しだいで、繰り返すか繰り返さないかが決まる。

2025年9月2日火曜日

【利用者向け1372】真夏日74日目

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月2日 火曜日(かようび)。

 今年(ことし)9月1日で 山形市(やまがたし)での 30度(ど)以上(いじょう)の

 真夏日(まなつび)は 74日目(にちめ)に なりました。

 過去最多記録(かこさいたきろく)です。

 最高気温(さいこうきおん) 35度(ど)以上(いじょう)の 猛暑日(もうしょび)も

 23日に なりました。

 今日(きょう)も 猛暑日(もうしょび)です。

 まだまだ 暑(あつ)さは 続(つづ)きます。

  

組織が変わる(85) 「コーヒーを淹れたらその結果はどうなった?」

 鈴木さんと佐藤さんの行動は「結果」によって大きく異なってくる。先行条件と行動が同じにも関わらずだ。「コーヒーを淹れる」行動の直後、鈴木さんは「感謝された」が、佐藤さんは「舌打ちされた」。「結果」が次の行動に影響するのである。そのことに関する、石田本による第85回目の引用である。

【引用はじめ】

 人の行動を方向づけるのは結果だ。
 たとえ先行条件と行動が全く同じでも、結果によって次の行動は大きく変わる。
 たとえば、次のケースはどうだろう。
 A(先行条件) 「先輩が叱られている」
 B(行動) 「コーヒーを淹れる」
 C1(結果1) 「感謝された」
 C2(結果2) 「舌打ちされた」

 鈴木さんの目の前で先輩社員が叱責されている。理不尽な理由であることは明らかだ。同情した鈴木さんは、場が収まったのを見計らってコーヒーを淹れた。さりげなく先輩の机に置く。先輩は無言で頷き、力ないながらも笑顔を浮かべた。(結果1)
 佐藤さんの目の前で先輩社員が叱責されている。理不尽な理由であることは明らかだ。同情した佐藤さんは、場が収まったのを見計らってコーヒーを淹れた。さりげなく先輩の机に置く。先輩は舌打ちし、苦虫を噛み潰したような顔で「ミルクは要らないっていつも言ってるだろう」と吐き捨てた。(結果2)
 再び先輩が叱られたとき、気遣いを示すのはどちらだろうか。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.119~p.120    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 鈴木さんも、佐藤さんも先輩に対して、気を遣ってコーヒーを淹れた。しかし、先輩は鈴木さんと佐藤さんへの行動直後の結果が大きく異なっていたのである。鈴木さんは先輩の感謝が次の同じような行動を促すことになる。 

2025年9月1日月曜日

【利用者向け1371】防災の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年9月1日 月曜日(げつようび)。

  今日(きょう)は 「防災(ぼうさい)の日」です。

 1923年(大正たいしょう12年)9月1日 関東大震災(かんとうだいしんさい)が

 発生(はっせい)しました。

 死者(ししゃ)・行方不明者(ゆくえふめいしゃ) 10万(まん)5000人(にん)に

 のぼりました。

 この日(ひ)を 忘(わす)れないように 災害(さいがい)に 備(そな)える日(ひ)として

 制定(せいてい)されたのが 「防災(ぼうさい)の日」です。

 災害(さいがい)は 忘(わす)れたころに やってくるとも 言(い)われます。

 常日(つねひ)ごろからの 災害(さいがい)に対(たい)する備(そな)えが 大切(たいせつ)です。



組織が変わる(84) 「結婚記念日で花を贈った時の妻の反応」

 結婚記念日で、鈴木さんも佐藤さんも、妻に花を贈った。鈴木さんは妻から喜ばれた。佐藤さんは妻から無視された。次から妻へのプレゼントはどうするだろうか。鈴木さんはまたプレゼントするだろう。佐藤さんはプレゼントしないんじゃないかなあ。そのことに関する、石田本による第84回目の引用である。

【引用はじめ】

 人の行動を方向づけるのは結果だ。
 たとえ先行条件と行動が全く同じでも、結果によって次の行動は大きく変わる。
 たとえば、次のケースはどうだろう。
 A(先行条件) 「今日は結婚記念日だ」
 B(行動) 「花を買って帰る」
 C1(結果1) 「喜ばれた」
 C2(結果2) 「無視された」

 残業中の鈴木さんは、今日が結婚記念日であることを思い出した。しかし自分だけが先に抜け出すわけにいかない。せめて形だけでもと、夜遅くに花を買って帰った。妻はその心遣いに涙ぐんだ。(結果1)
 残業中の佐藤さんは、今日が結婚記念日であることを思い出した。しかし自分だけが先に抜け出すわけにいかない。せめて形だけでもと、夜遅くに花を買って帰った。妻は「ありがとう」と言ったきりテレビに夢中になっている。(結果2)
 来年の結婚記念日は、再びプレゼントをするのはどちらだろうか。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.118~p.119    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 妻へプレゼントした鈴木さんと佐藤さんでは、結果が違う。妻から「喜んでもらえた」人と「無視された」人では。次は「プレゼントを準備する」人、逆に「プレゼントを準備しない」人となる。行動の直後の「結果」によって、次の行動に大きく影響するのだ。