行動した直後の結果によって、次の行動が変わる。これが行動分析学の原理である。ある行動したら、その結果リインフォース(強化)されなければ、その行動は減っていく。そのことに関する、石田本による第113回目の引用である。
【引用はじめ】
全ての結果は行動の後に生じる。この原則を延長していくと、上司がリインフォース(強化)しなくても部下が何らかの影響を受けるケースも起こりうる。
通常、リインフォース(強化)されない行動は次第に減っていく。大変な苦労の末に問題を解決したとき、上司がねぎらう気遣いさえも示さなかったら、その社員は努力を怠るようになる。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.133~p.134 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
上司が部下ががんばっていい結果を出しているのに、何の関心も払わずにいたらどうなるだろう。おそらく、部下のがんばりもだんだん減っていくことだろう。部下のパフォーマンスに対して、しっかり把握するのも上司にとっての役割の一つである。
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