私たちの支援の質は、日々の小さな判断や声かけ、そして職員一人ひとりの“元気”に支えられています。しかし、忙しさや責任感が積み重なると、気づかないうちに「続ける力」や「立ち直る力」が削られてしまうことがあります。
行動分析学では、行動が続くためには再生力(レジリエンス)を保つ環境づくりが欠かせないとされています。
今回の引用文は、その大切な視点を改めて思い出させてくれる内容です。
【引用はじめ】
人の行動は変えられるが、そのチャンスには期限がある。あまりにも長く弱化と消去を続けられた人や組織には、もう再生力すらなくなってしまう。だから開発部の部長をやめさせることも一つの手立てといっていい。そのままでは、開発部を活性化する時機を逸してしまう。一刻も早く復帰と自発的回復を招くためには、荒っぽくてもこうすることもあり得る。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.97)
【引用おわり】
引用文が示すように、行動を変える・伸ばすためには、まず人が元気でいられる条件を整えることが前提になります。叱責や過度な負荷は、一時的に行動を変えるように見えても、長期的には再生力を奪い、組織全体の活力を弱めてしまいます。
のぞみの家では、「小さな成功を見つけて共有する」「失敗を責めず、次の一歩を一緒に考える」「職員同士が支え合える空気をつくる」
こうした“再生力を守る文化”を、これからも大切にしていきたいと思います。職員一人ひとりが安心して挑戦できる環境こそ、利用者さんへのより良い支援につながります。
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