2026年6月9日火曜日

嫌子が必要な場合

 嫌子を用いて、行動を減らすしかない場合がある。それは、犯罪行為、反社会的行為、生命に関わる行為などだ。緊急性があり、深刻な問題が生じ、周囲に悪影響がもたらされるからである。そうした場合、問題を即座に解決する手段として、嫌子による弱化が必要となる。

 【引用はじめ】

 やむを得ず嫌子による行動のコントロールが許される場合がある。たとえば犯罪行為や反社会的行為、生命に関わる行為など、すぐにやめさせることが必要な場合である。消去を使っても、これらの行動は最終的には減る。しかし、消去による行動の減少には弱化よりも時間がかかるし、その前にバーストなど起こされては、たまったものでは無い。さらに、消去を実行するには、その行動を維持する好子が何か特定できている必要がある。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.75)

【引用おわり】

 問題が生じていて、問題への対応に際し、消去では時間がかかり過ぎる。バーストなどが生じたら、問題をさらに大きくする。そうならないように、嫌子を用いなければならない場合がある。ただ、嫌子を用いる場合は十分留意しなければならない。エスカレートし過ぎないことが大事だ。 

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