口約束は、忙しい現場ほど流れやすく、後で「言った・言わない」の摩擦を生みます。行動分析学のパフォーマンス・マネジメントでは、行動を確実に支援するために“環境を意図的に整える”ことが基本です。その第一歩が、約束や役割を文章として残すこと。職員同士の認識をそろえ、行動を支える土台づくりにつながります。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントとは、「個人や企業、社会が抱える行動的問題を行動分析学に基づいて解決する方法」である。自然の随伴性では適切な効果的にサポートできない環境を、意図的に変えるのがパフォーマンス・マネジメントである。このパフォーマンス・マネジメントにおいて、その鉄則の一つが次のとおりである。
鉄則① 「口約束ではなく文章に残せ」
行動分析学には、「行動契約」という概念がある。行動をマネジメントするために、
(a)何をいつまでにするか
(b)行動をした場合、またはしなかった場合に、その結果として何が起こるかを明記したものを作り、マネジメントする人とされる人の間で契約として交わすのだ。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.138~p.139)
【引用おわり】
行動契約は、①何をいつまでにするか、②行動した場合・しなかった場合の結果を明記し、双方で共有する仕組みです。文章化は「責任追及のため」ではなく、「行動を支援する環境づくり」のための道具。のぞみの家の現場でも、曖昧さを減らし、安心して動ける職場づくりに直結します。
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