勤務先の会社などにおいて、「働き甲斐がない」と感じる理由はなぜか。行動分析学に基づくABC分析によって考えてみる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第130回目となる。
【引用はじめ】
働き甲斐がない理由
先行条件(A)景気が悪いときに⇒行動(B)働く
⇒結果(C)成果があがらない「消去」
⇒結果(C)充実感がない「消去」
⇒結果(C)成長感がない「消去」
⇒結果(C)お客様からクレームあり「弱化」
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.142
【引用おわり】
「景気が悪い」という先行条件(A)があって、「働く」という行動(B)を行っている。しかし、結果(C)はさんざん。成果なし、充実感なし、成長感なしと「働く」ことを「消去」することばっかり。さらに、クレームも多く、「働く」ことを「弱化」する。
「働く」ことに対して、消去と弱化が多く、強化されることがほとんどない。こうであれば、「働き甲斐がない」のは当然の結果である。
0 件のコメント:
コメントを投稿