2022年7月11日月曜日

発言すれば良いことがある

 ミーティングにおいて発言することがほとんど見られない。どうすればよいか。発言行動が強化されてないためである。強化の機会をつくる必要がある。まずはどうすればいいか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第113回目となる。

【引用はじめ】

 ミーティングなどで発言するようにするには、どうしたらよいか。まずは行動のきっかけを与えましょう。

 たとえば、「他の出席者の発言を褒めたり傾聴したりする」のです。他の出席者の発言を強化するのです。それを対象者に見せることで、発言すればこういう良いことがあるのだと知らせ、それにより対象者の行動を促そうとするのです。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.130~p.131

【引用おわり】

 ミーティングにおいて発言行動を促すきっかけが必要である。そのためには、発言する人を褒める。発言する人の話を熱心に聞く。発言すれば良いことがあることを、分かってもらうのだ。そうしたきっかけで、発言がほとんどなかった人が、「〇〇さんどうだね」と促して、ちょっとした発言でもあったら、「なるほど」などと大きくうなずいたりするのである。そうしたきっかけを何度か繰り返すことによって、発言することに抵抗も徐々になくしていくのである。

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