新しいアイデアがなかなか出ない。なぜか。アイデアそのものが生み出すことができないのか、それともアイデアが思いついても提案することがないのか。それによって、対応の仕方も変わってくる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第133回目となる。
【引用はじめ】
新しいアイデアが生まれない、提案されないという状態はどういうことか。アイデアが生まれないとはいっても、ほんとうに誰も何も考えつかないのか、それとも考えついても言わないだけなのか。いずれにせよ提案されないものは存在しないのと同じです。考えるというだけでなく、考えて提案するというところまでを行動とします。すると現在は、この行動が消去されたり弱化されたりしていると思われます。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.143~p.144
【引用おわり】
新しいアイデアを生み出すというのは、アイデアを考えついたらそれを提案することができてはじめて、新しいアイデアを生み出したと言える。こうした行動が強化されるようにしなければならない。新しいアイデアがなかなか生み出されないというのは、何らかの消去や弱化が働いている可能性がある。
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