好景気のときは、働いてもうまくいくことが多い。そうなると、働き甲斐も感じることができる。しかし、不景気になったら、仕事もうまくいかないことが多くなる。こうなると、どうしても働き甲斐を感じられなくなる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第132回目となる。
【引用はじめ】
好景気のもとでは自然と働くことに対する強化が起きます。だから人は一生懸命に働くのです。
しかし景気が悪くなると、消去や弱化が起きるため、たとえ同じ人でも仕事への情熱が徐々に冷めてゆくのです。
不景気下であっても好景気のときと同じような強化をするためにはどうしたらよいか。それを考え実行できれば、状況に風穴をあけることができるわけです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.143
【引用おわり】
好景気では働けば強化されることが多い。しかし、不景気では働いても消去や弱化されることが多くなる。不景気のときでも、働くことに対して強化されるような状況をどうやってつくるか。そうした状況づくりに努力する必要がある。
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