職場に活気がない。職員にとっては何をやっても働き甲斐を感じられない。何とかしたいの気持ちがあってもうまくいかない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第144回目となる。
【引用はじめ】
閉塞感に満ちている職場においては、一生懸命働いても次のような消去や弱化が働いています。
- 成果があがらない(消去)
- 充実感が得られない(消去)
- 成長感が得られない(消去)
- 自分や会社が成功する気がしない(消去)
- お客様からクレームをつけられる(弱化)
という消去と弱化ばかりがあるために、がんばって働かなくてはと頭では思いつつも、体や心のほうがいうことをきかないという状態になっています。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.152
【引用おわり】
職場の雰囲気が良くない。職員も意欲に欠ける。何に対しても受け身だ。なぜそうした傾向になるのか。働いてもその直後の状況が消去されたり、弱化されたりすることがほとんどである。この状況をどうすれば変えられるか。強化する機会を多くするにはどうするか。その転換を図る対策が必要だ。強化することができる具体的な行動をやれるようにするのである。
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