会社組織内において、協力することがうまくいかないのはどういう状況か。それを行動分析するとどうなるか。何が弱化され、消去されているのか。それを明らかにする必要がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第137回目となる。
【引用はじめ】
みんながお互いに協力し合わないということはどういうことか。「協力する」という行動が消去または弱化されているわけです。それは次のようなことが起きています。
- 協力すると、自分の仕事(残業)が増える(弱化)
- 協力すると、自分の目標が達成できなくなる(弱化)
- 協力しても、会社には認められない(消去)
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.146
【引用おわり】
協力する行動の直後において仕事が増える、目標達成ができない、認められないといったことがある。協力行動することが強化されず、弱化や消去される状況にある。これでは、協力する行動が成立することはない。協力する行動の直後に強化されるようにしなければならない。強化できる状況がつくり出させるようにしたいのだ。
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