新製品を開発するにあたって、開発過程における課題を一つずつクリアする必要がある。その課題がクリアできるたびにその行動を強化することである。強化することで次の課題につなげることができるようになる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第147回目となる。
【引用はじめ】
新製品の開発を課題分析して、次のような行動を強化するのです。
- 設計 設計図が描けたら祝う。
- 技術開発 製作に必要な技術を開発し、特許を出願したらまた祝う。
- ラボ試作 ラボ(研究室内)でプロトタイプが試作できたら、さらに祝う。
- 量産試作 ラボでの成果を踏まえ、工場で試作品が製造できるようになったら、もっと祝う。
- 市場投入 市場投入のために、製品(工場への移管)が完了したら、盛大に祝う。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.153~p.154
【引用おわり】
新製品開発を促進するには、設計から始まって市場投入までの各段階における行動を強化することが大事である。その段階がうまくいったら仲間とともにいっぱい傾けて喜びを分かち合うのである。特許が出願できた、プロトタイプを試作した、量産体制が整ったなどができたことに対して、それぞれお祝いするのだ。ここまできたと乾杯したり、簡単なパーティーなどで盛り上がるのである。こうしたことによって、次への意欲が増すことになる。
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