2022年8月16日火曜日

本物の成長感のために行動の記録をつける

 結果の良し悪しだけにこだわっていても、成長は感じられない。それよりは、どう行動してきたかを明確にすることが大事だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第150回目となる。

【引用はじめ】

 本物の成長感はどうすれば得られるのかというと、過去の自分の仕事の最終結果でなく、過去の自分の行動に着目することで得られます。

 たとえば試作を見てみましょう。試作は通常、1回で評価をパスすることはありません。たいていは数回ほど作り直して、やっと全ての要件を満たせるようになります。何回でパスできるようになるかは、その人の洞察力と腕次第だと言われています。ということは、試作を何回でパスできたかを記録すれば、自分の腕がどれだけ上がったかが定量的に分かることになります。

 こうしたことができるようになるためには、行動の記録がカギとなります。試作品ができたというだけでなく、何回目の試作でできたかが分かるように記録をつけておくことが重要なのです。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.156~p.157

【引用おわり】

 試作品がどれぐらいの試行錯誤で完成させることができたか。そういった行動を定量的に明らかにするといい。それはそんなに難しいことではない。試作品を何回やったらうまくできたかを記録するだけでいい。そういったことを続けていくのである。だんだんと試作を繰り返す回数が減っていく。そうなったら、自分も成長しているんだと感じられるようになるはずだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿