2025年3月9日日曜日

【利用者向け1196】3・9デイ(ありがとうを届ける日)

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月9日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 3月9日の 日付(ひづけ)の

 「サン(3)キュー(9)」 から 「ありがとう」の日です。

 3・9デイ(ありがとうを届とどける日)です。

 「ありがとう」という言葉(ことば)に たくして 感謝(かんしゃ)を

 伝(つた)え合(あ)う日です。



問題解決(98) 「プロンプト」

 標的行動のとおりうまくできない時には、ヒントを出すといい。それがプロンプトである。適切なプロンプトによって、標的行動が促される。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第98回目の引用である。

【引用はじめ】

 標的行動が起こりやすいように合図や指示、ヒントを出すのがプロンプトである。プロンプトはクイズのヒントのように言語的なものもあれば、鉄棒で逆上がりを補助するように身体的なものもある。

 ばた足の練習で、直前にフィードバックしたことが守られていなかった時には、指示棒でばた足している人の体の一部を軽く触れた。そうすることで適切な行動が現れることを狙ったのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50~p.51)

【引用おわり】

 ばた足が腿を動かしてできるようになるために、指示棒で腿にふれた。それに促されて、腿を動かすようになった。すかさず強化した。こうしたことによって、「足を腿から動かす」ことができるようになり、その標的行動が定着できた。指示棒で腿にふれることが、プロンプトになったのである。 

2025年3月8日土曜日

【利用者向け1195】みつばちの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月8日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「みつばちの日」です。

 3月8日が 「みつ(3) ばち(8) 」と読(よ)む 語呂合(ごろあ)わせから

 決(き)められました。

 ミツバチは 二ホンミツバチと セイヨウミツバチなどがいます。

 はちみつを採(と)るのは 主(おも)に セイヨウミツバチです。

 ミツバチは 女王(じょうおう)バチ 働(はたら)きバチ オスバチが

 います。

 オスバチは 英語(えいご)で ドローンと 言(い)います。

 無人航空機(むじんこうくうき)の ドローンは オスバチの「ブーン」と

 いう羽音(はおと)からきています。


問題解決(97) 「具体的な説明によるフィードバック」

 適切な行動を促すには、具体的に説明することである。何をどのようにするのかを、相手に分かりやすく言う必要がある。それがうまくできていない場合が少なくない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第97回目の引用である。

【引用はじめ】

 言葉で身体や筋肉の動きを具体的に説明すること。長嶋監督流に「そこをびゅっとしてがーといけばグッドですね」などと曖昧な説明をするのではなく、「左足に重心をのせて左腕を引きながら手首を返す」のように、誰にでも、何をどうすればいいのか分かるように説明することが肝心。このためにはもちろん適切な課題分析が必須になる。

 具体的な説明によるフィードバックは結果(C)として使った場合、不適切な行動を弱化し、同時に適切な行動の先行条件(A)となるから便利である。


(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50)

【引用おわり】

 ばた足がうまくできない人にとって、標的行動どおりできないのは、その説明が曖昧だからだ。先行条件(A)において、標的行動を具体的に説明すれば、行動(B)が説明どおりにできた。そのことによって、結果(C)において強化するのである。この繰り返しによって、標的行動は定着することができるのだ。 

2025年3月7日金曜日

【利用者向け1194】東北新幹線の連結がはずれた

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月7日 金曜日(きんようび)。

 東北新幹線(とうほくしんかんせん)と 秋田新幹線(あきたしんかんせん)の連結(れんけつ)が

 はずれました。

 運転中(うんてんちゅう)です。

 原因(げいん)が 分(わ)かるまで 連結運転(れんけつうんてん)を 取(と)りやめることに

 なりました。 

 山形新幹線(やまがたしんかんせん)は 福島(ふくしま)で

 東北新幹線(とうほくしんかんせん)に 乗(の)りかえることになります。

 不便(ふべん)になります。

問題解決(96) 「モデリングにも限界あり」

 モデリングを用いても、効果がない場合もある。その場合は、シェイピングの技法を使うといい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第96回目の引用である。

【引用はじめ】

 モデリングは、 "模倣" という行動レパートリーが身についている相手にしか使えない技法だ。人間以外のほとんどの動物には模倣のレパートリーはない。人間でも何らかの障害によって模倣のレパートリーが発達していない子供や大人もいる。その場合には、シェイピングの技法を使うか、模倣のレパートリーそのものの訓練から始めることになる。「ちゃんと手本を見せているのにできない」と学習者を責めるのは個人攻撃の罠に陥った証拠だから、要注意。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50)

【引用おわり】

 うまくできないと、「なんでこんな簡単なこともできないんだ」と言いたくなる。ついつい、個人攻撃の罠におちいる。やり方に問題がある。だから、やり方を工夫するのだ。行動を変えるための手立てをどうするか、考えるのである。 

2025年3月6日木曜日

【利用者向け1193】大船渡市の山林火災続く

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月6日 木曜日(もくようび)。

 岩手県(いわてけん)大船渡市(おおふなとし)で 山林火災(さんりんかさい)が

 続(つづ)いています。

 発生(はっせい)が 2月26日でした。

 そこから1週間(しゅうかん)もたっています。

 消火活動(しょうかかつどう)が 続(つづ)いていますが なかなか消(け)すことが

 できません。

 空気(くうき)が 乾(かわ)いていて 強風(きょうふう)がふいているので

 次々(つぎつぎ)と 延焼(えんしょう)しています。

 避難(ひなん)している 住民(じゅうみん)も 多数(たすう)います。  

問題解決(95) 「ちゃんと見本や手本を示しているか」

 なかなかできないことがあったらどうすれば良いか。手本や見本を示して、その通りできるようにするのがいい。それがなかなかできていないのが現実である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第95回目の引用である。

【引用はじめ】

 モデリングとは見本や手本を示すことだ。新しい課題を与える時や、助言するときに、必ず手本を示すようにするといい。これもあたりまえのことのようだが、実際、会社や学校で何かを教えるとき、どれだけの見本や手本を用意しているか思い浮かべて欲しい。「もっと丁寧に挨拶しなさい!」と言いながら、どれだけの人が丁寧な挨拶の手本を示しているだろうか? 「じっくり考えて問題を解きなさい」という数学の先生がどれだけ "じっくり考える" 手本を子どもたちに示しているだろうか?

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.49~p.50)

【引用おわり】

 モデリングは、標的行動を身につけさせるには有効な手立てである。簡単には身につかない行動には計画的・段階的にモデリングを活用する必要がある。単なる言葉だけでなく、見本や手本を示すようにするのだ。 

2025年3月5日水曜日

【利用者向け1192】サクラ開花予想

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月5日 水曜日(すいようび)。

 県内(けんない)の サクラ開花(かいか)予想(よそう)が 発表(はっぴょう)されました。

 霞城公園(かじょうこうえん)は 4月10日に サクラが開花(かいか)する

 予想(よそう)です。

 その1週間後(しゅうかんご)が 満開(まんかい)になります。

 満開(まんかい)は 4月17日ぐらいかな。

 楽(たの)しみです。

 

問題解決(94) 「ダルマ浮きができるまでのシェイピング」

 泳げない人にとって、ダルマ浮きができるまでだって簡単ではない。30秒間ダルマ浮きができるようにするには、ちょっとでもできたら誉めるを繰り返す。それをだんだんと秒数を長くしてゆく。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第94回目の引用である。

【引用はじめ】

 泳ぐことができない人に対して、まずダルマ浮きができるようにするためシェイピングの技法が使われた。

 最初の課題は "ダルマ浮き" を30秒続けることだったが、せいぜい5秒が限界だ。だからといって誉めずにいたら、どうなるだろう? 分化の原理によって行動は減ってしまうだろう。だから、訓練の初期段階では、5秒でもいいから誉めた。でもそれができるようになると「今度は10秒頑張ってみましょう!」と励まして、10秒できるようになったら誉めるようにした。次は15秒、そして20秒というように、徐々に標的行動に近づけていったのだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ダルマ浮きが30秒間できるようにする標的行動を設定した。まずは、5秒、10秒、20秒、そして最終的に30秒間ダルマ浮きができるようにするまで、根気よく強化してゆくのだ。それがシェイピングと呼ばれる技法である。ただ、やみくもにやらせるよりはずっと効率的なのである。

2025年3月4日火曜日

【利用者向け1191】モンテディオ山形3連敗

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月4日 火曜日(かようび)。

 モンテディオ山形(やまがた)は 3連敗(れんぱい)。

 みんな応援(おうえん)しているのに 勝(か)てません。

 残念(ざんねん)。

 千葉(ちば)とは 2対(たい)3で 惜(お)しくも 負(ま)けてしまいました。

 次(つぎ)の 試合(しあい)こそ 勝(か)ってほしい。

 応援(おうえん)しましょう。

 次(つぎ)は 秋田(あきた)との 戦(たたか)いです。 

問題解決(93) 「ハトが円盤をつつけるようにする」

 分化の原理やシェイピングの技法といった行動分析学的知見を明らかにするために、ハトを使った実験をした。ハトが実験箱の円盤をつつく行動ができるまでを記録したのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第93回目の引用である。

【引用はじめ】

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。行動分析学の基礎研究ではハトを被験体に使うことが多い。ハトを実験箱に入れ、はこの側面についたプラスティックの円盤をつつく行動をエサで強化するのだ。

 ところが初めて実験に参加するハトには、円盤をつつくという行動が身についていない。最初は実験箱の中で歩き回ったり、羽をついばんだりしている。そこで、ハトの行動の中で円盤をつつくのに最も近い行動、たとえば円盤の方を見る行動を選んで強化するのだ。するとハトは円盤を頻繁に見るようになる。

 そこで今度は円盤を見ただけではエサを与えないようにする。消去の開始だ。するとハトは円盤を見ながら首を振ったり、回転したり、しゃがんだりと、いろいろな行動を始める。これが消去によって生じる。様々な行動の出現だ。この中から、円盤をつつくのに一番近い行動、たとえば円盤に向かって近寄る、を強化する。分化の原理が働いて、強化された行動は増え、それ以外の行動は減っていく。そして、消去と強化を繰り返し、徐々に標的行動に近づけていく。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ハトを実験箱に入れて、円盤をつつく行動を身につけることができた。そのプロセスを明らかにして、どうすれば標的行動を達成するのか分かった。分化の原理やシェイピングの技法として一般化する科学的知見を見出したのである。 

2025年3月3日月曜日

【利用者向け1190】ひな祭り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月3日 月曜日(げつようび)。

 3月3日は ひな祭(まつ)りです。

 女(おんな)の子(こ)が 健(すこ)やかに 成長(せいちょう)を 願(ねが)う

 行事(ぎょうじ)です。

 「桃(もも)の節句(せっく)」とも 言(い)います。

 ひな人形(にんぎょう)を 飾(かざ)っている家(うち)もありますね。


 

問題解決(92) 「ハトによる基礎研究」

 動物による基礎研究から、分化の権利やシェイピングの技法が見出された。特に、ハトを実験箱に入れた研究によって、そうした原理の発見があった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第92回目の引用である。

【引用はじめ】

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。行動分析学の基礎研究ではハトを被験体に使うことが多い。ハトを実験箱に入れ、はこの側面についたプラスティックの円盤をつつく行動をエサで強化するのだ。

 ところが初めて実験に参加するハトには、円盤をつつくという行動が身についていない。最初は実験箱の中で歩き回ったり、羽をついばんだりしている。そこで、ハトの行動の中で円盤をつつくのに最も近い行動、たとえば円盤の方を見る行動を選んで強化するのだ。するとハトは円盤を頻繁に見るようになる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ハトの研究によって、私たちも活用できる行動の原理が明らかになった。ちょっと突飛かもしれないが、地道な基礎研究があったから人間も応用できる行動の原理をもたらしたのである。普通では思いつかない研究方法は、私たちにすばらしい貢献をしてくれたのだ。 

2025年3月2日日曜日

【利用者向け1189】河津桜が満開

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月2日 日曜日(にちようび)。

 静岡県(しずおかけん)河津町(かわづまち)では 今(いま) 桜(さくら)が

 満開(まんかい)です。

 河津桜(かわづさくら)は 濃(こ)い ピンク色(いろ)をしています。 

 ソメイヨシノより ずっと早(はや)く 花(はな)が 咲(さ)きます。

 見(み)てみたいなあ。

問題解決(91) 「弱化より強化を」

 シェイピングによって新しい行動を身につけることができる。そこでは、弱化でなく強化の原理を使ったほうがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第91回目の引用である。

【引用はじめ】

 シェイピングという技法の背景には分化の原理が働いている。

 子どもに算数を教えるとき、後輩にパソコンの使い方を教えるとき、恋人にスキーの滑り方を教えるとき。「そうじゃない!」「違うよ」「さっき言ったこと聞いてなかったの?」などなど、我々がいかに弱化を使いがちか。強化の原理を使うと、何かを教えるのは、ずっと簡単になる。

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)

【引用おわり】

 スキーの滑り方を教えるにあたって、「そうじゃない」と言っても相手はどうすれば良いか分からない。モデルを示して、その通りにできなくても、ここは良かったと強化するのである。次はこうしたらと、再度モデルを示すのである。それでもうまくできなくても根気よく励ます。そうしたやり方の方がいい。ここがダメだと弱化しても身に付くものでない。 

2025年3月1日土曜日

【利用者向け1188】3月は弥生

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月1日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)から 3月です。

 3月は 「弥生(やよい)」とも 言(い)います。

 いい天気(てんき)になりました。

 気温(きおん)も 10度(ど) 以上(いじょう)になりそうです。

 春(はる)の 陽気(ようき)です。

 あんなにあった雪(ゆき)もどんどんとけています。

 うきうきしてきます。 

 

問題解決(90) 「シェイピングと分化の原理」

 新しい行動を身につけるためには、どのような働き方をすればよいか。それがシェイピング呼ばれる手法である。標的行動に近い行動を徐々に強化するやり方だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第90回目の引用である。

【引用はじめ】

 新しい行動を身につけるため、すでにレパートリーにある行動の中で標的行動に最も近い行動を強化する。その行動が増えたら、今度はそれを消去する。行動を消去すると、一時的に、消去された行動に似た様々な行動が起きることが知られている。消去によって生じた様々な行動の中から最も標的行動に近いものを選んで、さらに強化する。その行動が増えたら、また消去する。この様に強化と消去を繰り返して、次第に標的行動に近い行動を強化していく。

 シェイピングという技法の背景には分化の原理が働いている。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)

【引用おわり】

 標的行動となる行動レパートリーを、どのようにすれば、身につけることができるか。今できる行動からスタートして、だんだんと標的行動に近い行動に近づける。それを計画的に段階的に行うのである。段階ごとにうまくいったらその直後に強化する。それを標的行動ができるようになるまで、繰り返すのである。これがシェイピングである。

2025年2月28日金曜日

【利用者向け1187】明日から3月

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月28日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 2月の 最終日(さいしゅうび)。

 2月は28日までしか ありません。

 明日(あす)から3月。

 早(はや)いねえ。

 今年(ことし)も 2か月が 過(す)ぎました。

 

  

問題解決(89) 「新しい行動を身につける」

 新しい行動を身につけるためには、シェイピングという技法を用いるのがいい。靴ひもを結べるようにするために、段階的に指導するなどである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第89回目の引用である。

【引用はじめ】

 シェイピングは、言葉では説明しにくい行動を教えたり、言葉が理解できない相手に新しい行動を教えるのに使われる。障害児教育には欠かせない技法で、発話や靴ひもを結ぶことや歯ブラシで歯を磨くことなど、様々な行動を新しくレパートリーに組み入れるのに使われている。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)

【引用おわり】

 障害児の身辺自立を身につけるようにするのに、シェイピングは役に立つ。排泄指導、着衣指導、買い物指導、食事指導、入浴指導などである。

2025年2月27日木曜日

【利用者向け1186】国際ホッキョクグマの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月27日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「国際(こくさい)ホッキョクグマの日」です。

 ホッキョクグマの 絶滅(ぜつめつ)が 危惧(きぐ)されています。

 地球温暖化(ちきゅうおんだんか)によって 北極圏(ほっきょくけん)の 氷(こおり)が

 年々(ねんねん) 小(ちい)さくなっています。

 ホッキョクグマの すみかやエサが 減(へ)ってきています。

 ホッキョクグマは 体長(たいちょう)250センチ 体重(たい゛ゅう)600キロにもなります。


  

問題解決(88) 「南の島でイルカと泳ぐを実現する」

 "南の島でイルカと泳ぐ" という夢を実現するには、どうするか。ただ、夢を語るだけでは実現できない。実際、どのように行動すればよいかをリストアップするのがいい。行動をリスト化するには、できるところから始める。段階的に進めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第88回目の引用である。

【引用はじめ】

 "南の島でイルカと泳ぐこと" という究極の目的を実現したい。しかし、これだけだと漠然としていて、すぐに訓練を始められない。最初に標的行動をより具体的に決めなければならない。そのためには課題分析を行う。課題分析では、最終的な目標課題を達成するために、どんな行動がどんな順序で起こらなければならないかを洗いだした。

  1. 水着に着替える
  2. シュノーケルなどの装備をつける
  3. 海に飛び込む
  4. 立ち泳ぎする(海中に浮かぶ)
  5. イルカのいる方向を向く
  6. 泳ぎ出す
  7. イルカを見ながら泳ぐ

 1 はすでに行動レパートリーにある。 2 も簡単な先行条件(「こうやって下さい」と手本を見せながら促す)によって生じる行動である。だから訓練する必要はない。水を恐れるレスポンデントがある人にとって 3 は克服すべき最初の問題だ。そこで、支援者が系統的脱感作法を使い、反射化した水やプールを中性子に戻した。 4 から 7 を実現するためには、リラックスした自由形で、できるだけ長い時間泳げるようにした。遠泳に最適なフォームを、自分が泳いでいるビデオ観察することで分析した。こうして具体的な標的行動のリストができあがった。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47~p.48)

【引用おわり】

 ここでは、イルカと泳ぐことだけの内容になっている。しかし、他の要素として、南の島に行くための資金をどのように準備するかなども必要だ。このことだって、なかなか大変である。また、いつどこに行くか。休みはとれるかなどもある。実現のためには、意外とさまざま考えるべきことが多いのである。

2025年2月26日水曜日

【利用者向け1185】二・二六事件の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月26日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「二・二六事件(にてんにろくじけん)の日」です。

 1936年(昭和しょうわ11年)2月26日 クーデター事件(じけん)がありました。

 陸軍(りくぐん)の 青年将校(せいねんしょうこう)たちが 首相官邸(しゅしょうかんてい)

 などを 襲撃(しゅうげき)して 政府(せいふ)を 倒(たお)そうとしたのです。

 結局(けっきょく) 失敗(しっぱい)に 終(お)わりました。



  

問題解決(87) 「課題分析」

 非常に難しい究極の目的を実現するには、漠然とした望みだけでは夢や空想でしかない。順序だてた具体的な計画が必要だ。それが「課題分析」と言われるものである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第87回目の引用である。

【引用はじめ】

 "南の島でイルカと泳ぐこと" という究極の目的を実現したい。しかし、これだけだと漠然としていて、すぐに訓練を始められない。最初に標的行動をより具体的に決めなければならない。そのためには課題分析を行う。

 課題分析では、最終的な目標課題を達成するために、どんな行動がどんな順序で起こらなければならないかを洗いだしていく作業である。 "南の島でイルカと泳ぐこと" の究極の目的を課題分析すると、

  1. 水着に着替える
  2. シュノーケルなどの装備をつける
  3. 海に飛び込む
  4. 立ち泳ぎする(海中に浮かぶ)
  5. イルカのいる方向を向く
  6. 泳ぎ出す
  7. イルカを見ながら泳ぐ

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47)

【引用おわり】

 「課題分析」では、目的にそった内容を記述しなければならない。どんな行動をどのような順序で行うべきか。具体的に行動すべきことを表すことが重要だ。視覚的に見えるようにするのである。それが、上記の引用で示した "南の島でイルカと泳ぐこと" という目的を課題分析したものである。

2025年2月25日火曜日

【利用者向け1184】茂吉忌

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月25日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「茂吉忌(もきちき)」です。

 1953年(昭和しょうわ28年)2月25日 斎藤茂吉(さいとうもきち)が

 亡(な)くなった日です。

 斎藤茂吉(さいとうもきち)は 上山市出身(かみのやまししゅっしん)です。

 短歌作家(たんかさっか)として 有名(ゆうめい)です。

 精神科医(せいしんかい)でもありました。

 上山市(かみのやまし)には 斎藤茂吉記念館(さいとうもきちきねんかん)が

 あります。



  

問題解決(86) 「行動レパートリーの習得」

 泳げるようになりたい。そう思っても、泳げるようになるには、泳ぐための行動レパートリーを習得する必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第86回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントで問題を解決するときには、最初に現状のABC分析を行って問題の原因を推定する。問題が先行条件(A)や結果(C)ではなく行動(B)にある場合、すなわち、何をすべきか分かっていて "やる気" もあるのに、実行できない場合、これは標的行動が行動レパートリーとして習得されていないことが原因である。

 泳ぎたいと思っていても、泳げない人にとって、水泳選手みたいには真似できない。水中で脱力したり、足を腿から動かすという行動が、まだレパートリーに入っていないからだ。

 このような場合には、新しい行動をレパートリーに組み入れるための訓練が必要になる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.47)

【引用おわり】

 泳ぐための行動レパートリーが未習得 である。そこで、行動レパートリーがスムーズに習得できるように易から難へと順序良く学べるようにするのがいい。そうすると、失敗を少なくして習得できる。スピーディーな習得が可能である。

2025年2月24日月曜日

【利用者向け1183】スキー日和

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月24日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 3連休(れんきゅう)の 最終日(さいしゅうび)。

 振替休日(ふりかえきゅうじつ)です。

 朝(あさ)は 氷点下(ひょうてんか)5度(ど)まで 下(さ)がりました。

 晴(は)れわたって いい天気(てんき)になっています。

 蔵王(ざおう)の スキー場(じょう)は とてもいいスキー日和(びより)かなあ。 

問題解決(85) 「自由に泳げるようになった」

 溺れたことがきっかけでプールが怖くて、近づくこともできなかった。その人を系統的脱感作法を使って、プールに入れるようになった。その後、段階的な支援によって、脱力して浮くことができるようになり、ばた足で進めるまでになった。さらに、一歩一歩自由に泳げるところまでいった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第85回目の引用である。

【引用はじめ】

 ゆっくりではあるが、泳げなかった人は一歩一歩確実に標的行動(ばた足で12m進む)を習得していた。第三段階では、息継ぎが、第四段階では腕の動きが、第五段階ではすべての組み合わせがおなじように指導され、彼は1000mを泳ぎきれるようになっていた。

 もう水は怖くない。自由形で思う存分、泳ぐことができる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46~p.47)

【引用おわり】

 泳げるようになるまで、ステップバイステップで支援を続けた。水中で浮く、ばた足で進む、息継ぎ、腕を動かす、それらの動きを組み合わせるなどができるようにしたのである。支援者がモデルを示したり、動きがうまくいったらすかさず誉めた。失敗したら、具体的に動き方を指摘したのである。こうした地道なやり方が功を奏する結果となった。 

2025年2月23日日曜日

【利用者向け1182】天皇誕生日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月23日 日曜日(にちようび)。

 3連休(れんきゅう)の 中日(なかび)です。

 2月23日は 天皇誕生日(てんのうたんじょうび)です。

  現在(げんざい)の 天皇(てんのう)は 第(だい)126代(だい)の

 天皇(てんのう)徳仁(なるひと)です。

 天皇陛下(てんのうへいか)は 65歳(さい)の 誕生日(たんじょうび)を

 迎(むか)えられました。

 この日は 皇居(こうきょ)において 一般参賀(いっぱんさんが)が

 行(おこな)われます。




問題解決(84) 「アドバイスは具体的に」

 泳げない人にとって、 "ばた足で進む" のも難しい。それで、標的行動を "ばた足で12m進む" として、6つの達成基準を決めて練習をした。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第84回目の引用である。

【引用はじめ】

 第二段階では "ばた足で12m進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。

  1. 足は腿から、一定のリズムで動かす。
  2. 足を蹴るときは、最初は膝を曲げ、最後は伸ばす。
  3. 足首を常に伸ばす。
  4. 両手は前方に伸ばして重ねる。
  5. 肘を閉める。
  6. 頭の頂点を進行方向へ向け、2m先を見る。

 練習は、毎回、前回までのおさらいをする。それから、支援者が手本を見せ、本人がやってみる。それを支援者が上記の6つの達成基準から評価して、すぐに指導する。だからアドバイスはすべて具体的になる。

 「足首がきれいに伸びましたね。いいですよ」とか「足が膝からしか曲がってません。桃から動かすようにしましょう」と、誉めるにしても、間違いを指摘するにしても具体的だ。単に「いいですね」とか「だめ、だめ」というように、合格か不合格かだけを伝えるのではない。また、「流れるように足を動かして」のような抽象的な表現や、「体が沈みすぎないよう」のように、本人にとってはどうすればいいのかが分からないような指示も避けるようにした。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46)

【引用おわり】

 標的行動を具体的に決め、6つの達成基準も明確なものにした。練習に際しては、おさらいを欠かさず、支援者による手本を示す。達成基準どおりになっているかどうかを行動の直後に評価する。うまくいけば強化する。うまくいってなければ、具体的なことばで指摘するのである。

2025年2月22日土曜日

【利用者向け1181】猫の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月22日 土曜日(どようび)。

 雪(ゆき)が 横(よこ)なぐりに 降(ふ)っています。

 これでは 外出(がいしゅつ)する 気(き)になれません。

 今日(きょう)から 3連休(れんきゅう)。

 こたつに入って ぬくぬくしているのが いいですね。

 今日(きょう)は 「猫(ねこ)の日」です。

 ネコを 抱(だ)いて 毛(け)づくろいしてあげると いいかもしれません。

 ネコ 飼(か)っていますか。


 

問題解決(83) 「モデルの動作を録画」

 泳げるようにするために、 "ばた足で進む" ことを標的行動に設定して、6つの達成基準を設けた。一つ一つの基準がどうなっているかを、支援者による動画を提示した。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第83回目の引用である。

【引用はじめ】

 泳げなかった人が泳げるようにするために、第二段階では "ばた足で進む" が標的行動として設定された。まだ息継ぎはしない。顔を水面につけたまま足を動かして進むだけだ。支援者は、自分がばた足で進んでいるところを録画し、どんな特徴があるか何度も観察した。そして足の動かし方や、足首の曲げ方など、6つの達成基準を洗いだした。

 その達成基準は次のとおりである。

 第二段階では "ばた足で12m進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。

  1. 足は腿から、一定のリズムで動かす。
  2. 足を蹴るときは、最初は膝を曲げ、最後は伸ばす。
  3. 足首を常に伸ばす。
  4. 両手は前方に伸ばして重ねる。
  5. 肘を閉める。
  6. 頭の頂点を進行方向へ向け、2m先を見る。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.46)

【引用おわり】

 "ばた足で12m進む" という標的行動を段階的に達成する基準を6つ設定した。それを一つずつ達成するために、支援者による動画を観察して、実際にそのとおりできるようになるまでやってみるのである。 

2025年2月21日金曜日

【利用者向け1180】東京初の日刊新聞創刊日

 今日は 令和7年2月21日 金曜日。

 今日は 「東京初の日刊新聞創刊日」です。

 1872年(明治5年)2月21日 東京日日新聞が 創刊されました。

 現在の 毎日新聞です。

 創刊号は 1面だけの 新聞でした。




問題解決(82) 「ばた足で進む」

 泳げなかった人が、水中で脱力して浮くことができるようになった。次はどのような練習すればよいか。第二段階の標的行動を設定する。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第82回目の引用である。

【引用はじめ】

 泳げるようになるための第一段階として、 "水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする" という標的行動を設定した。4つの課題を用意し、それぞれに達成基準を設けた。

 第二段階では "ばた足で進む" が標的行動として設定された。それが次のとおりである。

 第2段階 ばた足で12m進む。ただし、

  1. 足は腿から、一定のリズムで動かす。
  2. 足を蹴るときは、最初は膝を曲げ、最後は伸ばす。
  3. 足首を常に伸ばす。
  4. 両手は前方に伸ばして重ねる。
  5. 肘を閉める。
  6. 頭の頂点を進行方向へ向け、2m先を見る。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45~p.46)

【引用おわり】

 水に対する恐怖心が強く、プールといっただけで、緊張していた人が、系統的脱感作法によって、プールに入ることまではできるようになった。そして、何とか水中で脱力して浮くこともできるようになった。今度は、 "ばた足で進む" のを標的目標とした。6つの課題を設けて少しずつ達成するようにしたのである。 

2025年2月20日木曜日

【利用者向け1179】志津温泉は雪の壁

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月20日 木曜日(もくようび)。

 日本一(にほんいち)の 雪(ゆき)が降(ふ)るところが 山形県(やまがたけん)

 にはあります。

 大蔵村(おおくらむら)の 肘折(ひじおり)では ありません。

 西川町(にしかわまち)の 志津温泉(しずおんせん)です。

 5メートルもの積雪(せきせつ)です。

 2階(かい)の窓(まど)まで 雪(ゆき)で 家(いえ)が 埋(う)まって

 しまうのです。

 玄関(げんかん)が 通(とお)れるようにするために 3時間(じかん)も

 かけて雪(ゆき)かきします。

 道路(どうろ)を 確保(かくほ)するために 雪(ゆき)の壁(かべ)が

 できています。 

問題解決(81) 「標的行動の設定」

 泳げるようになりたい。そのために、具体的な標的行動を設定するのがいい。まず、水中で脱力して浮くことができることから始める。支援者は手本を示しながら、うまくいったら誉めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第81回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントを使って問題を解決しようとするときに着目する具体的な行動を、標的行動と呼ぶ。泳げるようになるための第一段階として、 "水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする" という標的行動を設定した。そしてこの標的行動を身につけるため、4つの課題を用意し、それぞれに達成基準を設けた。

 各課題では、まず支援者が手本を示し、相手にそれを真似させた。そしてうまくできているところを誉め(「いいですね。腕の力がよく抜けています」)、直すべきところを具体的に指示した。(「肩の力を抜いて下さい」)。一つ一つの課題の基準が達成されるまで、練習を繰り返した。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45~p.46)

【引用おわり】

 泳げるには、まず水中でもバタバタせず、全身の力を抜けるようにしなければならない。初心者は、どうしても、水中では緊張して脱力できない。それができるまで、ゆっくりと練習する必要がある。本人の実情に即して具体的に標的行動を設定するのである。 

2025年2月19日水曜日

【利用者向け1178】冷えこんだ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月19日 水曜日(すいようび)。

 今(いま) 9時(じ) 過(す)ぎ。

 青空(あおぞら)が 広(ひろ)がる いい天気(てんき)になっています。

 気温(きおん)は マイナス3度(ど)。

 早朝(そうちょう)は マイナス5度(ど)以下(いか)と なりました。

 冷(ひ)えこみました。

 午後(ごご)からは 雪(ゆき)もようになりそうです。

 今日(きょう)も 暖(あたた)かくして 仕事(しごと)に はげみましょう。

  

問題解決(80) 「水中で脱力する」

 泳げないことで悩んでいる人には、どんな方法を使えば泳げるようになるか。まずは、水の中では脱力していれば、浮くことができる経験を積み重ねる必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第80回目の引用である。

【引用はじめ】

 泳げない人が泳げるようにするにはどうするか。泳げるようになることを望んでいる人に対するやり方である。まず、人間の体は基本的には水に浮くようにできている。脱力していれば、手足をバタバタさせなくても沈まない。かなづちとは違うのだ。そこで、手をバタバタさせる行動を消去することから始める。

 第1段階 水の中で全身の力を抜き、浮いていられるようにする。

  1. ダルマ浮き 両手で膝を抱え、水中でダルマの様に丸くなり、この姿勢を30秒間保持する。
  2. クラゲ浮き 両手両足を弛緩させ、うつ伏せでクラゲの様に水中に浮き、この姿勢を30秒間保持する。
  3. 伏浮き 両手を前方に伸ばし、うつ伏せになって水面に浮く。この姿勢を30秒間保持する
  4. 背浮き 両手を前方に伸ばし、仰向けになって水面に浮く。この姿勢を30秒間保持する。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.45)

【引用おわり】

 水中で、いろいろな姿勢で脱力できるようにする。そうすれば、浮く感覚を覚えられる。段階的に確実に浮く感覚を身につける方法が上記に示したやり方である。  

2025年2月18日火曜日

【利用者向け1177】雨水

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月18日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)も 雪(ゆき)が 激(はげ)しく 降(ふ)ったりしていました。

 天気(てんき) 良(よ)くなかった。

 今日(きょう)は 「雨水(うすい)」とよばれる日です。

 雪(ゆき)や氷(こおり)がとけて 水(みず)になるころです。

 雪(ゆき)に 代(か)わって 雨(あめ)になりはじめるころです。

 草木(くさき)も 芽(め)を 出(だ)し始(はじ)めます。

 うぐいすの 鳴(な)き声(ごえ)が 聞(き)こえ 始(はじ)めるところもあります。

 山形(やまがた)は まだまだですが。



  

問題解決(79) 「辛さは思い出して取り除く」

 辛い苦痛は、思い出さないより、思い出して取り除く方がいい。できるだけ辛さを感じないようにして、だんだんと辛さの強度になれるようにしていく。そして、最終的に辛さを克服できるようにする。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第79回目の引用である。

【引用はじめ】

 辛いことはできるだけ思い出さず、そっとしておくのが一番と考えるかもしれない。でも、実は、辛いことを忘れたかったら、辛さを思い出させるような刺激や状況や、できるだけ辛さを感じないようにして見たり、聞いたり、考えたりした方がいいのだ。

 行動は遺伝と歴史と現状の三つの条件に影響されるとし、特に過去の行動随伴性が、いわゆる『性格』とされる個人差を築きあげているのである。レスポンデントの場合、反射に関しては遺伝によって完全に決定されている。そして条件反射、すなわちどんな中性子が反射化しているかは、個人の歴史による。AB行動随伴性の歴史によって、何を心地よく感じ、何に不安や恐怖を抱き、どんな時に緊張したり、リラックスするかが変わってくるのだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.44)

【引用おわり】

 レスポンデントと呼ばれる反射は、遺伝によって決定されている。そして、先行条件(A)と行動(B)の随伴性が性格となる。何で不安を感じ、何で快を感じるかは、それで決まるのである。 

2025年2月17日月曜日

【利用者向け1176】天使のささやき記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月17日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「天使(てんし)のささやき記念日(きねんび)」です。

 天使(てんし)のささやきとは 「ダイヤモンドダスト」のことです。

 「ダイヤモンドダスト」とは マイナス20度(ど) 以下(いか)になると

 空気中(くうきちゅう)の 水蒸気(すいじょうき)が 凍(こお)って 氷(こおり)の

 結晶(けっしょう)になることです。

 1978年(昭和しょうわ53年)2月17日 北海道(ほっかいどう)

 幌加内町(ほろないちょう)で マイナス41.2度(ど)を 記録(きろく)しました。

 それで「天使(てんし)のささやき記念日(きねんび)」としました。


 

問題解決(78) 「プールに対する恐怖を取り除く」

 プールで溺れたことがある人は、プールのことを思い浮かべただけで苦痛を感じてしまう。これをなんとか取り除きたい。どうすればよいか。系統的脱感作法を用いるのがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第78回目の引用である。

【引用はじめ】

 A子の小学校の体育の時間にプールで溺れそうになったという経験とその後の恐怖症はどのようにすれば取り除くことができるか。

 系統的脱感作法によって恐怖を取り除くやり方がいい。

 派生の原理によって反射子化した中性子を元に戻すためには、反射子とは組み合わせずに単独で提示すればよい。リラクセーションを使って緊張をとき、徐々に反射子化した状況を導入し、恐怖反応ができるだけ起こらないようにするのである。これをAB分析すると次のようになる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.43~p.44)

【引用おわり】

 プールに対する苦痛反応を取り除くために、系統的脱感作法用いる。はじめは、リラックスさせてプールについてイメージさせる。ちょっとでも、苦痛を感じるようだったら、それを止める。そして、苦痛を感じなくなったら次の段階にうつる。次は、プールの写真を見せる。それに慣れたら、プールで泳いでいる映像を見せる。さらに、実際のプールに行って苦痛感じなければ次に進む。プールで水に実際にさわらせる。今度はプールの中に入る。泳いでみる。このようにだんだんと苦痛が感じられないようにプールに慣れさせるのである。これが系統的脱感作のやり方である。

2025年2月16日日曜日

【利用者向け1175】春が待ち遠しい

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月16日 日曜日(にちようび)。

 2月も 半(なか)ばが過(す)ぎました。

 1月 正月(しょうがつ)が 終(お)わって もう2月も半(なか)ばです。

 2月は 28日間(かん)しかありません。

 いつもの月(つき)より 2日か3日も少(すく)ない。

 12か月の中(なか)でも 一番(いちばん)日(ひ)にちが少(すく)ない月(つき)です。

 だんだんと 春(はる)に近(ちか)づいていきます。

 雪(ゆき)も 少(すこ)しずつ解(と)けていきます。

 春(はる)が 待(ま)ち遠(どお)しい。

 今日(きょう)も いい天気(てんき)になりました。 

2025年2月15日土曜日

問題解決(77) 「トラウマの正体」

 プールが苦手になって、プールのことを考えただけで恐怖してしまう人がいる。そのようなトラウマを抱えるようになったのはなぜか。レスポンデント反応による説明では、下記のようになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第77回目の引用である。

【引用はじめ】

 A子の場合、小学校の体育の時間にプールで溺れそうになったという経験とその後の恐怖症を分析すると次のようになる。

 A(先行条件)プール → B(行動)苦痛

 [↑ 派生]

 A(先行条件)肺に水 → B(行動)苦痛

 プールに入ったり、泳いでいる自分を泳いでいることは、初めは中性子であり、苦痛を引き起こさなかった。ところが溺れかけて肺に水が入り、プールや泳ぐことが苦痛と組み合わされ、派生の原理が働いて、これらの状況が反射子化してしまった。プールのことを考えただけで溺れたような苦しさを味わうようになってしまった。このレスポンデントがA子の "トラウマ" の正体だったのだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.43)

【引用おわり】

 プールで溺れて水を飲み込んでしまった。それも水か肺に入ったのである。その苦しみがプールのことを考えただけでも、感じてしまうのである。 

【利用者向け1174】久しぶりの快晴

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月15日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 快晴(かいせい)になりました。

 空(そら)は 真(ま)っ青(さお) あたりは 雪(ゆき)でまっ白(しろ)です。

 すばらしい 天気(てんき)になりました。

 早朝(そうちょう) 朝日(あさひ)は まぶしく輝(かがや)き 西(にし)の空(そら)には

 青空(あおぞら)に白(しろ)く月(つき)が うかんでいました。

 うれしくなる 景色(けしき)です。 

問題解決(76) 「安堵反応をもたらすレスポンデント反応」

 私たちは物事がうまくいったりしたら、高揚感をおぼえる。よくやったとうれしさがこみあげてくる。これも心拍数や血圧が上昇するレスポンデント反応である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第76回目の引用である。

【引用はじめ】

 レスポンデントには嫌悪的な反応ばかりではない。大きな契約が結べたときの達成感や連休の事を考えるときの興奮も、中性子が反射子化したためのレスポンデントである。なにかつけ暖かい言葉をかけてくれ、いつも微笑んでいる上司なら、その名前を思い浮かべただけで、なんとなくホッとした気持ちになるかもしれない。

 右記は、AB分析による部下から慕われる上司の例である。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)

【引用おわり】

 サッカー選手が見事なゴールを決めた。「やったー」と飛び跳ねて喜ぶ。こうした興奮状態はレスポンデント反応である。ポジティブなものについても、レスポンデント反応はみられる。 

2025年2月14日金曜日

【利用者向け1173】バレンタインデー

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月14日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 「バレンタインデー」です。

 女性(じょせい)から 男性(だんせい)に チョコレートを 贈(おく)る日です。

 アメリカでは 男性(だんせい)が 女性(じょせい)に プレゼントする日です。

 日本(にほん)とは 逆(ぎゃく)の習慣(しゅうかん)です。

 1958年(昭和しょうわ33年) 東京(とうきょう)のデパートがチョコレートを

 売(う)り出(だ)したのが始(はじ)まりと 言(い)われています。


  

問題解決(75) 「上司に対する恐怖反応」

 上司を目の前にすると、委縮してしまう。そうしたことが起きるのはなぜか。今までの経験がそうしている。たまたま大きなミスがあって、それで怒られた。それが原因である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第75回目の引用である。

【引用はじめ】

 最初は何の恐れも感じなかった上司に、ある日、会議の寸前に用意した資料に間違いが見つかって、こっぴどく怒られた。それ以来、その上司の前では、どうも委縮してしまい、うまく話せない、目を合わせられない。これは職場における不幸なレスポンデントの例である。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)

【引用おわり】

 上司に出会っただけで、恐怖反応が起きる。ドキドキして、目を避けてしまう。また、怒られるのではないか。また、失敗するのではないか。こうしたレスポンデント反応が起きるのである。

2025年2月13日木曜日

【利用者向け1172】横なぐりの雪

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月13日 木曜日(もくようび)。

 今朝(けさ)は 小雨(こさめ)が 降(ふ)っていました。

 それが 横(よこ)なぐりの こまかい雪(ゆき)に 変(か)わっています。

 天候(てんこう)の 変化(へんか)が はげしい一日(いちにち)になりそう。

 あんまり 雪降(ゆきふ)ってほしくないなあ。 

問題解決(74) 「罵声を受けると」

 何かの失敗などによって、罵声を受けたりすると恐怖反応が生ずる。そうした経験によって、どんな人に対しても罵声があれば、心拍数が上がり、血圧も上昇することになる。これがレスポンデント反応だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第74回目の引用である。

【引用はじめ】

 あがり症の人に限らず、苦手な人というのは誰にでもいるものである。これも何らかの苦痛な体験が、その人を中性子から反射子へと変化させたと考えられる。罵声はそもそも中性子であるが、これが威喝的な声や暴力と結びついて、普通はすでに嫌悪的な反射子になっており、罵声を受ければ、心拍数や血圧が上昇するなどの恐怖反応が生ずる。このため、誰かから罵声を受けるとその人がこの機能を引き継ぎ、新しいレスポンデントが形成される。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)

【引用おわり】

 罵声などの嫌悪的刺激は、恐怖反応を引き起こし、行動が消極的になる。過緊張など不適切な行動になりがちだ。心拍数や血圧が急激に上昇するなどの生理的な反応を起こす。レスポンデント反応が起きるのである。 

2025年2月12日水曜日

【利用者向け1171】山形の積雪40センチ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月12日 水曜日(すいようび)。

 山形市(やまがたし)は 今(いま) 積雪(せきせつ)が 40センチ。

 いつになく多(おお)くなっています。

 今日(きょう)は 雪(ゆき)もなく 穏(おだ)やかな天気(てんき)でした。

 昨日(きのう)までは 降(ふ)ったねえ。

 他(ほか)のところも たくさん降(ふ)っています。

 肘折(ひじおり) 大井沢(おおいさわ)は 3メートルもあります。

 雪(ゆき)かきで 苦労(くろう)しているよねえ。

 これからも まだ降(ふ)るのかなあ。 

問題解決(73) 「あがり症」

 あがり症の人は、人前に出ると、極度に緊張してぶるぶる震えたり、声が出なくなったり、冷や汗が出たりする。言うべきことが言えなくなるのである。いざという時に、体がこわばって人前に出ることができなかったりするのだ。なぜ、こうした症状が出るのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第73回目の引用である。

【引用はじめ】

 レスポンデントは、我々の感情や感覚と密接な関係を持っている。たとえば強度のあがり症はかつて人前で強い苦痛刺激(怒られたとか恥をかいた)を受け、人前という中性子が血圧や心拍数の増加、すなわち緊張を引き起こす反射子になったレスポンデントであると分析できる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.42)

【引用おわり】

 あがり症は、人前に出たときの苦痛といった経験によるものである。緊張からくる反射的な血圧上昇、心拍数の増加によって、やるべきことができなくなってしまう。条件反射がもたらすものである。

2025年2月11日火曜日

【利用者向け1170】建国記念の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月11日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「建国記念(けんこくきねん)の日」です。

 「国年(こくみん)の祝日(しゅくじつ)」です。

 1966年(昭和しょうわ41年)に 制定(せいてい)されました。

 昔(むかし)は 紀元節(きげんせつ)として 神武天皇(じんむてんのう)が

 即位(そくい)した日として 祝(いわ)われました。 



問題解決(72) 「生得的な反射行動」

 生得的な反射行動は、レスポンデント行動と呼ばれるものである。犬に肉片を見せるだけで涎をたらす反射などである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第72回目の引用である。

【引用はじめ】

 レスポンデントには強化の原理や弱化の原理は働いてない。ベルの音を聞かせて犬がよだれをだし、それを肉片で強化しているわけではない。唾液を分泌した直後に肉片が食べられなくても、犬は涎を流し続ける。唾液分泌は先行条件(A)のみによって引き起こされているからだ。だから、レスポンデントの分析にはABC分析ではなく、次のAB分析を使う。

 行動(B)には、必ず、生得的に身に付いている行動が入る。レスポンデントでは、派生の原理によって中性子が反射子化する。行動には変化がない。新しい行動が学習されるわけではないからだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41~p.42)

【引用おわり】

 生得的な反射行動は、先行条件があれば生ずる行動である。そこが、新しい行動を学習するものとは異なる。先行条件によって、必然的に反射が起こるのである。

2025年2月10日月曜日

【利用者向け1169】山形市はラーメン王国

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月10日 月曜日(げつようび)。

 ラーメン消費額(しょうひがく)日本一(にほんいち)は 今年(ことし)も

 山形市(ゆまがたし)になりました。

 3年(ねん)連続(れんぞく)です。

 「ラーメンに 最(もっと)もお金(かね)を使(つか)った街(まち)」です。

  あなたは どんなラーメンが好(す)きですか。

 しょうゆラーメン みそラーメン チャーシューメン つけ麺(めん)

 いろいろあるなあ。

 迷(まよ)うなあ。 

問題解決(71) 「条件反射」

 パブロフによる条件反射の実験は有名である。犬は肉片がなくてもベルを鳴らしただけで、よだれをたらすようになったのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第71回目の引用である。

【引用はじめ】

 パブロフというロシアの生理学者が行った実験は有名である。初めはベルの音を聞いてもよだれをたらさない犬が、ベルをならしてから肉片を与えることを何回か繰り返すと、ベルの音を聞いただけでよだれをたらすようになる。

 犬にとって肉片は生得的に唾液の分泌を引き起こす。これを反射という。ここでは肉片のように反射を引き起こす刺激を反射子と呼ぶことにする。一方、ベルの音は生得的には唾液の分泌を引き起こさない。ところがベルの音と肉片を続けてみせると、派生の原理が働いて、ベルの音だけで唾液が分泌されるようになる。これを条件反射という。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)

【引用おわり】

 パブロフは、肉片とベルの音が結びついて、犬がよだれをたらすことを明らかにした。こうした反射行動を見出した画期的な実験だった。これによって、生理的な行動原理を説明する新しい理論を構築したのである。 

2025年2月9日日曜日

【利用者向け1168】雪が止んでほしい

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月9日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)も 雪(ゆき)だ。

 ひっきりなしに 雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いています。

 あちこちで 雪(ゆき)かきに 精出(せいだ)しています。

 毎日(まいにち)で 疲(つか)れます。

 雪(ゆき)が 止(や)んでほしいなあ。 

問題解決(70) 「オペラントとレスポンデント」

 私たちの行動のほとんどがオペラントと呼ばれるものである。もう一つ、遺伝的な行動としてレスポンデントという行動がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第70回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントを使って解決する行動は、みなオペラントと呼ばれる種類の行動である。パフォーマンス・マネジメントの対象となるのは十中八九、オペラントだと言ってよい。オペラントとは生物が環境に働きかけ、環境が生物に働きかける、いわば生物と環境にあたる行動だと考えられる。

 ところが行動にはもう一つ、別の種類の行動がある。それがレスポンデントと呼ばれる行動だ。レスポンデントは、そもそも遺伝的に備わっている反射が、派生の原理よって様々な刺激によっても引き起こされるようになった行動だ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)

【引用おわり】

 オペラントは、行動の直後の環境の変化によってコントロールされるものである。レスポンデントは行動の直前の刺激によってコントロールされるものだ。遺伝によって制約される行動である。 

2025年2月8日土曜日

【利用者向け1167】3メートル越えの雪

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月8日 土曜日(どようび)。

 あいかわらず 雪降(ゆきふ)りが 続(つづ)いています。

 肘折(ひじおり) 大井沢(おおいさわ)は 3メートル越(ご)えの 積雪(せきせつ)に

 なりました。

 山形市内(やまがたしない)は 40センチ。

 去年(きょねん)は ほとんど 雪(ゆき)がありませんでした。

 それに比(くら)べたら すごい降(ふ)り方(かた)です。

 毎日(まいにち) 雪(ゆき)かきで 疲労(ひろう)こんぱいです。

  

問題解決(69) 「オペラント行動とは」

 パフォーマンス・マネジメントが取り扱う行動のほとんどが、オペラント行動とよばれるものである。私たちの行動と環境との相互関係によって生ずるものだ。仕事にかかわる行動や家庭生活などのことである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第69回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントを使って解決する行動は、たとえば、ワープロで余白を指示通りに設定する、書類を処理する、マスクをつけるなど、みなオペラントと呼ばれる種類の行動である。パフォーマンス・マネジメントの対象となるのは十中八九、オペラントだと言ってよい。オペラントとは生物が環境に働きかけ、環境が生物に働きかける、いわば生物と環境にあたる行動だと考えられる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)

【引用おわり】

 行動と環境との関係でオペラント行動は、変化する。オペラント行動がより良い変化を導くようにするのが、パフォーマンス・マネジメントである。 

2025年2月7日金曜日

【利用者向け1166】毎日雪かき

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月7日 金曜日(きんようび)。

 雪(ゆき)が 降(ふ)り続(つづ)いています。

 積雪(せきせつ)も 増(ふ)えています。

 毎日(まいにち) 雪(ゆき)かきです。

 筋肉痛(きんにくつう)になります。

 この雪(ゆき)は いつまで続(つづ)くのかなあ。 

問題解決(68) 「プールに対する恐怖反応が消えた」

  おぼれた経験があって、プールで泳ぐことに対する恐怖反応が著しかった。それを克服するために系統的脱感作法が用いられた。最初は、イメージトレーニングで、そしてだんだんと実際のプールによる実技で恐怖を取り除くことに成功した。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第68回目の引用である。

【引用はじめ】

 水に対する恐怖をなくす計画として「系統的脱感作法」を用いた。

 室内におけるイメージトレーニングは難なくこなすことができた。しかし、プールでの実習は難航した。本物の水を目の前に足はすくみ、心拍数は急激に上昇した。そんなとき、すぐにセッションを中止し、室内へ戻った。本人が落ち着いて、恐怖反応が無くなってから、またセッションを継続した。

 もし恐怖反応がでそうになったら、南の島でイルカと泳いでいる自分をイメージするように指示した。できるだけ楽しく、リラックスしたイメージが思い浮かべるよう工夫した。

 こうしたセッションを数回続けることで、本人はプールに腰まで浸かれるようになり、肩まで水がきても、水面に波がたっても大丈夫になり、最後には水中に潜ることもできるようになった。プールに対する恐怖反応が消えたのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.41)

【引用おわり】

 恐怖反応を取り除くためには、あまり恐怖を感じられない場面から段階的に目的とする場面に近づくようにステップを組み立てる。もちろん、少しでも恐怖反応があったら、恐怖を感じないステップに戻って、落ち着いたら次の段階へ進む。そして、目的とする場面まで進んで恐怖反応を感じなくするのである。これが、系統的脱感作法である。

2025年2月6日木曜日

【利用者向け1165】雪かきも一苦労

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月6日 木曜日(もくようび)。

 山形市内(やまがたしない) 積雪(せきせつ)40センチになっています。

 絶(た)え間(ま)なく 雪(ゆき)が降(ふ)っています。

 この雪(ゆき)は 日曜(にちよう)ごろまで 続(つづ)くという 予報(よほう)です。

 雪(ゆき)かきするのも 一苦労(ひとくろう)。

 晴(は)れ間(ま)を ねらっての 雪(ゆき)かきです。 

問題解決(67) 「系統的脱感作法の要領」

 おぼれたことが災いして、泳ぐことに対する恐怖が大きい。その恐怖をなくすために、徐々にプールに入れる対策がとられた。それが「系統的脱感作法」である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第67回目の引用である。

【引用はじめ】

 水に対する恐怖をなくす計画「系統的脱感作法」による

  1. 室内において、リラクセーションのテクニックを使って、十分、緊張をといた後で、プールや海を思い浮かべてもらう。
  2. 恐怖反応がでないようなら、さらに、自分が水着をつけて、プールに入っていくことを思い浮かべてもらう。最初は足だけ、次に腰まで、そして肩までというように徐々に進める。恐怖反応がでたら、その時点で中止する。
  3. 室内でプールや海の足がつかないくらい深いところで泳ぐというイメージが恐怖なしで思い浮かべられるようになったら、実際のプールへ行ってみる。
  4. この場合もリラクセーションで緊張をとき、恐怖反応がでないことを確認しながら進める。
  5. プールサイドへ行く、水面を手で触る、足をつける、プールサイドに座って足を水に入れる、浅いプールに立つ・・・・というように徐々に進める。恐怖反応がでたら即刻中止する。

 イメージによる1~3のステップは問題なく進むだろう。トレーニング最中に恐怖反応がでないようにすることが大事だ。そのためには急がず、時間をかけた方がいい。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.40~p.41)

【引用おわり】

 プールなどに対する恐怖をなくすために、始めはあまり抵抗がない場面をイメージするやり方がとられる。リラックスした状態で、プールなどを思い浮かべるようにしたのである。だんだんと難しい課題をクリアしていって、現実場面に近づけていくやり方である。恐怖反応があったらそのステップは中止して、前のステップに戻るなどを繰り返しながら、実際のプールに入れるまでステップアップしてゆく。これが「系統的脱感作法」である。 

2025年2月5日水曜日

【利用者向け1164】笑顔の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月5日 水曜日(すいようび)。

  今日(きょう)は 「笑顔(えがお)の日」です。

 2月5日は 「ニ(2)コ(5)ニコ」と読(よ)む ごろ合(あ)わせからです。

 ニコニコと いつも笑顔(えがお)でいようという日です。

 今日(きょう)も 明日(あした)も ずっと 笑顔(えがお)で 過(す)ごしましょう。



問題解決(66) 「系統的脱感作法」

 おぼれた経験があって、水への恐怖がある。それをなくすために、どうすればいいか。恐怖反応を徐々になくすために、「系統的脱感作法」が用いられる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第66回目の引用である。

【引用はじめ】

 おぼれたこともあって、水泳が苦手だ。泳ぐことに対する恐怖反応をなくすには、どうすればいいか。「系統的脱感作法」という手法がよく使われる。

 水に対する恐怖をなくす計画「系統的脱感作法」による

  1. 室内において、リラクセーションのテクニックを使って、十分、緊張をといた後で、プールや海を思い浮かべてもらう。
  2. 恐怖反応がでないようなら、さらに、自分が水着をつけて、プールに入っていくことを思い浮かべてもらう。最初は足だけ、次に腰まで、そして肩までというように徐々に進める。恐怖反応がでたら、その時点で中止する。
  3. 室内でプールや海の足がつかないくらい深いところで泳ぐというイメージが恐怖なしで思い浮かべられるようになったら、実際のプールへ行ってみる。
  4. この場合もリラクセーションで緊張をとき、恐怖反応がでないことを確認しながら進める。
  5. プールサイドへ行く、水面を手で触る、足をつける、プールサイドに座って足を水に入れる、浅いプールに立つ・・・・というように徐々に進める。恐怖反応がでたら即刻中止する。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.40)

【引用おわり】

 「系統的脱感作法」というのは、最初イメージによって水など慣れさせて、恐怖反応をなくしていく。そして、実際の水やプールなどにだんだんと慣れさせていくやり方である。少しでも、恐怖反応が出たら中止して、前の段階からやり直し次に進めていくのである。 

2025年2月4日火曜日

【利用者向け1163】大雪の予報

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月4日 火曜日(かようび)。

 明日(あす)から 大雪(おおゆき)が 降(ふ)るとの予報(よほう)です。

 それも 4・5日続(つづ)くとのことです。

 送迎(そうげい)の車(くるま)も 渋滞(じゅうたい)に 巻(ま)き込(こ)まれたりして

 遅(おそ)くなるかもしれません。

 運転士(うんてんし)さんは 安全運転(あんぜんうんてん)を 常(つね)に

 こころがけてくれています。

 特(とく)に 乗(の)り降(お)りは 気(き)をつけて。

  

問題解決(65) 「反発の原理」

 相手をコントロールしようとすると、どうしても反発にあう。強制されていることが、嫌子となるからである。指示などには従わないことになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第65回目の引用である。

【引用はじめ】

 誰かが自分の行動をコントロールしようとすることも、たいていの場合、嫌子として働く。コントロールしようとすると、反発の原理が働いて、逆らったり、反抗する行動が起こりやすくなる。相手が困ることが好子になるからだ。これをカウンターコントロールとも呼んでいる。

 反発の原理が働かないようにするためには、相手に選択肢を与えればよい。そして相手が自分の希望と同じ選択したら感謝の気持ちで強化するのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.36~p.37)

【引用おわり】

 反抗的な態度によって、しつけがうまくいかないということはよくある。相手にとって、意に添わないことを強制するからだ。「反発の原理」はごく普通に生ずるから厄介である。相手の実情に則ったやり方が必要である。一方的な要求だけではダメだ。 

2025年2月3日月曜日

【利用者向け1162】立春

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月3日 月曜日(げつようび)。

 昨日(きのう)は 節分(せつぶん)でした。

 今日(きょう)は 立春(りっしゅん)です。

 春(はる)の気配(けはい)が 立(た)ち始(はじ)める日です。

 暦(こよみ)ではそうなっていますが まだまだ寒(さむ)い。

 春(はる)を告(つ)げる花(はな)として 梅(うめ)が咲(さ)き始(はじ)めます。



 

問題解決(64) 「部分強化の原理」

 部分強化というのは、連続強化より消去しにくい。行動を維持するためには、部分強化を使ったほうがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第64回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動するたびに強化されることを連続強化、たまにしか強化されないことを部分強化という。さまざまな研究から、いつも強化される行動よりも、たまに強化される行動の方が消去されにくいことが分かっている。つまり、紋切り型の発言がどこかでたまに強化されている限り、消去の原理が働かない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.36)

【引用おわり】

 ある行動に関して、連続強化を行っていて、強化を中断するとその行動は消去される。部分強化だと、行動は長続きするのである。 

2025年2月2日日曜日

【利用者向け1161】節分

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月2日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「節分(せつぶん)」です。

 季節(きせつ)の 変(か)わり目(め)には 厄(やく)(鬼おに)が生(しょう)ずると

 考(かんが)えられています。

 それを 追(お)い払(はら)うことで 「豆(まめ)まき」 をするのです。

 「福(ふく)は内(うち)、鬼(おに)は外(そと)」と 声(こえ)を出(だ)して

 豆(まめ)まきします。

 年齢(ねんれい)の数(かず)だけ 豆(まめ)を食(た)べて 厄除(やくよ)けします。



問題解決(63) 「性格と個性とは」

 行動はどんな条件によって左右されるのか。遺伝・歴史・現状がどうなっているかで、行動が変わる。それがどう影響し合って、現状の行動を変えるのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第63回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動は、遺伝と歴史と現状の三つの条件に影響される。過去の行動随伴性と現状の行動随伴性によって、行動は変わる。

 過去の行動随伴性は、 (1) どういう先行条件でどういう行動が起こりやすいか、 (2) どういう行動がどういう結果によって強化されたり弱化されるかを決定する。前者は、すなわち行動レパートリーのことであり、後者は派生の原理によって、どんな環境変化が好子や嫌子として働くようになったかということである。遺伝と過去の行動随伴性の違いによって個人差が生まれる。現状の行動随伴性が同じでも、それぞれが異なるように行動するのは、遺伝と過去の行動随伴性が違うからだ。これらをまとめて、我々は日常、「性格」とか「個性」と呼んでいる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.35~p.36)

【引用おわり】

 遺伝や歴史によって形成された行動随伴性がまず前提としてある。そこに、現状における行動随伴性がからまることで、個人の行動が生ずるのである。それが個人差となり、個性と総称されものとなる。 

2025年2月1日土曜日

【利用者向け1160】テレビ放送記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年2月1日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「テレビ放送(ほうそう)記念日(きねんび)」です。

 1953年(昭和しょうわ28年)2月1日 NHKテレビの放送(ほうそう)を

 開始(かいし)した日です。

 1日の 放送時間(ほうそうじかん)は 4時間(じかん)しかなかった。

 白黒(しろくろ)テレビも 当時(とうじ)17万(まん)5千円(せんえん)もしました。


  

問題解決(62) 「具体的に考える」

 私たちには、さまざまな問題が生ずる。その問題を放置しておけない。どう解決するか。まずは、具体的に捉える必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第62回目の引用である。

【引用はじめ】

 社会の問題であれ、組織の問題であれ、個人の問題であれ、解決しようとするなら、それが誰のどんな行動による問題か、その行動はどういう時に起こるのか、そして、その行動の直後にはどんな結果があるのかを書き出してみる。すなわち、現状のABC分析をしてみることが肝心だ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.34)

【引用おわり】

 直面している問題にどう対処するか。その方策がABC分析である。先行条件(A)→行動(B)→結果(C)と図式化するとわかりやすい。問題になっている現状を具体的に明らかにすることから始めるのである。その現状がより良い方向に変えるためには、どうするかをさらにABC分析するのである。

2025年1月31日金曜日

【利用者向け1159】明日から2月

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月31日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)も 雪降(ゆきふ)りになりました。

 雪(ゆき)かきしないとねえ。

 今日(きょう)は 1月 最後(さいご)の日です。

 あっという間(ま)に 1月も終(お)わり。

 1か月が 過(す)ぎました。

 明日(あす)からは 2月。

 2月は 如月(きさらぎ)と言(い)います。 

問題解決(61) 「自己管理がうまくいくと自信つく」

 爪噛みの癖をなくすために、いろんな工夫をした。ABC分析、行動記録などである。こうしたパフォーマンス・マネジメントによる自己管理が役立つことがわかった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第61回目の引用である。

【引用はじめ】

 新しい方法を試すと必ず数週間は爪を噛まなくてすむ。A夫にも、自分の癖をある程度はコントロールできるという自信がついた。うまくいかないときは、その理由をABC分析から推定できるという自信も、それから、自分の行動を記録して実験してみることの楽しさにもはまってしまった。

 自分に自信を持つと自己管理がうまくいくわけではない。そう考えると「自己管理がうまくいかないのは自分に自信がないからだ」と個人攻撃の罠にはまってしまう。真実はどうやら逆のようである。自己管理がうまく行くと自信は後からついてくる。そして自己管理を成功させるためにはパフォーマンス・マネジメントが役立つ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29~p.30)

【引用おわり】

 ねらい通りのことができないと、自信をなくし、個人攻撃の罠にはまってしまう。パフォーマンス・マネジメントにより、自己管理に努め、問題解決を図るのである。それにより、うまくいくことで、自信がつくのである。 

2025年1月30日木曜日

【利用者向け1158】重たい雪

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月30日 木曜日(もくようび)。

 昨日(きのう)の雪(ゆき)は 重(おも)たかった。

 水分(すいぶん)がいっぱいの 雪(ゆき)でした。

 雪(ゆき)かきも 大変(たいへん)でした。

 今日(きょう)は こまかい雪(ゆき)が ずっと降(ふ)っています。

 あっという間(ま)の 雪景色(ゆきげしき)です。 

問題解決(60) 「新しい方法を試す」

 A夫にとって、爪噛みする癖を減らすための試みをさまざま行っている。その試みがうまくいかないと、別な方法をやってみる。その方法を工夫するのが楽しみになっている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第60回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫は、それほど素晴らしい成果を上げていない。習慣逆転法(問題行動とは同時に起こりえない、両立しない行動を分化強化すること)は三週間成功したが、年度末で仕事が忙しくなったとき、ついついまた爪を噛んでしまった。こういう時は、一度噛み始めると止まらなくなる。それでも個人攻撃の罠には陥らずに、次々と新しい方法を試している。今は、手首に輪ゴムを巻いて爪を噛むたびに輪ゴムをはじくという輪ゴム療法を試している。

 新しい方法を試すと必ず数週間は爪を噛まなくてすむ。A夫にも、自分の癖をある程度はコントロールできるという自信がついた。うまくいかないときは、その理由をABC分析から推定できるという自信も、それから、自分の行動を記録して実験してみることの楽しさにもはまってしまった。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29)

【引用おわり】

 爪噛みする癖には、習慣逆転法を試みた。爪噛みしたら手を握りしめるやり方だ。それは効果が長続きしなかった。それで新しいやり方を導入した。輪ゴムで爪噛みしたら手をはじくといったやり方である。嫌子出現による弱化だ。輪ゴム療法と称している。 

2025年1月29日水曜日

【利用者向け1157】旧正月

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月29日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 昔(むかし)の暦(こよみ)では 正月(しょがつ)にあたる日です。

 中国(ちゅうごく)では 春節(しゅんせつ)といって盛大(せいだい)にお祝(いわ)いする

 日です。

 春節(しゅせつ)の前日(ぜんじつ)の 大(おお)みそかには 水餃子(すいぎょうざ)を

 食(た)べる習慣(しゅうかん)があります。 

問題解決(59) 「爪噛みが止まらない」

 いつの間にか爪噛みしてしまう。その癖をなおしたい。それで、習慣逆転法という方法を取り入れてやってみた。うまくいった期間もあったが、それが長続きしなかった。それで新たな試みをやっている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第59回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫は、それほど素晴らしい成果を上げていない。習慣逆転法(問題行動とは同時に起こりえない、両立しない行動を分化強化すること)は三週間成功したが、年度末で仕事が忙しくなったとき、ついついまた爪を噛んでしまった。こういう時は、一度噛み始めると止まらなくなる。それでも個人攻撃の罠には陥らずに、次々と新しい方法を試している。今は、手首に輪ゴムを巻いて爪を噛むたびに輪ゴムをはじくという輪ゴム療法を試している。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29)

【引用おわり】

 爪噛みの癖を減らすために、習慣逆転法を用いた。まずは、爪を噛んでいることに気づいたら、すぐに止め、噛んだ方の手を握りしめ、頭上に腕を伸ばして3分間保持するのだ。しかし、うまくいったのは、3週間。その後は、仕事にかまけて習慣逆転法を用いなくなった。そうすると、爪噛みが無意識にやっていた。それで、習慣逆転法でも別な輪ゴム療法を取り入れている。爪噛んだら、手首に巻いた輪ゴムをはじく。嫌子出現による弱化である。この結果はどうだったか。

  

2025年1月28日火曜日

【利用者向け1156】10時間以上の記者会見

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月28日 火曜日(かようび)。

 元(もと)スマップの 中居正広(なかいまさひろ)さんの問題(もんだい)で フジテレビが

 会見(かいけん)をしました。

 夕方(ゆうがた)4時(じ)から 夜中(よなか)の2時(じ)過(す)ぎまで 10時間(じかん)

 以上(いじょう)の 記者会見(きしゃかいけん)です。

 それも CМ(しーえむ)も いっさい入(はい)らない 中継(ちゅうけい)でした。

 私(わたし)も ちょっと見(み)ました。

 フジテレビの人(ひと)たちも 言(い)えることと 言(い)えないことはあるだろうなあ。 

問題解決(58) 「派生の原理でハッピー」

 体重増加を気にしていたB子は、運動することが初めなかなか続かなかった。パフォーマンス・マネジメントの工夫によって、運動そのものが楽しくなり、今ではアスレチッククラブに通って汗を流すまでなった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第58回目の引用である。

【引用はじめ】

 B子は、パフォーマンス・マネジメントでジョギングや腕立て、腹筋を続けるうちに、派生の原理が働いて、体を動かしたり、汗をかいたり、筋肉がはることが好子になってしまった。運動すること自体が好きになってしまったのだ。そこでB子は、近所のアスレチッククラブに入会した。今では記録もつけていない。その必要がないからだ。B子は自分の体重は自分でコントロールできるという自信を身につけた。とてもハッピーである。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29)

【引用おわり】

 B子にとって、運動することによって、体を動かすことが快感になった。汗かくのも気持ちがいい。筋肉がはるのもやりがいを感じた。そうした運動の心地よさを味わうために、アスレチッククラブにも入会した。理想の体重を維持できるようになったのである。 

2025年1月27日月曜日

【利用者向け1155】山形知事選挙

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月27日 月曜日(げつようび)。

 昨日(きのう)は 山形知事選挙(やまがたちじせんきょ)が ありました。

 吉村美栄子知事(よしむらみえこちじ)が 当選(とうせん)しました。

 5回目(かいめ)の 当選(とうせん)です。

 今回(こんかい)の 投票率(とうひょうりつ)は 40パーセントと 過去最低(かこさいてい)

 でした。

 みなさんは 選挙(せんきょ)しましたか。 

問題解決(57) 「行動改善のあり方」

 体重を減らそうと思って、運動をする。しかし、なかなか続かない。だから、体重も減らない。どうするといいか。ますば、ABC分析だ。先行条件と行動と結果の関係がどうなっているか明らかにするのである。特に、行動の直後の結果がどうなっているかが重要だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第57回目の引用である。

【引用はじめ】

 仕事から疲れて帰ってきてから運動すると、より疲れる。時間差のない強力な弱化だ。それに一回ジョギングしても体重が目に見えて減るわけでもない。 "継続は力なり" というが、継続しないと現れない結果は、残念ながらは、行動を強化しない。現代人のほとんどが運動不足であるという問題は、こうしたABC分析からすれば納得がいく。

 行動を記録したり、目標の達成を祝ったり、自分で自分にご褒美をあげたり、恋人と話す機会を設けるというのは、すべて行動を強化するための好子である。パフォーマンス・マネジメントは、先行条件(A)と結果(C)を工夫して、行動(B)を支援する。行動随伴性を分析して、自分の目標を達成するために改善するというのは人間にしかできない技である。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.28~p.29)

【引用おわり】

 運動したいんだが、仕事した後では疲れていてやる気がしない。それをなんとかしようと工夫する。記録をグラフ化してみる。運動した後はケーキを食べて強化する。恋人に電話して褒めてもらう。運動する頻度が高まる好子が出現できるようにするのだ。

2025年1月26日日曜日

【利用者向け1154】モンチッチの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月26日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「モンチッチの日」です。

 1974年(昭和しょうわ49年)1月26日が 「モンチッチ」の

 誕生日(たんじょうび)です。

 世界中(せかいじゅう)で 愛(あい)されている モンチッチです。

 みなさんも このマスコットキャラクター 持(も)っているんじゃないですか。


  

問題解決(56) 「運動することが続かない」

 体重を減らしたい。でも、なかなか運動することが続かない。仕事終わりの帰宅後は疲れていて、運動する気になれない。なぜそうなるんだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第56回目の引用である。

【引用はじめ】

 体重を減らすという達成目標をかなえるには、毎日の運動量を増やすことだ。

 仕事から疲れて帰ってきてから運動すると、より疲れる。時間差のない強力な弱化だ。それに一回ジョギングしても体重が目に見えて減るわけでもない。 "継続は力なり" というが、継続しないと現れない結果は、残念ながらは、行動を強化しない。現代人のほとんどが運動不足であるという問題は、こうしたABC分析からすれば納得がいく。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.28)

【引用おわり】

 ジョギングしたからといって、即座に体重減ることはない。ジョギングを何回も繰り返してはじめて体重は減っていく。ジョギングと体重が減ることには、時間差があるため、ジョギングは弱化することになる。すなわち、ジョギングをしなくなるのである。ジョギングするためにその直後の好子による強化が必要だ。 

2025年1月25日土曜日

【利用者向け1153】日本最低気温の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月25日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「日本(にほん)最低気温(さいていきおん)の日」です。

 北海道旭川市(ほっかいどうあさひかわし)で マイナス41.0度(ど)を

 記録(きろく)しました。

 1902年(明治めいじ35年)1月25日に 日本(にほん)の 

 最低気温(さいていきおん)が 記録されました。

 世界(せかい)の 最低気温(さいていきおん)は マイナス93.2度(ど)です。

 2010年(平成へいせい22年)8月10日 南極(なんきょく)で 記録(きろく)

 しました。

 それにしても 今日(きょう)の 山形(やまがた)は 青空(あおぞら)がのぞく

 穏(おだ)やかな 天気(てんき)になりました。

 


 

問題解決(55) 「ケーキを食べるのはなぜ?」

 「ケーキを食べる」と、その人は「美味しい」と感じるのだが、「体重増加」が気になる。「だめだなぁ」と "自責の念" に駆られたりする。なぜ、そうした結果が生ずるのだろう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第55回目の引用である。

【引用はじめ】

 ケーキや甘いお菓子を食べてしまう時には、もちろん、強力な強化の原理が働いている。

 一般に、行動(B)と結果(C)の間の時間差が短いほど、強化の原理は強く働く。ケーキ一口、口に入れると、瞬時に甘さが広がる。抜群の好子だ。そして強化の原理が働く。

 ところが、一口のケーキでは体重の増加には影響しない。二口でもたいして変わらない。でも、一、二週間ケーキを食べ続けると、体重計に乗るのが怖くなってくる。確かに嫌子だ。でも、この結果には時間差があり過ぎる。だから弱化の原理が働かない。

 ケーキを食べながら "自責の念" に駆られている人の行動を分析してみよう。一口食べるごとに「だめだなぁ」とため息をついているかもしれない。これでもし食べるのを止めることができたら、「だめだなぁ」は嫌子として働いていることになる。たいていは食べ続けてしまう。つまり、「だめだなぁ」はケーキを食べる行動を弱化するのに十分な嫌子ではないことになる。繰り返すが、これは "意志" が弱いせいではない。あくまで十分な嫌子でなく、反対に、強力な強化の行動随伴性があるせいだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.28)

【引用おわり】

 「ケーキを食べる」行動でも、その結果にはいろんなものが生ずる。どんな行動随伴性があるか、ABC分析によって明らかになる。どんな好子があるか、あるいは嫌子があるかが分かる。それによって、ケーキを食べる行動は強化されるのか、消去されるのか、弱化されるのかが明確になる。

2025年1月24日金曜日

【利用者向け1152】日の出

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月24日 金曜日(きんようび)。

 だんだんと 日(ひ)の出(で)も 早(はや)くなってきています。

 今日(きょう)は 6時50分が 日(ひ)の出(で)でした。

 1月1日は 6時55分が 日(ひ)の出(で)でした。

 5分(ふん) 日(ひ)の出(で)が 遅(おそ)かった。

 それでも なんだが 気分(きぶん)がいいです。

 2月1日になると 6時43分です。

 3月1日になると 6時10分が 日(ひ)の出(で)になります。 

問題解決(54) 「行動と結果の時間差」

 ケーキを食べると、すぐ甘さを感じることができる。とても美味しい。また、食べたくなる。行動と結果には、ほとんど時間差がない。これが強化の原理である。行動の制御は時間の要素が大きいのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第54回目の引用である。

【引用はじめ】

 ケーキや甘いお菓子を食べてしまう時には、もちろん、強力な強化の原理が働いている。

 一般に、行動(B)と結果(C)の間の時間差が短いほど、強化の原理は強く働く。ケーキ一口、口に入れると、瞬時に甘さが広がる。抜群の好子だ。そして強化の原理が働く。

 ところが、一口のケーキでは体重の増加には影響しない。二口でもたいして変わらない。でも、一、二週間ケーキを食べ続けると、体重計に乗るのが怖くなってくる。確かに嫌子だ。でも、この結果には時間差があり過ぎる。だから弱化の原理が働かない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.28)

【引用おわり】

 ケーキを食べると、その結果はどうなるか。ABC分析が明らかにしてくれる。「美味しい」は瞬時に感じる。強化されるので、またケーキを食べたくなるのだ。「体重の増加」が気になる。でも、すぐ体重が増えるわけでない。ケーキを食べることにはほとんど影響することない。「だめだなぁ」と思ってたりするのは、個人攻撃の罠と言っていい。問題解決につながることはない。ケーキを食べることを制御するには、どんな方法がいいか、さらなるABC分析が必要だ。 

2025年1月23日木曜日

【利用者向け1151】濃霧

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月23日 木曜日(もくようび)。

 朝方(あさがた)から ずっと濃霧(のうむ)におおわれています。

 いつになったら 霧(きり)が 晴(は)れるのかなあ。

 見通(みとお)し 良(よ)くない。

 車(くるま)の 運転(うんてん)も 気(き)をつけないと。

 ライトを付(つ)けて 運転(うんてん)しないと。

 送迎(そうげい)にも 運転士(うんてんし)さんたちは とても 気(き)をつかって

 くれてます。 

問題解決(53) 「ケーキ食べると」

 ケーキを食べると、どんな結果になるか。体重を気にしている人が、ABC分析してみた。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第53回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分の行動の管理が問題になったら、まずはその行動についてABC分析してみよう。

 ケーキや甘いお菓子を食べてしまう時には、もちろん、強力な強化の原理が働いている。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.28)

【引用おわり】

 ケーキを食べると「美味しい」。強化される。1個ぐらいケーキ食べても、すぐ体重が増えるわけでない。ただ、体重が増えるのを気にしている人にとっては、ケーキ食べたら、ダメだなあとつい思ってしまう。ケーキを食べるにしても、多様な結果があることが分かる。そのことから、行動を管理するには、ABC分析は重要である。

2025年1月22日水曜日

【利用者向け1150】カレーライスの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月22日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「カレーライスの日」です。

 1982年(昭和しょうわ57年)1月22日 学校給食(がっこうきゅうしょく)に

 カレーライスが 出(だ)されました。

 小中学生(しょうちゅうがくせい) 800万人(まんにん)が 食(た)べました。

 カレーライスは 国民食(こくみんしょく)と 言(い)われるほど

 日本人(にほんじん)が 大好(だいす)きな 食(た)べものです。

 私(わたし)は カツカレーが 大好(だいす)きです。

 


問題解決(52) 「行動問題をABC分析してみて」

 自分の行動がうまくいかないと、「意志が弱い」なあと思ってしまう。ついつい「個人攻撃の罠」にはまってしまう。これじゃー、愚痴っているだけ。問題解決にならない。なんとかしなくちゃ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第52回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分の行動を自分で管理するのは難しい。゛自分の "意志" も影響する。「やせたい」と思うのは行動だし、それが先行条件として働いてケーキを半分しか食べないこともある。嫌煙家の友人の前では遠慮してタバコを吸わないかもしれない。でも "意志" の影響は、通常、行動随伴性のごく一部でしかない。だから自分の意志によって、自分の行動を完璧に管理できないのは、むしろ当然だ。それを知らないと「自分は意志の弱い人間だ」と個人攻撃の罠にはまってしまう。

 自分の行動の管理が問題になったら、まずはその行動についてABC分析してみよう。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.27~p.28)

【引用おわり】

 自分の行動に問題があったら、何をしたらいいか。まずは、ABC分析だ。ABC分析とは、A(先行条件)→B(行動)→C(結果)に分けて表示するやり方だ。行動の直前、直後にどんな状況になっているかを明示することである。

 

2025年1月21日火曜日

【利用者向け1149】山形の雪は10センチ

 今日は 令和7年1月21日 火曜日。

 山形県内の 積雪量も今がピークなのだろうか。

 昨年に 比べて あきらかに多い。

 肘折は2メートル 大井沢は1メートル70センチ 小国は1メートル10センチ

 米沢は60センチ 新庄は50センチ 山形は10センチ 酒田は0センチ。

 これから 雪は もっと降るだろうなあ。

  

問題解決(51) 「意志が弱いなんて言ってもなあ」

 なにかうまくいかないと、自分は意志が弱いからなあと言ってしまいがち。行動を左右するのは、意志のせいではない。行動とその直後の環境関係が一番重要なことだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第51回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分の行動を自分で管理するのは難しい。その問題は「自分の行動は自分の意志によるものだ」という迷信にあるのかもしれない。強化の原理や弱化の原理から分かるように、行動は環境との関係、すなわち行動随伴性によって引き起こされたり、抑えられたりする。意志の力によってではない。

 もちろん "意志" も影響する。「やせたい」と思うのは行動だし、それが先行条件として働いてケーキを半分しか食べないこともあるだろう。嫌煙家の友人の前では遠慮してタバコを吸わないかもしれない。でも "意志" の影響は、通常、行動随伴性のごく一部でしかない。だから自分の意志によって、自分の行動を完璧に管理できないのは、むしろ当然なのだ。それを知らないと「自分は意志の弱い人間だ」と個人攻撃の罠にはまってしまう。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.27~p.28)

【引用おわり】

 あれもできないこれもできないと、自分の意志の弱さがなせるわざと思ってしまう。反省が良くなる方向になればいいが、大抵うまくいかない。個人攻撃の罠にはまってなおさらドツボにはまってしまう。堂々巡りでうまくいかない。まずは、行動直後の状況を明らかにすることから始めるのだ。 

2025年1月20日月曜日

【利用者向け1148】大寒

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月20日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「大寒(だいかん)」です。

 一番(いちばん) 寒(さむ)い時期(じき)です。

 今日(きょう)の 山形(やまがた)は 比較的(ひかくてき) 暖(あたた)かいです。

 最高気温(さいこうきおん)は 6度(ど)です。

 弱(よわ)い 雨(あめ)になりそうです。  

 

  

問題解決(50) 「行動は意志の力か?」

 自分の行動が思いどおりにいかない。そのことに対する悩みは大きい。自分は意志が弱いからだとつい思ってしまう。問題を意志のせいにしてしまうのである。それが誤りだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第50回目の引用である。

【引用はじめ】

 自分の行動を自分で管理するのは難しい。ケーキやタバコのような強力な好子があったり、癖のように行動が自動化していたり、対人関係で、たとえばすぐに皮肉を言ってしまうように、これまでの人生でずっと強化され、行動レパートリーになってしまっている場合には特にそうである。

 しかし、そもそもの問題は「自分の行動は自分の意志によるものだ」という迷信にあるのかもしれない。これは迷信である。強化の原理や弱化の原理から分かるように、行動は環境との関係、すなわち行動随伴性によって引き起こされたり、抑えられたりする。意志の力によってではない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.27)

【引用おわり】

 自分の行動の問題を意志のせいにしても問題は遠のくばかり。そうした解釈に終始しないで、問題行動とそこに伴う環境変化に着目することが大事。行動の直後に何があるかを探るのである。行動とその直後の環境により、行動が変わることを明らかにするのだ。

2025年1月19日日曜日

【利用者向け1147】地震大国日本

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月19日 日曜日(にちようび)。

 日本(にほん)は 地震大国(じしんたいこく)です。

 30年前(ねんまえ) 1.17の阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)が

 ありました。

 高速道路(こうそくどうろ)の 支柱(しちゅう)が 折(お)れ曲(ま)がった映像(えいぞう)

 をみて びっくりしました。

 14年前(ねんまえ) 3.11の東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)がありました。

 津波(つなみ)で 15000人(にん)が 亡(な)くなりました。

 1年前(ねんまえ) 1.1の能登半島地震(のとはんとうじしん)がありました。

 地盤(じばん)が 3メートルも 盛(も)り上(あ)がったところがあります。

 次(つぎ)は 南海(なんかい)トラフ地震(じしん)の 危険(きけん)があると

 言(い)われています。

 山形(やまがた)だって いつ大地震(だいじしん)があっても 不思議(ふしぎ)では

 ありません。  

問題解決(49) 「第二段階の作戦」

 A夫は爪噛み止める、B子はジョギングをするといった行動目標ができるようにするため、記録とってみた。しかし、それだけではしばらくするとうまくいかなかった。そこで別な随伴性をやってみた。「行動作戦2.0」である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第49回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫は、爪を噛んでいることに気づいたら、すぐに止め、噛んだ方の手を握りしめ、頭上に腕を伸ばして3分間保持するのだ。やってみると結構疲れるし、何より周りに人がいたらものすごく恥ずかしい。

 B子の場合、毎日好きなお菓子を一個だけ食べてよいことにした。その代わり、運動した後だけである。運動をサボったらお菓子もなしだ。そして毎晩A夫の携帯に電話して、その日の成果を報告することにした。

 この第二段階の作戦はたちまち効果を発揮して、A夫の爪は再び伸び始め、B子の体重は減っていった二人は毎晩電話でお互いの成功をお祝いした。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.27)

【引用おわり】

 「行動作戦2.0」は、A夫の爪噛みしたら手を握りしめるなどした。B子のジョギングしたらお菓子食べた。互いに成功を褒めあった。こうした、行動直後の随伴性が功を奏してうまくいったのである。めでたしめでたしである。そんな簡単に行動は変わるものかと疑問を呈するかもしれない。まずはやってみないとわからない。論より証拠だ。 

2025年1月18日土曜日

【利用者向け1146】振袖火事の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月18日 土曜日(どようび)。

 1657年(明暦めいれき3年)1月18日 江戸(えど)で 大火事(おおかじ)が

 発生(はっせい)しました。

 「明暦(めいれき)の大火(たいか)」「振袖火事(ふりそでかじ)」などと

 呼(よ)ばれています。

 死者(ししゃ)は 10万人(まんにん)。

 江戸城天守閣(えどじょうてんしゅかく) 大名屋敷(だいみょうやしき)など

 江戸中(えどじゅう)を 焼(や)き尽(つ)くす 大火事(おおかじ)でした。

 振袖(ふりそで)に火(ひ)が付(つ)き 突然(とつぜん)の強風(きょうふう)で 火(ひ)が

 広(ひろ)がったと 言(い)い伝(つた)えがあります。

 米国(べいこく)カリフォルニア州(しゅう)ロサンゼルスでは 山火事(やまかじ)が

 1週間(しゅうかん)以上(いじょう) 続(つづ)いています。

 24人(にん)が 亡(な)くなって 10万人(まんにん)の 人(ひと)たちが 避難(ひなん)

 しています。

 

 

  

問題解決(48) 「行動記録だけでは効果長続きしない」

 行動目標が最初のうちはなんとかできていた。しかし、三週間もすると、行動目標ができなくなっている。なんで、できなくなったのだろうとA夫もB子も悩む。ダメだなあと思ってしまう。ついつい自己嫌悪に陥ってしまう。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第48回目の引用である。

【引用はじめ】

 記録をつけて、三週目、会社の仕事が忙しくなって、夜の10時過ぎまで残業していたA夫は、パソコンで書類を作成しながら爪を噛んでいる自分に気がついた。「や、やばい」と思いながらも、自分で自分の行動を止められず、あっという間にせっかく伸びていた爪をほとんど噛みきってしまった。おなじみの自己嫌悪である。B子の方も、会社から疲れて帰ってから公園までジョギングに行く気にならず、お風呂から上がるとテレビを見ながらお菓子を食べてしまっていた。これまた自己嫌悪に陥りながら。

 行動記録をつけるだけでは、効果が長続きしないようだ。意志が弱いからなんて思ってしまうが。グラフで目標達成を見るという好子による強化は、仕事のイライラを解消する強化とか、疲れているときに運動するといった弱化よりも弱いということだ。

 記録をつけるだけじゃなくて、もう少し強力な好子や嫌子も使わなくちゃならないのかもしれない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.26~p.27)

【引用おわり】

 A夫は「爪先の白い部分がある」、B子は「ジョギング15分など」が行動目標であった。その行動記録を付けていたのだが、それだけでは行動目標ができるようにならなくなってしまった。記録のみでは、好子としての効果は不十分だった。より好子としての機能が高められものが必要だ。どんな好子を準備すべきなのか。 

2025年1月17日金曜日

【利用者向け1145】笹野観音十七堂まつり

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月17日 金曜日(きんようび)。

 「笹野観音(ささのかんのん)十七堂(じゅうななどう)まつり」という 伝統(でんとう)

 の祭(まつ)りが 行(おこな)われました。

 米沢市(よねざわし)にあるお堂(どう)です。

 山伏(やまぶし)が 護摩壇(ごまだん)と 呼(よ)ばれる 火(ひ)のついたところを

 火渡(ひわた)りする 荒行(あらぎょう)を 行(おこな)うのです。

 参拝者(さんぱいしゃ)も 炎(ほのう)の 残(のこ)る 護摩壇(ごまだん)を 

 渡(わた)るのです。

 家内安全(かないあんぜん) 無病息災(むびようそくさい)を 祈(いの)って。 

問題解決(47) 「三週間後に自己嫌悪」

 行動目標が最初はうまくいっていたのだが、時間が経つうちにだんだんとうまくいかなくなった。いろんな仕事が重なって、決めたどおりの行動目標ができなくなってきた。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第47回目の引用である。

【引用はじめ】

 記録をつけ始めて最初の二週間は、目新しさも手伝って、A夫の爪噛みは減り、B子はほとんど毎日欠かさずジョギングと腕立て、腹筋を続けた。B子の体重は減り、A夫の爪はきれいに伸びていった。二人は会うたびに、目標達成を祝った。

 ところが、三週目、会社の仕事が忙しくなって、残業が続いた頃から、だんだん雲行きが怪しくなってきた。ある晩、夜の10時過ぎまで残業していたA夫は、パソコンで書類を作成しながら爪を噛んでいる自分に気がついた。「や、やばい」と思いながらも、自分で自分の行動を止められず、あっという間にせっかく伸びていた爪をほとんど噛みきってしまった。おなじみの自己嫌悪である。B子の方も、会社から疲れて帰ってから公園までジョギングに行く気にならず、お風呂から上がるとテレビを見ながらお菓子を食べてしまっていた。これまた自己嫌悪に陥りながら。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.26)

【引用おわり】

 行動目標が守れなくなると、自己嫌悪に陥りがち。なんて、できないんだろうと思ってしまう。意志が弱いからかなあ。どうすればいいんだろう。悩みは尽きない。こんな事では堂々巡りで何の解決にもならない。どうすれば、問題解決を図れるか。行動目標が確実に達成する計画が必要なのだ。

2025年1月16日木曜日

【利用者向け1144】やぶ入り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月16日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「やぶ入(い)り」です。

 「やぶ入(い)り」って 聞(き)いたことありますか。

  昔(むかし) 奉公(ほうこう)していた人(ひと)たちが 休暇(きゅうか)もらって

 実家(じっか)に 帰(かえ)ることができた日のことです。

 一年間(いちねんかん)に 1月16日と 7月16日の 二日(ふつか)しか休(やす)みは

 もらえなかった。

 たったの 二日(ふつか)の休暇(きゅうか)のうちの 一日(いちにち)が 1月16日の

 休(やす)みだったのです。

 今(いま)は 週(しゅう)に二日(ふつか)の休(やす)みがあります。

 昔(むかし)は 一年間(いちねんかん)で 二日(ふつか)だけしか休(やす)みが

 なかったのです。

問題解決(46) 「最初の二週間はうまくいった」

 行動目標がはっきりすると、すべきことがやりやすい。 "爪噛み" を減らす、 "毎日、ジョギングを15分" などだ。うまくいったら、記録もつけた。二週間は目標どおりすることができたのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第46回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫の行動目標は "爪噛み" を減らすことと簡単に決まった。B子は体重を減らすことだが、そのために "甘い物を食べる" のを減らさなくてはいけないと思い込み、でもそれはあまりに彼女の人生をつまらないものとするので悩んでいた。結局、運動不足も問題だからということで、 "毎日、ジョギングを15分、腕立て伏せを20回、腹筋を20回する" というように、運動を行動目標にすることにした。行動目標に関しては、記録を毎日つけてグラフを描くことにした。

 記録をつけ始めて最初の二週間は、目新しさも手伝って、A夫の爪噛みは減り、B子はほとんど毎日欠かさずジョギングと腕立て、腹筋を続けた。B子の体重は減り、A夫の爪はきれいに伸びていった。二人は会うたびに、目標達成を祝った。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.26)

【引用おわり】

 A夫もB子も行動目標どおりうまくやることができた。二週間は行動目標がしっかりできて万万歳である。そのあともうまくいったか。続けることができたか。そこもしっかりみていく必要がある。 

2025年1月15日水曜日

【利用者向け1143】小正月

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月15日 水曜日(すいようび)。

 1月1日は 「大正月(おおしょうがつ)」に対(たい)して 1月15日は

 「小正月(こしょうがつ)」といいます。

 「小正月(こしょうがつ)」までが 「松(まつ)の内(うち)」です。

 門松(かどまつ)を 飾(かざ)る期間(きかん)です。

 昔(むかし)は 「元服(げんぷく)の儀(ぎ)」を この「小正月(こしょうがつ)」に

 行(おこな)っていました。

 それで 1月15日が 「成人(せいじん)の日」でした。

 今年(ことし)の 「成人(せいじん)の日」は 1月13日でした。 

問題解決(45) 「行動目標を決める」

 達成目標が決まったら、その目標を実現するための行動目標が必要だ。体重を減らすといっても、それが達成する行動はどうあるべきかを明らかにしなければならない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第45回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫とB子は、まず、達成目標と行動目標を決めることにした。達成目標とは、最終的に何を達成したいかという目標、行動目標は達成目標のためにすべき、あるいはすべきでない行動に関する目標である。A夫は達成目標を "すべての指の爪の先に、噛み後のない白い部分が2ミリ以上あること" とし、B子は "体重X㎏" とした。

 さて、A夫の行動目標は "爪噛み" を減らすことと簡単に決まった。B子は体重を減らすことだが、そのために "甘い物を食べる" のを減らさなくてはいけないと思い込み、でもそれはあまりに彼女の人生をつまらないものとするので悩んでいた。結局、運動不足も問題だからということで、 "毎日、ジョギングを15分、腕立て伏せを20回、腹筋を20回する" というように、運動を行動目標にすることにした。行動目標に関しては、記録を毎日つけてグラフを描くことにした。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.25~p.26)

【引用おわり】

 達成目標は比較的簡単に決めることができる。それをどのように達成するかが難しい。そのための行動目標だ。そして、行動目標がどのように変化しているか、グラフ化して明らかにすることが重要だ。 

2025年1月14日火曜日

【利用者向け1142】琴桜1勝1敗

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月14日 火曜日(かようび)。

 大関(おおぜき) 琴桜(ことざくら)は 大相撲(おおずもう) 初場所(はつばしょ)

 2日目で 初黒星(はつくろぼし)。

 1勝(しょう)1敗(ぱい)になった。

 横綱(よこづな)をねらう場所(ばしょ)なので がんばってほしい。

 みんなで 応援(おうえん)しよう。

  

問題解決(44) 「達成目標と行動目標」

 爪かむ癖を直す、体重を減らすなど何とかしたい。明確な目標を決めて、目標が達成できるようにする。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第44回目の引用である。

【引用はじめ】

 A夫には爪を噛む癖がある。恥ずかしくしょうがない。大の大人になって自分で自分の行動がどうにもできないのが悲しい。また、友人であるB子は気に入った洋服のサイズが合わず、太ったことをとても気にしていて、大好きなケーキも我慢している。この問題を二人で協力してパフォーマンス・マネジメントで解決できないかと考えた。

 二人は、まず、達成目標と行動目標を決めることにした。達成目標とは、最終的に何を達成したいかという目標、行動目標は達成目標のためにすべき、あるいはすべきでない行動に関する目標である。A夫は達成目標を "すべての指の爪の先に、噛み後のない白い部分が2ミリ以上あること" とし、B子は "体重X㎏" とした。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.25)

【引用おわり】

 最終目標として、数値による目標を設定した。それが達成すべき目標だ。その目標が達成するまでのプロセスとしての行動目標はいかにすべきか。しっかり検討する必要がある。

2025年1月13日月曜日

【利用者向け1141】成人の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月13日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「成人(せいじん)の日」です。

 「おとなになったことを お祝(いわ)いする」日です。

 天童市(てんどうし)などで 「二十歳(はたち)を祝(いわ)う会(かい)」などが

 12日に行(おこな)われました。


   

問題解決(43) 「強化によるマネジメントが有効」

 好子によって、強化するマネジメントを使うと職場も明るくなる。適切な行動に対して、その直後に好子を随伴するやり方である。職場環境が良くなる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第43回目の引用である。

【引用はじめ】

 派生の原理は嫌子だけでなく、好子に関しても働く。チェックリストを有効に活用して、人間関係を改善することもできる。新人の目標達成を誉めることだけに集中して人間関係を改善することもできる。主任を避けていた従業員が声をかけるようになった。自分を認めてくる人、話を聞いてくれる人、強化の原理が働いている職場は、派生の原理によって好子化する。嫌子を使った弱化によるマネジメントより、好子を使った強化によるマネジメントの方が有効な理由がある。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.22~p.23)

【引用おわり】

 派生の原理は、嫌子にも好子にも働く。嫌子によって行動を弱化するより、より良い行動を好子を使って強化する方がいい。周りにもいい影響があるからである。 

2025年1月12日日曜日

【利用者向け1140】スキー記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月12日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「スキー記念日(きねんび)」です。

 1911年(明治めいじ44年)1月12日 オーストラリアの軍人(ぐんじん)

 テオドール・レルヒが 日本(しほん)の青年将校(せいねんしょうこう)に

 スキー指導(しどう)しました。

 みんなは スキーをしていますか。

 最近(さいきん)は スキーをする機会(きかい)も 減(へ)っています。



  

問題解決(42) 「職場が暗い」

 工場内の事故が多いので、その防止のために主任は必死だ。事故防止行動を守らないと、従業員は叱られる。それが嫌で、従業員たちは主任を避けるようになっている。だから、職場も暗い雰囲気になっている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第42回目の引用である。

【引用はじめ】

 主任に叱られてばかりいると、 "叱られること" だけでなく、その主任の姿や声までが嫌子になる。職場で怒られてばかりいれば、職場そのものが嫌子になる。主任の目を見て話さないというのは、主任の顔が嫌子になって、顔を見る行動が弱化されてしまった証拠だ。主任が来ると他の作業場所へ逃げるというのは、主任と話をするのが嫌子になって、それを避ける行動が強化されてしまった証拠だ。

 こうなると職場は暗く惨憺たるものになる。出勤する行動さえ弱化されてしまうかもしれない。会社嫌い症候群だ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.22~p.23)

【引用おわり】

 主任から従業員は名前を呼ばれると、顔をそむけてしまう。小言を言われるかもしれないからだ。主任がやってくると、用事もないのに別な作業場所に行く。主任から声をかけるのが嫌だからだ。従業員たちは、事故防止のことで叱られているので、それを聴くのを避けているのである。 

2025年1月11日土曜日

【利用者向け1139】鏡開き

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月11日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「鏡開(かがみびら)き」の日です。

 正月(しょうがつ)に 神(かみ)だななどに お供(そな)えした鏡(かがみ)もちを

 食(た)べる日です。

 神様(かみさま)などに感謝(かんしゃ)して 無病息災(むびょうそくさい)を

 祈(いの)って おもちを食(た)べます。

 雑煮(ぞうに) お汁粉(しるこ) あんこもちなどかな。

 楽(たの)しみです。


  

問題解決(41) 「主任に叱られると」

 工場内の主任が事故防止のため、従業員に対してうまくいかないと、叱ってしまう。そのことが悪循環で、従業員たちは主任を避けるようになっている。それによって、事故防止も思いどおりにいってないのが現状である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第41回目の引用である。

【引用はじめ】

 叱ったり、怒鳴ったり、脅したりする、嫌子を使ったマネジメントには、さらに重大な欠点がある。それは、嫌子を使う人、その場所、時間などが、派生の原理によって嫌子化してしまうこと。そして、嫌子を避ける行動が強化されるようになることだ。

 主任に叱られてばかりいると、 "叱られること" だけでなく、その主任の姿や声までが嫌子になる。職場で怒られてばかりいれば、職場そのものが嫌子になる。主任の目を見て話さないというのは、主任の顔が嫌子になって、顔を見る行動が弱化されてしまった証拠だ。主任が来ると他の作業場所へ逃げるというのは、主任と話をするのが嫌子になって、それを避ける行動が強化されてしまった証拠だ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.22)

【引用おわり】

 主任の叱るといったことでは、従業員たちの安全行動を増やすことにはつながらない。結局、主任が嫌われる結果になってしまっている。主任の言うことさえ、信頼されなくなってしまう。関係性が最悪になっていることに気づくべきなのだ。 

2025年1月10日金曜日

【利用者向け1138】初市

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月10日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 山形市(やまがたし)中心部(ちゅうしんぶ)で 「初市(はついち)」が

 開催(かいさい)されます。

 江戸時代(えどじだい)から続く 伝統行事(でんとうぎょうじ)です。

 160店(てん)の 露店(ろてん)が 並(なら)びます。

 のぞみの家(いえ)も 出店(しゅってん)します。

 あいにく 大雪(おおゆき)になりました。

 どのぐらいの人出(ひとで)になるか 心配(しんぱい)です。

   

問題解決(40) 「派生の原理」

 嫌子によるマネジメントは、あまりお薦めできない。叱られたという事実によって、その人を避けるようになるなどが起こるからだ。叱られた場所や時間なども、嫌子となる可能性もあったりする。要注意である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第40回目の引用である。

【引用はじめ】

 「叱られることは嫌子なんだから、とにかく何らかの行動は弱化されていないとおかしいじゃないか!!」という主張もある。そこで、どんな行動が弱化されているか。それは、"叱られる直前にしていた行動すべて"である。今日の昼飯をどこで食べるか考えていたら、それが弱化される。機械の操作を間違えた瞬間だったら、それが弱化される。でも、こんなにタイミングよく叱るのは実は難しい。逆に、たとえば叱られる寸前に頭が痒くて掻いていたら、それが弱化されるかもしれない。最悪、その時に従事していた作業をする行動が弱化されてしまうかもしれない。

 叱ったり、怒鳴ったり、脅したりする、嫌子を使ったマネジメントには、さらに重大な欠点がある。それは、嫌子を使う人、その場所、時間などが、派生の原理によって嫌子化してしまうこと。そして、嫌子を避ける行動が強化されるようになることだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.21~p.22)

【引用おわり】

 「派生の原理」は、行動の直後の好子や嫌子が随伴することによって、そこにあった人・物・状況に影響するのである。要するに、人・物・状況も好子になったり、嫌子になったりする。「派生の原理」に十分留意して、行動の制御にあたる必要がある。 

2025年1月9日木曜日

【利用者向け1137】すごい雪降り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月9日 木曜日(もくようび)。

 天気予報(てんきよほう)どおり すごい雪降(ゆきふ)りになっています。

 なくなりかけていた雪(ゆき)が どっと増(ふ)えています。

 明日(あす)まで この雪降(ゆきふ)りは 続(つづ)きます。

 雪(ゆき)かきは 雪降(ゆきふ)りが 止(や)んでからやるか。

  

問題解決(39) 「何が弱化されるか」

 叱られたり、怒鳴られたりするというのは、嫌子による弱化されることになる。その直前の行動が弱化するのである。嫌子が随伴した直前の行動に影響を与える。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第39回目の引用である。

【引用はじめ】

 死人テストという考え方がある。ABC分析をするとき、適切な行動に注目しているかどうかを判断するのに役立つ。死人テストでは『行動とは死人にできないことすべて』と考える。だから、死人にできることなら行動として適切ではない。"マスクをしない" とか "安全靴をはかない"とか "工具を整理整頓しない" のように「~しない」と行動を定義すると、すべて死人の得意技になってしまい、強化の原理も弱化の原理も適用できなくなるのだ。

 「叱られることは嫌子なんだから、とにかく何らかの行動は弱化されていないとおかしいじゃないか!!」という主張もある。そこで、どんな行動が弱化されているか。それは、"叱られる直前にしていた行動すべて"である。今日の昼飯をどこで食べるか考えていたら、それが弱化される。機械の操作を間違えた瞬間だったら、それが弱化される。でも、こんなにタイミングよく叱るのは実は難しい。逆に、たとえば叱られる寸前に頭が痒くて掻いていたら、それが弱化されるかもしれない。最悪、その時に従事していた作業をする行動が弱化されてしまうかもしれない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.21~p.22)

【引用おわり】

 嫌子によって、その直前の行動が弱化される。その行動の頻度は減少することになる。叱った、怒鳴ったの直前にはどんな行動をしていたか。その直前の行動は弱化され、減っていくのだ。 

2025年1月8日水曜日

【利用者向け1136】大雪の予報

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月8日 水曜日(すいようび)。

  今夜(こんや)から 大雪(おおゆき)の予報(よほう)が出(で)ています。

 送迎(そうげい)の車(くるま)も 渋滞(じゅうたい)に まきこまれるかもしれません。

 運転士(うんてんし)さんは 安全運転(あんぜんうんてん)で 運行(うんこう)して

 くれます。

 いつもより 時間(じかん)がかかっても 心配(しんぱい)しなくてもいいです。

 大雪(おおゆき)は 10日の 金曜日(きんようび)まで続(つづ)く予報(よほう)です。

問題解決(38) 「マスクをつけないは行動の原理が働かない」

 マスクをつけないというのは、行動とは言えない。マスクをつけるというのは、行動だ。行動は、強化の原理や弱化の原理など行動の原理が働く。行動でないマスクをつけないのは、行動の原理が働かない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第38回目の引用である。

【引用はじめ】

 主任から叱られることは、なぜ弱化として働かないのか。人から叱られること、怒鳴られることは、ほとんどの場合、嫌子として働く、嫌子が出現しているのだから、弱化の原理が働いていないとおかしいというのは理にかなっている。弱化の原理は行動が繰り返して起こらなくなるように働く。

 「でも、たとえばマスクをつけていないのを減らしたいんだから、それを叱って弱化すればいいじゃないの?」という考えがある。

 ところが、死人テストという考え方がある。ABC分析をするとき、適切な行動に注目しているかどうかを判断するのに役立つ。死人テストでは『行動とは死人にできないことすべて』と考える。だから、死人にできることなら行動として適切ではない。"マスクをしない" とか "安全靴をはかない"とか "工具を整理整頓しない" のように「~しない」と行動を定義すると、すべて死人の得意技になってしまい、強化の原理も弱化の原理も適用できなくなるのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.21)

【引用おわり】

 「~しない」というのは行動ではない。行動とは「~する」である。死人ができることは、行動ではない。行動は死人ができないことだ。だから、マスクしないことは、行動でない。マスクすることが行動なのだから、そのことを強化するにはどうするか考える必要がある。 

2025年1月7日火曜日

【利用者向け1135】七草の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年1月7日です。

 今日(きょう)は 「七草(ななくさ)の日」です。

 七草(ななくさ)がゆを食(た)べて 今年(ことし)の 無病息災(むびょうそくさい)を

 願(ねが)うのです。

 七草(ななくさ)とは セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ

 スズシロです。