2026年5月31日日曜日

周囲が皮肉を強化

 部下の小田切は否定的な発言が多い。みな小田切のことを皮肉屋と称している。なぜこうした言動が多いのだろう。小田切の性格や特性のせいと決めつけると問題解決ができなくなる。 

【引用はじめ】

 どんな行動でも、強化の随伴性があるから繰り返される。小田切が皮肉に聞こえる言動を繰り返すのも、たとえば図3-1のような随伴性が成立しているからである。

 小田切の皮肉な発言を強化しているのは、周囲の同僚たちだ。周囲の人々は、小田切の皮肉を何とかならないかと苦々しく思いながら、実は、それとは気づかぬうちに自分たちが小田切の皮肉を強化している。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.70~p.71)

【引用おわり】

 小田切の皮肉な発言を、周囲の人たちが反論することによって、ますます皮肉な発言が繰り返される。周囲の反論が反発となって、小田切の皮肉な発言を強化するのである。

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