2026年5月29日金曜日

人の行動を変える実効性のあるアプローチ

 彼は皮肉屋で困っている。何でも皮肉をまじえて否定的な発言をする。会議などにおいては、そうしたことで全体が一気にしらけてしまう。こうならないようにするには、どうすればよいか。

【引用はじめ】

 「彼は○○屋だ」という具合に人間を定型的な分類に当てはめることは、人の話をするときには便利な方法だ。日常生活でするぶんにはいっこうにかまわない。しかし、相手の行動を変えようとするときには、意味がないし、危険だ。そういう捉え方をしている限り、その人は永遠に変わらないし、変える手段も見つからない。人を変えるためには、レッテルではなく具体的な行動に注目しなければならない。それこそが実効性のある行動分析学的なアプローチである。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.70)

【引用おわり】

 皮肉屋と決めつけると、そうした行動は変えられないと思ってしまう。皮肉屋とは具体的にどんな行動をさしているか。皮肉とは、言葉の表面と本音が異なっていることをさす。皮肉屋は、性格の問題ではなく、行動の問題ととらえることである。こうした問題を明確にすることによって、そうした行動を変え、望ましい行動を生み出せる手立てを見出せるようにするのである。

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