2020年9月7日月曜日

即時強化

 シェイピングを効果的・効率的に行うにはどうするか。
 その一つが「即時強化」を行うことである。 
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で256回目となる。

【引用はじめ】


 中間的に設定した目標を達成したら、すぐに強化することがきわめて大切だ。
 シェイピングは「できない」ことを「段階的にできる」ようにしていくための工夫だ。
 したがって、「ここまでは上手にできるが、そこから先は失敗する」という状況が常につきまとう。
 だから、上手にできた瞬間に好子を提示しなければ、そこから先を失敗して、強化するためのタイミングを逸してしまうからである。
 できたときの喜びを、体に深く覚えこませることが、正しい行動の学習と、さらなる挑戦への意欲を促進する。
 できた瞬間にタイミングよく強化することがポイントとなるのである。
 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.157、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 最終目標を目指す中間目標を段階的にできるようにする。
 それには、中間目標が確実に達成できなければならない。
 中間目標ができたら即時強化しなければならない。
 そして、徐々にステップアップして、最終目標まで到達できるようにするのである。

2020年9月6日日曜日

シェイピングのコツ

 部下が上司の求める行動ができるようにするにはどうするか。
 上司が求める最終目標まで到達していない状況においては、シェイピングを用いるのがいい。
 低レベルの行動から高レベルの最終目標まで徐々にレベルアップするのである。
 このシェイピングを効率的に行うにはどうするか。 
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で255回目となる。

【引用はじめ】


 効果的・効率的なシェイピングのコツは次のとおり。
 ① 即時強化
 ② 細かな中間目標設定
 ③ 挫折したら一歩引く
 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.157~p.158、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 ターゲット目標がうまくできたら、即時に強化することが重要である。60秒以内が原則である。
 さらに、最終目標までの中間的な目標を細かく設定することである。続けて成功できるようにすることだ。
 次に、挫折したり、失敗するようなことがあったら、前段の目標に戻る。
 これらに留意した対応が必要である。

2020年9月5日土曜日

部下に甘く接するべきか、厳しく接するべきか

 部下が上司の求める行動ができるようにするにはどうするか。
 上司が求める最終目標まで到達していない状況においては、シェイピングを用いるのがいい。
 低レベルの行動から高レベルの最終目標まで徐々にレベルアップするのである。
 部下に対して、甘く接しているわけではない。
 適切に接しているのである。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で254回目となる。

【引用はじめ】


 職場ではよく「部下に甘く接するべきか、厳しく接するべきか」ということで議論となる。
 途中まではできたが最終成果にはたどりつけなかった部下がいた場合、成果が上がらなかったのだから褒めてはいけないのか、それとも途中までできたことを褒めるべきなのか。
 分化強化が繰り返し行われるシェイピングのことがわかっていれば、その答えを見つけることができる。
 つまり「その人が普通にできるぎりぎりの線を上回ったら、褒める」というのが正解だ。
 楽にできることを褒めるのは甘すぎる。
 逆に、まだできないことを、褒める対象とするのでは厳しすぎる。
 だから、部下を常によく見て、現時点での最適な中間目標を設け、それを達成したら褒めるようにすることがポイントである。
 全員に対して画一的な基準で接することは間違いなのだ。
 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.156、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 今できない行動をできるようにするには、徐々にステップアップするプログラムが必要である。
 本人の行動にあったステップにするのだ。
 そのステップは低レベルでもなく、高レベルすぎるものでないようにすることが重要だ。
 本人の行動にとって適切な中レベルのものでなければならない。

2020年9月4日金曜日

強化の対象を徐々にレベルアップ

 今までできなかったこと、経験したことのない行動を身につけるには、シェイピングという方法を使うのがいい。
 低レベルの行動から徐々にレベルアップして最終目標に到達するのである。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で253回目となる。

【引用はじめ】


 シェイピングで重要な点は、本人の行動がレベルアップしていくに従い、それまでは好子を与えていた低レベルの行動には好子を与えるのをやめることだ。
 行動を最終目標に向かって徐々にレベルアップさせていくためには、現在の強化対象と、それまで強化していた低レベルの行動とをはっきり切り分ける必要がある。
 強化対象のレベルを上げたら、それ以下の行動には、好子を与えてはならない。
 これを分化強化というが、もし、強化の対象をレベルアップさせなかったら、どうなるか。最終成果にたどりつかない低レベルの行動でも好子が得られるとなれば、人はいつまでも低レベルの行動に甘んじてしまうだろう。
 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.155~p.156、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 低レベルの行動ができるようになったら、次のレベルができるようになるまで好子を与え強化する。
 それができるようになったら、次のレベルの行動に好子を与える。
 低レベルの行動から高レベルの行動へと徐々にレベルアップするのがシェイピングである。
 最終目標に向けて段階的に強化していくのである。

2020年9月3日木曜日

徐々に最終目標へと近づけていくのがシェイピング

 今までできなかったこと、経験したことのない行動を身につける。
 それには、シェイピングという方法を使う。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で252回目となる。

【引用はじめ】


 シェイビングを使って、新しいスキルを獲得させ、人の成長を加速させる。
 それには、シェイビングをする際に目指す最終目標となる目標行動を決める。
 次に、今現在できる行動の中から、目標行動に一番近いものを選び、それを出発点の行動にする。
 これは、個々人によって異なるものとなる。
 目標と出発点が決まったら、シェイビングを開始する。
 まず出発点の行動を十分に強化する。
 強化しなければ、行動は身につかない。
 今できることよりも一段レベルアップしたら好子を与える。
 そうやって徐々に最終目標へと近づけていくのがシェイピングである。

 

 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.154~p.155、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 シェイピングでは、最終目標まで一段ずつ着実にステップアップするようにする。
 出発点ができるようになったら、次のステップができるようにするまで強化する。
 そして、それができるようになったら、もう一段ステップアップした行動を強化する。
 こうした行動を繰り返して、最終目標まで到達できるようにするのだ。

2020年9月2日水曜日

これまでできなかった行動を身につけるための方法

 今までやったことがない、経験したことのない行動を身につけるにはどうするか。
 それが、シェイピングと呼ばれるものである。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で251回目となる。

【引用はじめ】


 強化の原理とは、すでに存在する行動に対し、好子を随伴させることにより、その行動を増やしていくものである。
 しかし、仕事にかかわる行動に限らず、やらなければならないと頭ではわかっていても、今現在はまったくできていない行動というものもある。
 新入社員にとっては、仕事は初めてのことの連続で、話には聞いていたとしても、実際は生まれて初めてやることになる行動だってある。
 そのような、今まで一度もしたことのない、あるいはやってみてもできなかった行動はどうやって身につけたらよいのだろうか?
 少しはできるのであれば、それを上手に強化して増やすことはできる。
 しかし、強化は行動の直後にするものだから、行動が始まらないことには、強化のしようがないのである。
 これまでできなかった行動を身につけるための方法、それがシェイビングである。
 シェイビングで、新しい行動を形作るのだ、

 
 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.153~p.154、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 新入社員はさまざまな行動を身につけなければならない。
 コピーのしかた一つにしても聞いたり見たりして学ばなければならない。
 新しい行動を一つずつ身につけ、形作っていくのだ。
 行動分析学では、それをシェイピングと呼んでいる。

2020年9月1日火曜日

見当はずれな努力は報われない

 仕事が効率的に身につくようにする方策はないものだろうか。
 見当はずれなことばかりで無駄な努力をしないようにしたい。
 そう考えるのは人情である。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で250回目となる。

【引用はじめ】


 営業の目標は、製品を売ることだ。
 しかし、「売れる人」になるためには、通常、長い年月がかかる。
 それを大幅に短縮し、経験の少ない人でも早く「売れる人」になれるための工夫の一つが、シェイピングだ。
 シェイピングとは、形を作るという意味だ。
 これまで身についていない行動の形を作り上げるのがシェイピングと呼ばれる方法である。
 仕事というのは、最終的な目標に向かって膨大な努力と試行錯誤を繰り返す。
 もちろん、努力は重要であり、試行錯誤は貴重な学習経験となる。
 しかし、見当はずれな努力は報われない。
 報われなければ、努力するという行動そのものが弱化され「モチベーションやモラールが下がった」状態になる。
 また試行錯誤も程度問題であり、いつまでも錯誤していては時間がかかって仕方がない。
 昔のように時代の流れがゆっくりであればともかく、スピードが要求される現代に、のんびりとした成長は許されないだろう。

 
 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.152~p.153、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】


 新しい仕事の習得に効率性を考慮して対応する。
 それがシェイピングと呼ばれるものである。
 試行錯誤をできるだけ少なく行えるようにする方策といってよい。
 今まで身についてなかった行動を作り上げることである。