事故防止のための安全行動がわかっいても、なかなか身につかない。従業員にとっては、わかってはいる。それでも、やれない。なぜか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第36回目の引用である。
【引用はじめ】
事故を未然に防ぐための安全行動について、何を、いつ、どのようにしなくてはならないかは従業員全員が知っていた。安全行動を怠ったときの重大さも承知だった。それなのに、どうしても安全行動は守られなかったのだろうか? パフォーマンス・マネジメントの重要な指針の一つが次のとおりである。
この指針を忘れてしまうと、口を酸っぱくして言ってもきかないから「わかっていない」「真剣に考えていない」「不真面目だ」等々、個人攻撃の罠にはまりやすくなる。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.20)
【引用おわり】
事故が起きないようにする。怪我しないようにする。非常に大事なことだが、意外とその防止のための安全行動が守られない。マスクをつける、ヘルメットをかぶるなど、ちょっとしたことだが、わずらわしかったりしてついついやらなかったりする。事故なんて滅多に起こらないとの認識もある。そんなこんなで、安全行動が守られず、事故が起きると大騒ぎになったりする。
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