爪かむ癖を直す、体重を減らすなど何とかしたい。明確な目標を決めて、目標が達成できるようにする。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第44回目の引用である。
【引用はじめ】
A夫には爪を噛む癖がある。恥ずかしくしょうがない。大の大人になって自分で自分の行動がどうにもできないのが悲しい。また、友人であるB子は気に入った洋服のサイズが合わず、太ったことをとても気にしていて、大好きなケーキも我慢している。この問題を二人で協力してパフォーマンス・マネジメントで解決できないかと考えた。
二人は、まず、達成目標と行動目標を決めることにした。達成目標とは、最終的に何を達成したいかという目標、行動目標は達成目標のためにすべき、あるいはすべきでない行動に関する目標である。A夫は達成目標を "すべての指の爪の先に、噛み後のない白い部分が2ミリ以上あること" とし、B子は "体重X㎏" とした。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.25)
【引用おわり】
最終目標として、数値による目標を設定した。それが達成すべき目標だ。その目標が達成するまでのプロセスとしての行動目標はいかにすべきか。しっかり検討する必要がある。
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