2025年1月13日月曜日

問題解決(43) 「強化によるマネジメントが有効」

 好子によって、強化するマネジメントを使うと職場も明るくなる。適切な行動に対して、その直後に好子を随伴するやり方である。職場環境が良くなる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第43回目の引用である。

【引用はじめ】

 派生の原理は嫌子だけでなく、好子に関しても働く。チェックリストを有効に活用して、人間関係を改善することもできる。新人の目標達成を誉めることだけに集中して人間関係を改善することもできる。主任を避けていた従業員が声をかけるようになった。自分を認めてくる人、話を聞いてくれる人、強化の原理が働いている職場は、派生の原理によって好子化する。嫌子を使った弱化によるマネジメントより、好子を使った強化によるマネジメントの方が有効な理由がある。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.22~p.23)

【引用おわり】

 派生の原理は、嫌子にも好子にも働く。嫌子によって行動を弱化するより、より良い行動を好子を使って強化する方がいい。周りにもいい影響があるからである。 

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