爪噛みの癖をなくすために、いろんな工夫をした。ABC分析、行動記録などである。こうしたパフォーマンス・マネジメントによる自己管理が役立つことがわかった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第61回目の引用である。
【引用はじめ】
新しい方法を試すと必ず数週間は爪を噛まなくてすむ。A夫にも、自分の癖をある程度はコントロールできるという自信がついた。うまくいかないときは、その理由をABC分析から推定できるという自信も、それから、自分の行動を記録して実験してみることの楽しさにもはまってしまった。
自分に自信を持つと自己管理がうまくいくわけではない。そう考えると「自己管理がうまくいかないのは自分に自信がないからだ」と個人攻撃の罠にはまってしまう。真実はどうやら逆のようである。自己管理がうまく行くと自信は後からついてくる。そして自己管理を成功させるためにはパフォーマンス・マネジメントが役立つ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29~p.30)
【引用おわり】
ねらい通りのことができないと、自信をなくし、個人攻撃の罠にはまってしまう。パフォーマンス・マネジメントにより、自己管理に努め、問題解決を図るのである。それにより、うまくいくことで、自信がつくのである。
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