体重増加を気にしていたB子は、運動することが初めなかなか続かなかった。パフォーマンス・マネジメントの工夫によって、運動そのものが楽しくなり、今ではアスレチッククラブに通って汗を流すまでなった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第58回目の引用である。
【引用はじめ】
B子は、パフォーマンス・マネジメントでジョギングや腕立て、腹筋を続けるうちに、派生の原理が働いて、体を動かしたり、汗をかいたり、筋肉がはることが好子になってしまった。運動すること自体が好きになってしまったのだ。そこでB子は、近所のアスレチッククラブに入会した。今では記録もつけていない。その必要がないからだ。B子は自分の体重は自分でコントロールできるという自信を身につけた。とてもハッピーである。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29)
【引用おわり】
B子にとって、運動することによって、体を動かすことが快感になった。汗かくのも気持ちがいい。筋肉がはるのもやりがいを感じた。そうした運動の心地よさを味わうために、アスレチッククラブにも入会した。理想の体重を維持できるようになったのである。
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