いつの間にか爪噛みしてしまう。その癖をなおしたい。それで、習慣逆転法という方法を取り入れてやってみた。うまくいった期間もあったが、それが長続きしなかった。それで新たな試みをやっている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第59回目の引用である。
【引用はじめ】
A夫は、それほど素晴らしい成果を上げていない。習慣逆転法(問題行動とは同時に起こりえない、両立しない行動を分化強化すること)は三週間成功したが、年度末で仕事が忙しくなったとき、ついついまた爪を噛んでしまった。こういう時は、一度噛み始めると止まらなくなる。それでも個人攻撃の罠には陥らずに、次々と新しい方法を試している。今は、手首に輪ゴムを巻いて爪を噛むたびに輪ゴムをはじくという輪ゴム療法を試している。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.29)
【引用おわり】
爪噛みの癖を減らすために、習慣逆転法を用いた。まずは、爪を噛んでいることに気づいたら、すぐに止め、噛んだ方の手を握りしめ、頭上に腕を伸ばして3分間保持するのだ。しかし、うまくいったのは、3週間。その後は、仕事にかまけて習慣逆転法を用いなくなった。そうすると、爪噛みが無意識にやっていた。それで、習慣逆転法でも別な輪ゴム療法を取り入れている。爪噛んだら、手首に巻いた輪ゴムをはじく。嫌子出現による弱化である。この結果はどうだったか。
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